【中の人に聞く攻略法】第1回: グランブルーファンタジー

仲間とともに空を駆け、仲間とともに冒険をする、壮大なファンタジーソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』。キャラクターデザインに皆葉英夫氏、音楽を植松伸夫氏と、豪華スタッフも話題を呼んだが、美しいグラフィックとこだわりぬいた世界観、そして初心者にも遊びやすいゲームシステムで、2014年3月のサービス開始以降、登録ユーザーが400万を超える大ヒットゲームとなっている。これから始めるユーザーに向けたおすすめの攻略情報をプロデューサーの春田康一さんに直々に聞いてみた。

こだわりぬいた世界観で“今のファンタジー”を描く

――『グランブルーファンタジー』の誕生したきっかけをおしえてください。

春田康一さん(以下春田):Cygamesでは、2013年当時はソーシャルゲーム『神撃のバハムート』を中心に展開していました。CyDesignation代表の皆葉英夫(以下、皆葉)とCygames代表の渡邊耕一(以下、渡邊)が、“ファンタジーゲームを作ろう”と始めたのがきっかけです。そのきっかけから、皆葉がコンセプトアートやキャラクターデザインを進め、2013年1月にそのデザインを春田が見せてもらったのがゲーム開発プロジェクトのスタートでした。

グランブルーファンタジーのプロデューサー春田康一さん

――『グランブルーファンタジー』というと、なんといっても空! 空や雲の描写が美しいというイメージが強いのですが、こだわりがあるのでしょうか。

春田:空に限らず、イラストに関していうと、背景からキャラクター、モンスター、武器、仲間になる召喚石(星晶獣)、全部のイラストそれぞれが統一したこだわりと世界観をもって描いています。たとえば、この背景や空のイラストには、キャラクターがアニメチックで立っていたら、世界観が合わず何か違和感を覚える世界が誕生していたでしょう。イラストを手掛けるすべての人が同じ世界観を持つことによって、『グランブルーファンタジー』という世界観が作られています。空や雲の描写を素敵と感じていただけているのは、その他に登場するイラストが同じ世界で引き立ててくれているからだと思います。

この1枚からわかるとおり、背景、キャラクター、武器など細かい装飾にいたるまで、こだわりと描き込みが伝わってくる

グランブルーファンタジー序盤の攻略はコレです

――これから『グランブルーファンタジー』を始める方向けに、序盤のアドバイスをいただけますでしょうか。

春田:まず、序盤向けのアドバイスとしましては、メインクエストをどうやって進めていくかが重要です。クエスト開始時に自分のキャラクターや召喚石が選べる編成画面の「おまかせ編成」のボタンを押すと、「○属性が有利なクエストです。」と表示されるので、基本的にこの属性に合わせてください。合わせる優先順位としては、まずキャラクター。そして武器については、左端に表示されるメインウェポンだけは、必ず属性を合わせてください。召喚石も同様に、左のメイン召喚石は属性を合わせることがポイントです。属性を合わせることで敵のモンスターの弱点をつけますので、約1.5倍のダメージが出て、よりクエストの攻略がしやすくなります。

クエストの戦闘を始める前に、必ず編成を確認しよう

――クエストの種類がたくさんありますが、メインクエスト、フリークエストなど、どれから進めたらよいでしょうか。

春田:我々としては、第16章まではメインクエストを進めてほしいと思って組み立てています。

――それは何か理由があるのですか?

春田:まず、ストーリー的に第16章まで進めることを最初の目標にしてほしいです。実は、第17章以降の敵はちょっと強くなっています。第16章までは順調に進められるように設計されているので、そこまでやりきって、次に第16章クリア時に登場したフリークエストを進めていってもらいたいですね。その後、グリフォンからユグドラシルまでのマルチバトルをやって、すべてをクリアした後、第17章以降を進めるのもいいですし、マルチバトルのハードをプレイしたり、毎月月末に開催しているシナリオイベントに参加したりするのがおすすめです。そこまで進めて初心者卒業という感じですね。

メイン以外にも、日替わりや期間限定など、さまざまなクエストが用意されている

――フリークエストはそんなに強くないので、メインクエストの合間にプレイするのもありでしょうか。

春田:そうですね。APの調整でプレイしたり、レベル上げのために経験値稼ぎ用にフリークエストを繰り返しやるのもいいと思います。一度クリアすれば画面はスキップできますので、数をこなすのにも手ごろです。

Sレア確定の10連ガチャがお得

――宝晶石の使い道は、やはりためてガチャですかね?

