PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-【ゲームレビュー】

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コロプラの新作『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-』は、横スクロール形式のアクションRPG。2Dでありながらオープンワールドの広大なフィールドを舞台とし、ガチャを廃したシステムを採用した意欲作だ。

超絶ボリュームの育成と冒険が楽しいアクションRPG

『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-』、通称「パニパニ」は、広大な横スクロール型の世界を冒険するアクションRPGだ。

コロプラが配信するタイトルは、『白猫プロジェクト』『バトルガール ハイスクール』『ドラゴンプロジェクト』など、3Dグラフィックをスマホでも遊びやすくしたものが目立つ。

しかし、本作は2Dの横スクロールアクションRPGであり、横方向に広がるオープンワールド的要素も持ち合わせた、スマホ向けタイトルではありそうでなかったシステムが1つ特徴となる。

ゲームの冒頭、最初から使えるプレイアブルキャラクター「天条ソル」と「姫輝スピカ」をはじめとした、13人の中高生たちが、乗り合わせたスクールバスから異世界へ召喚されてしまう。

未知なる世界を舞台に、好きなキャラクターを操り冒険を繰り広げることに……。

スクールバスに乗っていたところ、突然、謎の光に包まれ、異世界へ飛ばされてしまう。ソル、スピカたちの冒険が始まる――

初期プレイアブルキャラクターの「天条ソル」と「姫輝スピカ」。どちらかを選んでスタートすることになるが、ゲームを進めていくと、もう一方も使えるようになる

縦持ちで遊べる横スクロールアクション

左右に広がるフィールドには、敵やダンジョンの入口、さまざまなギミックが存在する。

画面内のボタンがない好きな場所をスワイプすることで移動し、タップで攻撃を行う。

一度攻撃をヒットさせれば、倒しきるまで自動で攻撃を繰り返してくれるため、せわしなく連打する必要はない。

また、敵からの攻撃は、フリックで回避することが可能だ。

特段、高度なテクニックが要求されることはなく、キャラクターの育成とフィールドやダンジョンを冒険することが本作のメイン要素といえる

通常攻撃のほかに「奥義」という技もあり、画面長押しで発動できる。

これらの移動や奥義を実行する感覚は、『白猫プロジェクト』などの感覚に近い。

まるで見えないぷにコンを使っている感覚。上方向へのスワイプでジャンプ、下方向へのスワイプでガードを行うこともできる

ロープなどのギミックも、上下へのスワイプで操作。スマホゲームを経験している人なら、直感的に遊べるに違いない

『白猫プロジェクト』などのほかのコロプラタイトルにも言えることだが、片手だけで操作できるため、通勤中の電車内など、シチュエーションを問わずプレイしやすい。

ストーリーが少しずつ展開されるメインクエストを進め、キャラクターごとに発生するキャラクエストやサブクエスト、ダンジョンの攻略を経験し、広い異世界を冒険していくのが大まかな流れとなる。

メインクエストで立ち寄ることも多いダンジョンは、フィールドの各地に存在。入口にあるヒントを確認して、念入りに準備をしてから挑戦しよう

ガチャに代わる「カプセル」で成長

本作の注目すべきポイントとして、スマホゲームではあたりまえの「ガチャ」システムが一切ないことが挙げられる。

カプセルは、敵を倒した際に一定の確率でドロップするアイテムで、キャラクターやアイテム各種、スキル、パニー(ゲーム内通貨)が入っている。

カプセルは、Sカプセル、アイテム、スキル、パニーの4種類が存在。それぞれ中身が異なる

入手したカプセルは、カプセルマシンに収納されていき、1つずつ開けていくことに。

敵を倒した際に、カプセルにエーテルが注入されていき、満タンになると中身が手に入る仕組みなのだ。

敵を倒すと、画面左上のカプセルマシンにエーテルがたまっていく

基本的には、1つのカプセルを開けたら次のカプセルにエーテルを注入できるのだが、課金アイテム「超宝石」を使うと、複数のカプセルに同時に注入することができる。

つまり、たとえ無課金だとしても、時間をかけてカプセルを開封していけば、強いキャラクターへと育て上げることができるというわけだ。

カプセルは、時間経過で消滅してしまうので、出現確率が低いSカプセルをみすみす失わないよう、超宝石をうまく活用していこう

武器や防具は、フィールドで手に入れたアイテムをもとに製作する。素材をコツコツ集めて目当ての装備を作るのは、狩りゲーのような感覚だ

プレイヤーの行動がキャラクターを強くする

カプセルで手に入れるアイテムと同じくらい重要な育成システムが「スキル」だ。

スキルはスタンダードとスペシャルに大別でき、後者はカプセルから入手するもの。

対して前者のスタンダードスキルは、「ダメージを受ける」「ジャンプする」など、プレイヤーの行った行動により、習得や成長ができるスキルだ。

スキルは種類が非常に豊富。各スキルのレベルを成長させることができ、育成の要素は奥深い

HPの最大値アップや、攻撃力・コンボ数アップなど、基本的な戦闘力に直結するものが多く、これを怠るといつまでも強くなれない印象だ。

意識せずとも習得・成長条件を満たすこともあるが、普段のプレイから条件を満たすようにプレイすることで、効率よく成長できるシステムとなっている。

やり込めば必ず達成できる成長要素なので、ガチャの結果に左右されないという、スマホゲームらしくない仕組みといえるだろう。

ちなみに、使用できるキャラクターはメインクエストを進めていくことで解放され、Sカプセルから排出されるようになる。

Sカプセルから獲得することで、はじめて使用できる。最初に選ばなかったキャラクターや、ストーリーで登場するキャラクターも使えるように

13人の中高生の行方を描くストーリーは先が読めず、ボリュームもありそうなので、やり込めるゲーム性とマッチしていると筆者は感じた。

ストーリー以外の難しいコンテンツや、ほかのプレイヤーとのマルチプレイなど、発展する余地もじゅうぶんあるはずなので、今後の展開にも期待したい。

  • 使用した端末機種:HTC U11
  • OSのバージョン:Android 7.1.1
  • プレイ時間:約5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
  • 課金総額:0円

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