カートゥーンウォーズ3【ゲームレビュー】

全世界で累計8,000万以上のダウンロードを記録した、GAMEVILによる戦略ディフェンスデームの人気シリーズ「カートゥーンウォーズ」の3作目が、この『カートゥーンウォーズ3』だ。シンプルな外見の棒人間たちを味方ユニットにし、自分の城を守りつつ敵の城を落とす通常のバトルのほか、レイドやウェーブなどさまざまな楽しみが待っている。

棒人間たちが動きまくる人気戦略ディフェンス最新作

『カートゥーンウォーズ3』に登場する味方ユニットは、多くの人が落書きで書いたことがあるであろう「棒人間」たちだ。ごくシンプルな外見の彼らを次々と呼び出し、敵の城を落としていく「ディフェンスゲーム」というジャンルに属するゲームとなる。

自動的にたまる「マナ」を使って味方ユニットである棒人間たちを呼び出し、敵の城を攻める。ユニットはそれぞれ性能やコストが異なるので、どの順番どのタイミングで出すのかが重要となる

自分の城を攻められ、落とされると負けになるが、この城もただ黙って攻撃されるだけではない。やぐらの上から矢を飛ばして攻撃できるのだ。これをうまく使って、自陣に攻めこまれているときは、防御力の高い壁役となるユニットを出して、攻撃は上空からの矢による攻撃に任せるという手段も使える。

左端にある自陣の城は上から矢を放つことができる。召喚ユニットと矢をうまく使って敵の攻撃をしのぎつつ、攻め込もう

基本的には右端にある敵の城まで攻めこみ、HPをゼロにすれば勝ちだが、エリアごとの最後のステージなどではボスが登場し、これを撃破でステージクリアとなる。もちろん、ボスはほかのユニットに比べはるかに強敵だ。

ボスは自陣まで攻め込んでくるので、ユニットだけでなく城からの矢の支援を受けつつ叩こう

個性豊かな棒人間ユニットたち

味方として召喚できるユニットは、全部で50種類以上用意されている。中でも主役級のユニットたちは、みな黒と白の、らくがきのような棒人間スタイルで描かれている。

バーサーカーと手裏剣忍者。手裏剣忍者は後方から攻撃できるだけでなく、脚が速いので戦場まですばやく移動できる

マッドゴーレムと鉄のシールドマン。どちらも壁役として優秀だが、ゴーレムはコストが高いのでステージの最初はシールドマンに頼ることになる

どのユニットも☆5まで進化できる育成要素がうれしい

それぞれのユニットは「成長」「強化」「合成」「進化」の4つの育成項目がある。「成長」は別のユニットを使って経験値を得て、「強化」はレベルはそのまま能力値を上げる。「合成」は2つの成長しきったユニットを使って1ランク上のユニットを生み出し、「進化」は1つ上のランクの同ユニットに変化する。

バトルを繰り返すことで経験値がたまって、レベルが上がる。ただし、ランクを上げるには別のユニットが必要になってくる

自分のユニットとして使えるものは、すべて☆5まで進化することが可能。どのユニットにも特徴があり、使いどころがあるのもうれしいし、☆5までランクアップするのであれば、捨てユニットなどないということだ。

シンプルな棒人間だが、ユニットごとに特徴があり、進化するごとにより強そうに変化していく

通常とは別の3つのバトルモードで楽しみ方が増える

基本となるのはステージクリア型のベーシックなディフェンスゲームだが、今作ではそれ以外に3つのバトルモードが用意されており、フレンドとともに楽しめるようになっている。

レイド

「レイド」は通常のバトルと同様のルールで別ユーザーと戦うモードだ。リアルタイムでの対戦ではなく、相手は別のユーザーのユニットだけを使ったCPUとなる。

相手も同じようなユニットを使ってくるので、混戦になるとよくわからなくなってくる

チームバトル

「チームバトル」はお互い4つの代表ユニットを出して戦闘させるモードだ。すべてオートでの戦闘となるため、チーム編成とその個体の強さがカギを握る。

ユニットたちが画面内を激しく動き回ってバトルを繰り広げる。見ている分には面白いが、自分のユニットがどれなのかわからなくなる

ウェーブ

「ウェーブ」は、自軍のユニットから7体の代表を出撃させ、押し寄せてくる敵を蹴散らしながらどこまで進めるのかというモードだ。HPのほかに時間制限もあり、ある程度の敵を倒すと時間延長のアイテムなどが手に入る。

自軍のユニットは足の速さに違いもあるので、遅いユニットは敵軍に辿り着く前に戦闘が終わってしまうこともある。特定のユニットを一定時間スピードアップさせることもできるので、うまく使おう

ディフェンスゲーム初心者に入門用としておすすめ

棒人間という、誰もが描いたことがあるようなキャラクターが画面内で暴れる様は見ていて非常に楽しい。また、同じステージでも敵のユニットが出てくる順番やタイミングは異なってくるので、繰り返し挑戦しても展開が変わってくるのも面白い。

ディフェンスゲームとしてはベーシックなものなので、こういったジャンルが初めての方でも入りやすいだろう。「カートゥーンウォーズ」の3作目にあたるが、前作までをプレイしていなくても問題ない。ディフェンスゲーム初心者にこそプレイしてもらってその楽しさを味わってほしいゲームだ。

  • 使用した端末機種:iPhone 5
  • OSのバージョン:iOS 8.3
  • プレイ時間:約4時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:105
  • 課金総額:0円

(C)GAMEVIL Inc.