春田:そうですね。できれば3,000までためて、Sレアが確定で出る10連ガチャを回していただくのがいいと思います。

――ガチャキャンペーンまで待った方がいいですか?

春田:序盤でしたら、ほしいキャラクターや召喚石がない場合は好きなタイミングで10連ガチャを回してもいいでしょう。一方で、ひたすらためて、好きなキャラクターを見つけるまでやり込むのもおもしろいと思います。武器もスキル付きのものが多く出るので、強化素材として使うことでパーティー全体が強くなり、むだになりません。

ソロで進めるなら回復職もおすすめ

――主人公のジョブは、どれを目指すといいでしょうか。ダークフェンサーがおすすめと聞きましたが。

春田:ユーザーさんの間ではダークフェンサーが人気ですね。ダークフェンサーをめざす場合は、エンハンサーからアルカナソードに進めて、ジョブチェンジをしていきます。もし、もっとRPGっぽく遊びたいという方は、ビショップを目指すと、ソロでやるメインクエストは進めやすいです。初期に入るカタリナが回復アビリティを持っていますが、どうしても1人の回復だけでは足りないので、回復できるジョブにするのもありかと思います。

ダークフェンサーとビショップ。どちらも上位職のため、基本職をレベル20まで習得する必要がある

この仕様は発明かと思った!?

――戦闘画面で、自動で戦ってくれるAUTO機能がありますが、自動戦闘時は回復してくれないんですね。気付くとヤバいことになっていたり……(笑)。

春田:楽に勝てるバトルではない場合は使わないことを推奨します。初心者がオートでやっても、基本的に勝てないので……。『グランブルーファンタジー』では初見のクエストでは負けても消費したAPが返ってくるので、一度オートで進めてどんな敵か調べるという活用方法もあります。

クエストを進めていくにつれ、敵のレベルも上がり、手ごわくなる。AUTO戦闘では回復や召喚も行われないため、気付けば全滅ということも!?

――APが戻るというのは、プレイヤーにやさしい仕様ですよね。

春田:思いついたとき「発明かな」と思いました(笑)。ユーザーさんにも好評で、こういった仕様のおかげで、初心者の方にもプレイしやすい環境を作れた気がします。

――ちなみに、知っておくと得する情報がありましたら、こっそり教えてください!

春田:そうですね……。トレジャーショップの交換アイテムは、交換できる数がそれぞれ限られていますが、実はある一定の期間を過ぎると、交換できる数が復活します。その1つにエリクシールハーフやソウルシードといった、APやBPを回復するアイテムがあります。これをこまめに交換できるように素材を集めておくと、APを回復させつつ継続してプレイが可能です。

9月の東京ゲームショウで重大発表が!

――クロスメディア展開については、秋に発表があるそうですが……?

春田:それは、9月の東京ゲームショウまで待っていてください(笑)。今回、Cygamesのブースは『グランブルーファンタジー』オンリーで、すべてが大きな発表です! 初日のいちばん初めに行う『スペシャルプレゼンツ』というステージで、1時間半かけて発表しますので。

――お楽しみはゲームショウでということですね! 最後にプレイヤーの方に向けてメッセージをいただけますか。

春田:『グランブルーファンタジー』は読み物としても楽しめるゲームです。いつ始めても楽しめる仕様になっていますので、今からプレイを始めても大丈夫です。また、新しい物語、続編や新たなストーリーも展開していきますので、それらを楽しみにしていただければと思います。

(c)Cygames, Inc.