スキマ時間に楽しめるカジュアルゲーム【ちょゲつく編】

今回はCygamesのカジュアルゲームブランド『ちょゲつく』を紹介する。『つくれん』とはまた毛色の違ったカジュアルゲームが盛りだくさんなので、前回好みに合うゲームを見つけられなかった方も要チェックだ。

年末年始のスキマ時間に楽しめるカジュアルゲーム【つくれん編】はこちら

ネタ要素多めでみんなで楽しめる

『ちょゲつく』はゲーム自体は1人用でも、みんなでワイワイ楽しめるような、ネタ感の強いものが多くリリースされている。そういう意味では移動中に1人でじっくりというよりは、友達や家族といるときのひまつぶしにいいのかもしれない。ここでは、その中でも特にネタ感の強い3本を選んでみた。

キルベジ

爆弾を手に迫る反乱野菜をライフルで次々と撃ち抜くスナイピングアクション『キルベジ』。爆弾に照準を合わせて撃ち抜けば、近くの野菜にも連鎖的に誘爆し、スッキリとした爽快感が味わえる。

反乱野菜が持っている爆弾に照準を合わせて撃ち抜く。野菜自体を撃っても少し後退させられるだけなので、よく狙って正確に撃ち抜こう

野菜が密集しているところを撃ち抜けば、周りの野菜に誘爆して一掃できる。あえて野菜がたまるのを待って、一撃で仕留めるのも1つの手だ

ステージによっては、特殊な攻撃や攻略法があるボスが登場することもある。ボス戦でも通常の野菜は出現し続けるが、焦りは禁物だ。常に冷静沈着であることが、スナイパーの鉄則だ。

ボスには元ネタの野菜を活かしたさまざまな特徴がある

野菜を撃ち抜いたときに出るジュースを集めて、貫通力や照準精度を高められる能力強化も可能。まずは「貫通」のレベルを上げるのがおすすめ

全ステージでクリアタイムが記録されるので、1人で黙々と挑むのもよし、友だちと最速タイムを競うのもよしなゲームだ。エンドレスで野菜が出続けるEXステージもオススメなので、ぜひチャレンジしてほしい。

ネヅキ漁

「ネヅキ」と呼ばれる巨大サンドワーム漁を体験できる釣りゲーム『ネヅキ漁』は、カジュアルゲームとは思えない重厚なストーリーが特徴だ。東京からやってきた若者とネヅキ漁の神様と謳われる漁師の、人情あふれる物語が劇画調のイラストと共に描かれる。

ネヅキ漁の神様ヒサオの元に、弟子入りを志願するヤス。何か事情があるようだが……?

釣りパートでは砂煙を上げながら動き回るサンドワームに、モリを打ち込んでワイヤーが切れないよう、テンションに気をつけながらリールを巻く。カジュアルゲームと甘く見ていたが、テンションの維持がシビアで意外と難しい。

リールを下にスワイプして巻き取る。上部のゲージでテンションを確認しながら巻き上げていこう

ステージは「第一話」「第二話」という形式で進み、ちゃんとしたエンディングも用意されている。ネヅキに命を懸ける漢(おとこ)達の熱い闘いを、その目に焼き付けよう。

最強!グンマ海軍

スマホゲームでもたびたびネタになる群馬県だが、『ちょゲつく』でも群馬県をテーマにしたゲームがリリースされている。それが『最強!グンマ海軍』だ。

グンマ陸軍の電撃的な県境侵犯行為に対し、トチギ、イバラキ、サイタマ、チバの四県は、包括的な軍事協定を締結し利根川流域を軍事封鎖。それを見たグンマ県は利根川にグンマ海軍を展開し、海を目指して進軍するのだった。……というのが本作のストーリーだ。

四県に「グンマ県民に二度と海水浴はさせない」と宣言されたグンマ県。これを受けてグンマ海軍は前橋風花元帥の命により、高崎より海を目指すのであった

戦闘は基本的に自動で行われ、プレイヤーは回復やボムなどスキルの使用に徹する。敵戦力と自軍の状況を把握して、適切なタイミングでのアイテムの使用が求められる。一見簡単そうに見えるが、スキルを使うタイミングが少しズレただけで戦況は一変する。また、ステージ最深部にはボスが待ち構えており、スキルの残弾数を考えながらプレイしないと、攻略は難しいだろう。

砲弾飛び交う戦場では、1つの判断ミスが命取りになる。スキルを使うタイミングは非常に大事だ

新たな艦船の建造や改装、スキルの強化も行える。艦船はそれぞれ能力が異なるので、艦隊の編成はよく考えて行おう

作中では群馬県を揶揄するような言葉もあるが、これは群馬県出身である開発者本人のあふれる郷土愛の現れだ。どうか、怒らないでほしい。ネタ要素の多い『ちょゲつく』の中でも特にテンションの高い作品で、このあふれる郷土愛をぜひ体感していただきたい。

ちょゲつく最新作:ボク本当は勇者なのにっ!!

最後に、ちょゲつく最新作『ボク本当は勇者なのにっ!!』の紹介だ。本作は、なぜかスライムに変身してしまった勇者をフリックで操作し、他の勇者の攻撃を避けながら魔王の城を目指すゲーム。

勇者の攻撃範囲は一定で、それを上手く避けるようにスライムを動かす

ステージが進むと勇者はどんどん増え、攻撃タイミングも避けづらいものになっていく

勇者以外にも、火の玉を放つ魔法使いなど様々なキャラクターが、元勇者のスライムを攻撃してくる。キャラクターごとに攻撃方法もタイミングも違うので、なかなか攻略しがいのあるゲームだ。

この4作品はどれも1ステージ2~3分で終わるので、ちょっとしたひまつぶしにピッタリだが、みんなでいっしょに遊ぶのもとても楽しい。年末年始に帰省した際など、家族や友だちとわいわいとプレイしてみはいかがだろうか。

(C)Cygames, Inc.