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『レーシング娘。』のiOS版配信記念! オリジナルR娘をかけたメディア対抗カート大会をレポート

  • 2016年03月01日

DMM.com POWERCHORD STUDIOの愛車擬人化&シミュレーター『レーシング娘。』。そのiOS版がApp Storeにて配信が開始された。これを記念して、12のゲームメディアによるカート大会「レーシング娘。カップ」が開催された。熱いバトルの模様をレポート!

オリジナルR娘の権利を手にしたのはどのメディア? 本物のカートでゲキアツのバトル!

2016年2月29日にiOS版がリリースされた愛車擬人化シミュレーター『レーシング娘。』。これを記念して、メディア対抗カート大会が行われた。

参加したのはGame Deets、アプリ★ゲット、アプリ学園、9Bit、Gamer、GAME Watch、ファミ通App、ファミ通.com、4Gamer、TAPPLI、電撃オンライン、ミートアイの12媒体。この12チームがタイムアタックで予選を競い、上位チームと下位チームの2つに分けてそれぞれの優勝を決めるというのが、本大会の流れだ。

予選は2人ペアのタイムアタック

参加者は、バリバリのカート経験者から、カートどころか免許もないという人までさまざま。元トヨタのプロドライバー・窪田善文氏から「安全に」「楽しく」という諸注意を受け、さっそく予選スタート!

レースといいながらも、安全に楽しむのがいちばん大事。危険走行などでイエローカードを2枚受けてしまうと、罰金(500円)の支払いが発生するというルールだ

参加チームは12メディアだが、コース上を同時に走れるのは6台まで。そこで、予選では1台を2チームでローテーションし、1時間の走行時間中で自己ベストのラップタイムをチームメイトと合計し、予選の順位を決めるという方式となっていた。

ちなみに、われらGame Deetsチームはアプリ★ゲットチームと同じマシンで予選にチャレンジ。シャーシに、エンジンとその他のパーツが載っているのみという構造のカートは、ドライバーの体重も加速などの面で走行タイムに大きな影響を受ける。Game Deetsのドライバー2人は110kg&80kgと、かなりのハンデを背負った状態……。女性ドライバーの2人組と比べると2倍以上ある!

パワステもサスペンションもなしで、走るということのみに特化したレーシングカート。熱で表面がどろどろになったスリックタイヤが印象的だった

1番手は、Game Deetsの田中。これまでのカートの経験から、スピンが大幅なタイムロスにつながることは理解している……。理解はしているのだが、スピードがのらないとカーブなどでハンドルが激重になるのに苦戦。当たり前だが、カートにはパワーステアリングなんてついていない。

レカロのシートにお尻が収まらなかった経験のあるGame Deetsファーストドライバー田中。座れなかったらどうしようかと心配したが、何とかなった模様

安全運転で5周ほどしたところで、Game Deetsの2番手松本にドライバーチェンジ。なお、このときのベストラップは1分10秒。こんなもんかと思っていたら、周りはみんな、1分切っている!?

学生時代は自動車部だったこともある田中。ジムカーナでハンドルを切るのに飽きて退部したのだが、また同じような経験をすることになるとは、20年前の彼に知る由もない

慎重な田中に対してガンガン攻める松本。スピンも多いが、周回ラップは圧倒的に速い。ベストラップは42秒台と、なかなか優秀である。その後はアプリ★ゲットの山田氏と大谷氏にバトンタッチ。そして、この2人がむちゃくちゃ速い! どれくらい速いかというと、ベストラップが33秒台&34秒台と田中の半分。体重も半分くらいだし……多分。

アプリ★ゲットの2人はべらぼうに速い! 予選でもダントツのトップに

ピットインの戦略がズバリ当たった決勝戦!

予選でのタイム集計の結果、Game Deetsチームは下位グループ決勝の3番グリッドからのスタートに。なお決勝は、20分の走行時間中の周回数を競うというルールだ。上位グループと下位グループでそれぞれバトルを繰り広げ、双方の上位チームに賞品が与えられる。

決勝のスターティンググリッドでレースクイーン(?)と記念撮影!

ちなみに、各チームとも必ず3回ピットインしなければならないという特別ルールも。ピットインによるタイムロスは大きいので、このあたりの戦略も最終結果に大きく影響する。実際には、各チームとも5分前後でピットインしてドライバーチェンジを行っていたのだが、Game Deetsチームは5周ごとにドライバーチェンジする作戦を採用。走っている最中は必死なので、あんまり難しいことを考えるのは同時にできないのだ。

3番グリッドからスタートしたものの、セーフティーな走りを心掛けたために一気にビリになる田中。記事的にはおいしいが、プライド的には実に微妙……

だが、このシンプルな作戦が大当たり。各チームとも同じくらいのタイムでピットインするので、ピットは大混雑。しかしながら、Game Deetsチームは違うタイミングでピットインすることに。田中も予選のセカンドトライアルでは1分を切っていたので、周りに先駆けてドライバーチェンジができた。

密集した状態で競り合うライバルたちを尻目に、余裕のドライバーチェンジ。ピットロードは徐行運転を厳守!

ピットが混んでいるということは、セカンドドライバーである松本がコースにいるときは、行く手を遮るライバルカーが少ないということでもある。ここで一気にアドバンテージを稼ごうと思ったが、松本がスピン!

クルーに助けてもらい、走行を再開する松本。攻め続ける走りがスピンの失点をものともせず、上位に食いつく大健闘ぶり。その後のピットインでも5周で交代作戦が功を奏し、ドライバーチェンジは非常にスムーズ。かくして田中の調子も上がってきて、全車が同一の周回数でファイナルラップへ……。結果は表彰式までおあずけだ。

下位グループの結果発表の前に、上位グループの決勝が行われた。圧倒的な速さを誇るアプリ★ゲットチームと、それに食らいつく4Gamerチームの実質的な一騎打ち。周回数も下位チームとは比較にならない!

そして上位チームの決勝も終了し、結果発表の表彰式へ。一度はビリにまで落ちたGame Deetsチームだったが、もろもろの幸運から、何と下位グループで優勝!! セカンドドライバーの松本が攻め続けた結果、終盤にはかなり速いラップで周回できるようになっていたのが大きなポイント。ゲームの中でもかくありたいものだ。ちなみに上位チームの決勝では、下馬評通りにアプリ★ゲットチームが優勝を果たした。

Game DeetsのオリジナルR娘がゲームに登場!

正直なところ、「ビリじゃなきゃいいや」くらいの心持ちでレースに臨んだのだが、思いがけない優勝に現実が認識できず、後になってじわじわと歓喜の気持ちが込み上げてきたのはここだけの話。表彰台のてっぺんから見下ろすというのは、実に気分がいいものだ。

かくして大きなアクシデントもなく、無事にカート大会は終了。なお優勝賞品は、1位になったメディアのロゴをつけた特別仕様のオリジナルR娘が、ゲーム内でドロップするようになるという特典だ(今回参加した他メディアのR娘は敵として登場)。つまり、Game DeetsのオリジナルR娘を誰もが手に入れるチャンスが生まれるということ! イラストや登場時期などはあらためて告知することになるが、このイベントは3月15日にスタート予定だ。ぜひ『レーシング娘。』をプレイしてゲットしてもらいたい。

(C)DMM.com POWERCHORD STUDIO