【中の人に聞く攻略法】第7回: ベーモンキングダムΩ

ベーゴマを回して相手とバトルする、新感覚のベーゴマ対戦ゲーム『ベーモンキングダム』が、12月18日より『ベーモンキングダムΩ(オメガ)』としてパワーアップ。新たに導入されたGvGなどの新要素から序盤の攻略までを、パオン・ディーピーの落合信也さんと柏木雅亘さんに話を聞いた。

リバイバル企画から生まれたベーゴマゲーム

――まず『ベーモンキングダム』が誕生したきっかけについて教えてください。

落合信也さん(以下、落合):2014年に社内で「リバイバル」をテーマにした企画の募集があり、そこで出たアイデアの1つがベーゴマでした。

パオン・ディーピー ゲーム事業部サブマネージャーの落合信也さん(左)と、ゲーム事業部の柏木雅亘さん

――モンスターがベーゴマになっているというアイデアは、企画段階からあったのですね。

落合:そうですね。企画時点でのタイトルが、すでに『ベーゴマモンスターズ』という名前でした。ベーゴマのバラエティを増やし、コレクションする楽しみもできるということで、モンスターがベーゴマに宿っているという設定になりました。

ベーモンキングダムのバトル画面。モンスターが宿ったベーゴマ同士でバトルする

――最初の企画から、現在のゲームの仕様に至るまでどんな変更があったのでしょうか。

落合:いろいろな仕様変更がありました。当初、場に出すベーゴマは複数で、たくさんのベーゴマがぶつかりあう様子を楽しむというイメージでした。ですが、実際にゲームとしてプレイしてみると、複数ベーゴマがあると動きが激しすぎて目で追えなかったのです。また、場に出しても何も操作できず、見ているだけになってしまう。それで、1対1の対決にして、対戦をわかりやすく表現しました。さらに、バトル中もコマの操作ができるようにしました。この2点が大きく変わったところです。

――開発にあたって、こだわったポイントはどこでしょうか。

落合:ベーゴマの操作が複雑にならないよう、誰でもできるシンプルな操作にこだわり、改良を重ねました。あとは対戦がテーマなので、いかに楽しくバトルするかという点にも工夫しました。その1つが「対面対戦」です。1台の端末画面の上下を使い、2人で対戦するというものですが、相手が見えると見えないでは盛り上がり方がまったく違います。

――対面対戦は斬新でしたね。

落合:そうですね、あまり他のゲームではない要素だと思います。ユーザーの方からも、友だちと遊ぶときや人が集まったときに楽しめるという意見もいただきました。対面対戦は、ゲームをもっていない人もすぐ遊べますから。

1台の端末で2人同時に操作してバトルができる対面対戦。ゲームをもっていない友だちとも即プレイ可能

――バトル操作の調整は大変でしたか?

柏木:かなり大変でしたね(笑)。というかいろいろありました。当初はバーチャルパッドのようにボタンで操作するタイプだったのですが、もっと直感的に、ボタンを排除して指で操作できるようにしました。

ヒット&アウェイで敵を翻弄する

――実際の攻略について教えてください。バトルでは、アタック、チャージ、ガードを駆使して戦っていきますが、この3すくみに勝つコツはありますか。

柏木:まず、距離をおくこと。ヒット&アウェイを重視して、相手の動きを見つつ、ガードしたりチャージしたりしてうまく立ち回っていくことです。

落合:狙うのはピヨらせることですので、相手の動きをよく見てください。一方的にやられないように距離を取ることがコツです。

ベーモンは基本の攻撃方法のほか、それぞれ必殺技を持っている

――最初は操作がなかなかうまくいかないのですが、コツはありますか。また、バトルでAUTO機能を使っても勝てますか?

落合:全部自分の指さばきでプレイする人もいますが、かなりのテクニックが必要なので、おすすめはAUTOを使いながら指で補足する方法です。その際の倍速は1倍速でやってみてください。

――ベーモンの重さはバトルで重要なんでしょうか。

柏木:重量級や吹き飛ばされにくく、逆に軽量級は軽く動けます。また、操作感の違いもあります。必ずしも重量級がいいというわけではありません。

落合:重量はリングアウトになるかならないかのときに意識すると思います。重量級は壁がないステージでもあわてず対応できますが、軽量級ははじき飛ばされるリスクがあります。

――ベーモンにはそれぞれ性格がありますが、これはバトルにどう影響しますか?

柏木:他のプレイヤーと対戦するコロシアムで相手側になったときや、AUTO時のAIに違いが出ます。攻撃的なものもいれば、積極的にアイテム取りに行くタイプもいますし、同じベーモンでも性格は異なります。大会で決勝まで行くぐらいの上級者は、性格まで見て、倒れにくいものを選びますね。とはいえ、最初はそこまで性格は意識しなくてよいと思います。

初期ベーモンは合成や売却せずに育てよう

――初心者から中級者ぐらいまでで、おすすめのベーモンがあれば教えてください。

柏木:最初に入手できる3属性のキャラクター「フレイムバード」「アイススネイク」「グリンウルフ」たちは最終進化の星6まで上がります。リーダースキルもその属性の攻撃力を上げるというものなので、かなり使い勝手のいいベーモンです。この初期ベーモンは、合成や売ったりせず、育ててみてください。

――ベーモンの属性でおすすめはありますか?

