【西川善司のモバイルテックアラカルト】第15回: 2016年はFREETELのSAMURAI KIWAMI×MVNOにします

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この連載第10回で、「大画面☆マニアとしての西川善司的スマホ選び」という話題をお届けしました。この回では、ボクがどうして大画面スマホが好きなのか? という理由の紹介から、当時、購入可能だった大画面スマホの主要機種を紹介しました。今回は、あの回を受けての内容になります。

第10回「大画面☆マニアとしての西川善司的スマホ選び」はこちら

さらば「XPERIA Z ULTRA」

第10回では、そろそろ携帯電話キャリアの2年縛りが溶けて更新月を迎えるにあたり、当時使っていた大画面スマホの名機、ソニー「XPERIA Z ULTRA」から乗り換えるかも知れない……という予告をしました。

結論からいえば、au版「XPERIA Z ULTRA」(以下、SOL24)をから機種変更をして、さらにauからのキャリア変更をしました。

キャリア変更の理由はシンプルに、auの今期モデルに6インチ台の大画面スマホがなくなってしまったこと……です。

基本的にSOL24自体に大きな不満はなかったのですが、頻ぱんに使用アプリが増えてきた昨今では、一部のアプリがオンメモリ状態にできず、アプリ自体がスタンバイにならずに再起動となってしまうことが使い勝手を下げていました。

このあと、再び2年縛りになって、さらに頻ぱんに使用するアプリが増えていくと、使い勝手がさらに悪くなることが予見したので、より高性能なCPUや容量の大きいメモリー(RAM)のモデルに買い替えた方がいいだろう……と考えるに至ったのです。

ちなみに、SOL24はプロセッサ(SOC)にQualcomm Snapdragon 800(クアッドコア)、メインメモリー(RAM)は2GBでした。2、3種の中小規模アプリを巡回活用している分には、今でもなんの不満もない機種でした。

ありがとう、そしてさらば……「XPERIA Z ULTRA」。

ようこそ、はじめまして「SAMURAI KIWAMI」

さて、端末を何にするかにあたり、前回でも少し触れていますが、6.8インチのHUAWEI「P8max」、7.0インチのシャープ「AQUOS PAD」(SH-05G)あたりを候補に決めていました。

しかし、昨年に360°全天全周撮影カメラのリコー「THETA S」を購入して以降、全天全周映像の撮影にハマってしまい、スマホをはめ込んで使う「VRゴーグル」が手放せなくなってしまい、ギリギリVRゴーグルにはめられるサイズである6.0インチのFREETEL「SAMURAI KIWAMI」に決めてしまったのです。

画面サイズが6.0インチで画面サイズダウン……という事態に、個人的に満足はしていないのですが、液晶パネルの解像度がフルHDのSOL24よりも高い2,560×1,440ピクセルということで妥協しました。

SOL24でかなキー画面を表示したところ

SAMURAI KIWAMIでかなキー画面を表示したところ

ただ、画面のビューサイズがタブレットモードではないせいなのか、解像度の高さの割りにはアイコンサイズがやや大きめで、一部のアプリの画面表示も拡大気味の表示です。

「Ingress Intel MAP」の画面。同拡大率で表示させてもKIWAMI SAMURAIはマップの表示エリアが狭い印象

プロセッサはCPUにARM Cortex-A53/64ビットを8基搭載したオクタコア構成(ただし、同時駆動は4コアのbig.LITTLE構成)、GPUはImaginationのPowerVR G6200、RAMは3GB、ROMは32GBとなっており、2016年としてはミドルアッパークラスのスペック相当といったかんじです。

802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)対応、Bluetooth 4.1LE対応、NFC対応(ただし、Felica非対応)など、最近のスマホで対応する周辺/I/O機能はほぼ全対応となっていました。

実際の使用感ですが、SAMURAI KIWAMIのOSはAndroid5.1で、SOL24がAndroid 4.2どまりでしたから、ユーザーインターフェースの使い勝手が変わっていて少し戸惑いました。まぁ、使っているうちに慣れました。

バッテリー容量は3,400mAhで、なかなかの大きさです。実際に使ってみての「保ち」は、SOL24と同じくらいという感じで、普通の頻度でネットアクセス中心で使っている限りはほぼ1日は保つ感じでした。Ingressで画面を付けた状態で連続で使っていると、保って5~6時間といったところでした。

