Super Dangerous Dungeons【ゲームレビュー】

Jussi Simpanen開発のアドベンチャーアクション『Super Dangerous Dungeons』は、スーパーファミコン時代のゲームを思わせるグラフィックで、お宝を求めて色々なギミックをのり超えてダンジョンを探索するアドベンチャーアクションだ。

お宝を目指してダンジョンに突入

ファミコンやスーパーファミコン世代の人は、このタイトル画面ですでに懐かしさを感じるのではないだろうか。最近のスマホゲームは、コンシューマゲームにも負けないような高グラフィックのものが多いが、これはこれでノスタルジックな雰囲気がいい。

背景のダンジョンだけでなく、SNSや設定などのアイコンまでをもドット絵にして、レトロゲームの雰囲気を演出

操作は左右移動とジャンプだけ

操作はとても簡単で、画面左下に表示された左右の方向パッドと、画面右下に表示されたジャンプボタンをタップして移動するだけだ。ステージのどこかにある鍵を探し出して入手し、ドアへ向かえば次のステージに進めるシンプルなルール。移動、ジャンプともに微調整が難しいので、最初はあっけなく死んでしまうかもしれないが、3~4ステージをクリアするころには感覚をつかめるだろう。

ジャンプして足場を渡り、鍵を入手しよう。閉じていたドアが開くので、そこから次のステージ向かう

細い茶色の足場は、真下からジャンプして乗ることができる。ただし、足場を通り抜けて下へは行けないので注意しよう

さまざまなギミックが行く手をはばむ!

主人公は槍、トゲ、回転のこぎりなどに触るだけで死ぬ。奈落に落ちてももちろん死ぬ。壊れる足場や移動する足場などは、槍やトゲなどに接触してしまうトラップになっていることがあるので油断は禁物だ。全体の動きをよく見てから、先に進もう。

ジャンプが大きすぎたり目測を誤ると、トゲに触れて死んでしまう。移動やジャンプは慎重に行うことが大事。狭い足場への着地や壁のトゲを回避するには、空中で方向パッドを微調整して対応できる

ステージによっては押して動かすことができる木箱を使って、先に進むステージもある。通常のジャンプで届かない高さの場所に登るための足場にしたり、木箱を落としてスイッチを押すなど、使い方はさまざま。木箱をどう使えばうまくクリアできるのか、それを考えるのもまた楽しい。

箱を落としてスイッチを押せば、閉ざされたルートが通れるようになる。壁にスイッチがある場合は、スイッチに触れれば道が開く

ダンジョンの最深部で宝をゲット……だが!

ステージをクリアし続け、ダンジョン最深部で見事お宝をゲット!……したからといって、安心してはならない。ダンジョンを脱出するまでがトレジャーハントだ。宝をゲットすると最後のトラップが発動し、巨大な球体が転がってくる。お約束のような展開だが、これぞまさにアドベンチャーだ。

モタモタしていると球体に追いつかれ、踏みつぶされてしまう。焦らず確実に進めば、無事に逃げ切ることができるはずだ

2つ目のダンジョンは水攻め!?

無事逃げ切ったプレイヤーを待ち構える、次なるダンジョンは「水攻め」だ。行く手をはばむギミックも増え、難易度は格段に上がる。これに比べたら、1つめのダンジョンは丸々チュートリアルといってもいいだろう。

2つめのダンジョンは水が満ち引きして、ちょっとでも水に触れるとおぼれてしまう。水の動きを観察し、引いている間にすばやく移動しなければならない

敵モンスターなどが出てくることはなく、ただただトラップを切り抜けてお宝をゲットする、シンプルなアクションアドベンチャーだ。レトロゲームらしく、ほんのちょっとの操作ミスで簡単に死んでしまうが、どれだけ失敗してもやりなおせるので、時間を掛ければ誰でもクリアが可能だろう。ゲーム内のメッセージなどはすべて英語で、ストーリーが分からない場合もあるかもしれないが、ゲームを進める上でそれを理解している必要はなく、操作方法さえわかっていれば楽しく遊べるはずだ。数々のトラップをかいくぐり、最終ダンジョン目指して突き進んでいこう。

  • 使用した端末機種:iPhone 6 / iPhone 5c
  • OSのバージョン:iOS 9.1
  • プレイ時間:2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

(C)Jussi Simpanen