落合:強さでいうと、やはり虹属性がいちばん強いです。入手できるチャンスがあれば、生かしてください。また、光や闇は弱点が少ないですね。だからといって、火、水、木属性が弱いというわけではありません。さきほどいった初期ベーモンは、進化の幅が非常に広いくておすすめです。

弱点が少ない光属性のベーモン。光デッキはプレイヤーにも人気が高い

――自分のベーモンのデッキはどのように編成すればよいでしょうか。

落合:ベーシックな方法としては全属性をそろえるということですが、まずは自分の好きなベーモンで固めていい気がします。というのも、絶対に強い組み合わせというのはありませんから。お気に入りの1体を見つけて強くして、デッキに入れた上で、足りない属性のベーモンをチームに入れていくのがいいと思います。

クエストや大会、コロシアムなど、バトルの舞台に応じたデッキの編成が重要

柏木:属性をそろえるのが大事です。あとはHPを増やしたり攻撃力を増やしたりするリーダースキルで底上げしてください。

――そのリーダースキルですが、HPを増やすべきか攻撃力を高くするべきか悩ましいです。どちらがよいのでしょう。

柏木:一長一短ありますね。敵が高火力ですぐ倒されてしまう場合、HPが高い方が長く戦えます。逆にコロシアムなど短期決戦したいステージでは攻撃力を重視するとよいかと思います。

落合:HPは持久戦で戦いたいとき向きです。

――デッキ編成では順番も大事だと思いますが、最後に強いベーモンを入れておくのもありですか?

柏木:編成にもよりますが、基本は最初の3体に強いキャラクターを入れておくのが、まずは戦いやすいと思います。

勝利のために相手との相性を見極めよう

――虹属性のベーモンへの対策はありますか。

柏木:星6進化のアスタロトなど、虹のダメージを軽減するアビリティを持っているベーモンを駆使する方法があります。

落合:勝負は属性だけでは決まらないので、種族キラーのスキルを持ったベーモンを入れるなど、相手との相性を見るのも大切ですね。

――虹水晶の使い道は何がいいでしょうか。

柏木:ガチャやベーモン枠などいろんな使い道がありますが、遊び方によって変わってくると思います。枠を広げておくと、育成用や限界突破用など、取っておけますし。

落合:限界突破という、同じベーモン同士を合成させるとステータスが上がる方法もあるので、枠の拡張はした方がいいですね。

――限界突破ですが、限界突破した星5のベーモンを星6に進化させると、ステータス上昇はそのまま上乗せされるんですか?

柏木:いいえ。限界突破前の数値で進化し、限定突破させたベーモンはすべて手元に戻ってきます。それぞれ星6に進化させて、再度限界突破させる必要があります。

同じベーモンを複数そろえて合体する限界突破では、HPや攻撃力などが格段に上がる

――進化用のベーモンが手に入りにくいのですが、入手方法はありませんか。

落合:期間限定でコロシアムでの報酬などでも入手できる場合があります。

――攻略チームから、特級クエストのドロップ率を教えてほしいという要望があったのですが……。

柏木:これは(笑)……具体的な数値はいえませんが、高い方だと思いますよ。難易度の低いクエストよりは確実に出やすくなっています。

――それから【魂】クエストで魂がなかなか落ちないので、運を上げるおすすめベーモンはありますか?

柏木:曜日代わりで初期ベーモンの系列が5属性分、毎日出るようになっています。月曜日から金曜日まで周回していただくとちゃんと手に入りますので、それをリーダーにして運を上げていく方法がおすすめです。

初心者でも楽しめる新要素のギルド

――Ωの目玉でもある新要素のギルドですが、いちばんのポイントはなんでしょうか。

落合:やはり、いちばんの特徴は、ギルドメンバーで巨大な「ギルドベーモン」を育てることです。ギルドでは専用デッキを編成し、そのデッキの強さがギルドベーモンの強さになります。つまり、普段からベーモンを育成していることが、ギルドベーモンの育成にもつながってくるわけです。また、ギルド参加中に「ラッキーガチャ」というものがランダムで当たり、そのときにお得なベーモンが入手できたりします。そうしたものを役立てていってみてください。GvGでは相手のギルドベーモンと戦い、他のギルドも同様に、自分のギルドベーモンと戦います。このバトルによってポイントが得られ、このスコアで勝利が決まります。

ギルドベーモンとのバトル。ギルドメンバーと協力し撃破していこう

――レベルが低いユーザーでもギルドは楽しめますか?

落合:全員が最初からギルドに所属しているので、すぐにギルドに参加できます。ギルド戦のコツがわかったら独立して、自分でギルドを作ることも可能です。

ギルドには最大15人参加できますが、人数は多い方が有利です。というのも、チェインと呼ばれるコンボで、ダメージの倍率を上げていけるので、レベルが低くても手数を増やしていく大事な役割があります。臆せずどんどん参加してみてください。

個人大会とGvGを毎月開催!

――今後のアップデートやイベントの予定について教えてください。

落合:今回のΩが大きなアップデートで、ギルドと合体必殺技が新たに導入されました。イベントでは、個人戦とGvGの大会などを予定しています。12月は前半に個人の大会、後半は最強戦と呼ばれるGvGの大会を行います。

柏木:あとはクリスマスコスチュームのかわいいキャラクターも用意しています。

新要素の合体必殺技。デッキメンバーによる総攻撃は爽快

――最後に、ユーザーへ向けてメッセージをお願いします。

落合:GvGが入ったことで楽しみ方の幅が広がったと思います。1人でも楽しめるし、仲間とわいわいやるのも面白いですよ。対面対戦などさまざまなゲームを用意していますので、自分にあった遊び方で、思う存分楽しんでほしいと思います。

柏木:すでにたくさんの方に楽しんでいただけて、うれしい限りです。これからも強さを競い合ったりして、ベーモンの輪をどんどん広げていってください。

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