ちなみに、公称スペックとして連続通話時間990分(16時間半)、連続待受時間300時間となっています。重量は約180gで、実際持ってみた感じも重くはありません。

本体寸法はH159.5×W82.9×D8.9(mm)と6.0インチ画面搭載スマホの部類としてはコンパクトで、普通に片手で持てる大きさです。

6.4インチサイズのSOL24に使い慣れていたこともあって「なんだか小さいスマホになってしまったなぁ」という感想だったんですが、世間的にはこいつもまだまだ大きい部類なんですよね。

SAMURAI KIWAMI対応のレザーケース。ストラップはレザーケース側に付けた

レザーケース背面。専用設計ということもあってカメラ機能のみならず、指紋認証装置もちゃんと使えるデザイン

ボクはスマホにネックストラップを付けるのが好きなのですが、ボディにはストラップ取り付け穴はありませんでしたので、代わりに、手帳型のSAMURAI KIWAMI対応レザーケースを購入して、これにストラップを付けました。

SIMスロットは2つありますが、国内ではどちらか一方しか利用できない仕様になっています。また、microSIMとnanoSIMの両方に対応していますが、microSDカードスロットとnanoSIMスロットは兼用になっているため、microSDカードを利用する場合は、microSIMスロット+microSDカードという構成で使うになることになります。

ちなみに、microSDカードは128GBにまで対応しているとのことで、Team Micro製のSDHC/SDXC UHS-1 COLOR CARDシリーズ(128GB)を購入して挿入したところちゃんと128GBカードとして認識してくれました。SAMURAI KIWAMIは、全天全周映像ビュアとしても活用する予定ですから大容量microSDカード対応はうれしい限りです。

SIMスロットは2つあるが、片方はmicroSDスロット兼用なので、このような使用スタイルがオーソドックスなSAMURAI KIWAMIの使い方になるか

メーカーや端末ごとに精度にばらつきのあるGPS機能は、SAMURAI KIWAMIではまずまずといったところ。実際に地図アプリやIngressなどの位置情報活用ソフトを使ってみた実感としては、地磁気センサーの精度はSAMURAI KIWAMIの方が優秀で、東西南北の方向をかなり正確に表してくれますが、位置取得精度に関してはSOL24の方が優秀という印象を持ちました。

さて、SAMURAI KIWAMIはいわゆるSIMフリーのスマホですから、どこかの通信キャリア(MVNO)と契約してSIMを自分で購入・契約する必要があります。これも「重大な選択」となるわけですが、ボクの場合、自宅のインターネット環境をOCNで構築していることから、その絡みで「OCN モバイル ONE」を選択して契約しました。

契約したのは約2,000円の月内通信量3GBプラン。au時代はほぼ同契約内容で7,000円くらいはしていましたから、けっこうな通信費削減となりそうです。

おわりに~VRゴーグル環境もスマートに

この連載の前回で「スマホをはめ込んで使うVRゴーグル」として「Tera VRBOX」も紹介しましたが、こちらを改めて購入して見たところ、ギリギリSAMURAI KIWAMIを収納することができました。

6インチスマホまで収納可能なVRゴーグル「GP 3DVRゴーグル」。価格は3,000円前後

スマホをトレイにはめ込んで、HMD部に収納する方式

ただ、ホルダーの一部が、SAMURAI KIWAMIの電源ボタンにあたってしまい、収納時にこの電源ボタンの長押し操作となり、再起動メニューが出てしまうことから、ホルダーの干渉部分をニッパーでカットしました。

この連載の前回で紹介した「GP 3DVRゴーグル」では、はめ込みフレームの角、エッジ部分をだいぶ大がかりに焼きごてで整形しなければならなかったのと比べればかなり楽でしたし、見映えにも改造感がなくいい感じです。SAMURAI KIWAMIユーザーには、「Tera VRBOX」の方がおおすめだと断言できますね。

SAMURAI KIWAMIは、このトレイにぴったりとハマったのだが、バネ仕掛けのホルダー部分がSAMURAI KIWAMIの電源ボタンを押すような格好になってしまうため、この干渉部分をニッパーでカットした