『ミトラスフィア』独占インタビュー【22】: 田中あいみさんに聞く! 大好きなクラゲの役を熱演

ついにリリースされた新作ファンタジーRPG『ミトラスフィア -MITRASPHERE-』(以下、ミトラスフィア)。本作のマスコットキャラクターである「ウパくらげ」役の田中あいみさんにインタビュー! TVアニメ「干物妹!うまるちゃん」で主人公・土間埋役を演じる田中さんは、なりきりボイスで「ぼんロリ」も担当している。

大好きなクラゲの役でうれしさいっぱいの田中あいみさん

『ミトラスフィア』の愛すべきマスコットとして、各所に登場するウパくらげ。

この一風変わったキャラクターを演じる声優・田中あいみさんに、収録後の感想などをうかがってきた。

田中あいみさんの演じるキャラクター

ウパくらげ

「ウパ~~ッ!!」

本作のマスコットキャラクター。体内に取り込んだ不思議な力で「水の泡」をまとい、ふわふわと浮遊する謎の生物。

見た目に反して知能は高いらしいが、より高度な知能を持つウパくらげはしゃべったりもするらしい……?

田中あいみさんにインタビュー!

もともとクラゲが大好きな田中あいみさん!

――収録お疲れさまでした。事前にゲームの資料などを見て、どのような感想を抱かれましたか?

田中:私の担当させていただいた「ウパくらげ」が、思った以上に画面にいっぱいいて(笑)。いろんなところに隠れていて、かわいいなって思いました。

――今回演じられたウパくらげは、どんなキャラクターでしょうか?

田中:すっごくかわいいキャラクターです!! 私はもともとクラゲ自体がすごく好きで、初めてクラゲの役をやれるということで、すっごくうれしかったんです。ついにキタって(笑)。

ウパくらげは空中に浮いていて、周りに水の泡があってゆらゆらってしているんです。それに、しゃべるたびにプルプルって動いたりして、それがすごくかわいいです。

ゲームの雰囲気が全体的に水をテーマしている作品なので、象徴的でいいなって思います。

「ウパ」だけのセリフでさまざまな感情を表現!?

――クラゲのどこが好きなんでしょう?

田中:なんだか見た目が好きで、水族館とかに行くと延々とクラゲのコーナーにいられるくらいです。

――今回の収録で、どのような点にいちばん気をつけましたか?

田中:ゲーム自体のマスコットキャラクターということだったので、皆に愛されるようなキャラになれればいいなと考えました。

怒ったりしても、ちょっと許せるかわいさを出せればいいな、と思いながら演じました。

――苦労したセリフやお気に入りのセリフがありましたら、教えてください。

田中:文字だけだと「ウパ!」しかないんですけど、こんなイメージという説明をしっかりと書いてくださっていたので、戸惑うことなくできましたね。

アクセントの矢印なども書いてくださっていて。ここまで気をつかっていだけるのは、なかなかないですね。やりやすかったです。

ちょっと知能レベルが上がると、見た目もちょっと変わって、少ししゃべれるようになるんですよ(笑)。海賊の帽子をかぶっているウパくらげもいます。

――もしウパくらげが田中さんの身近に本当にいたら、お友だちになれますか?

田中:あ、なれそう! クラゲだから(笑)。意思疎通が難しいかもしれませんが、しゃべれるウパくらげだったらいけます!

ウパくらげとのバトルも発生! 見かけによらず強敵……なのだろうか? 

なりきりボイスは「ぼんロリ」

――さまざまな会話で使われることになる「なりきりボイス」ですが、特定のキャラクターではないということで、難しい点などはありましたか?

田中:うーん、「ぼんロリ」(ぼんやりしている少女)という役柄だったんですが、あんまり難しく感じるところはなかったですね。

自分がバトルで倒されてしまったときのセリフで「おほしさまになるぅ…」というのがあって、なかなか新しいなと思いました(笑)。

たいていは「うう」とか「あー」みたいな感じですけど。このセリフの説明には「スヤッと眠りにつくように」とあって。けっこう気に入っています。

――収録スタッフからはどんな要望がありましたか?

田中:ほとんどのセリフに「眠そうに」と書いてあるんです。

のんびりしていて、感情の起伏がありつつも、全体的にぼんやりしていそうな雰囲気が出せるようにというのが、このなりきりボイスでは大事だったかなと思います。

擬音みたいなセリフも多くて、属性攻撃のセリフは「メラメラ」「ビシャビシャ」「ピュンピュン」って……。これだけ聞いても、いったい何のことだろうって思うかもしれませんけど(笑)。

――過去に演じたキャラクターをだぶらせながら演じるということはありましたか?

田中:こういうのんびりした小さい女の子って、これまでにも演じさせていただく機会があったので、割と自分のやりやすいところでやらせていただいて、よかったです。

『ミトラスフィア』はオートで安心

――お使いになっているスマートフォンは何ですか?

田中:iPhoneですね。

――プライベートでスマホゲームはプレイされますか?

田中:自分が出演させていただいているゲームだと、最初の方だけ遊ばせていただいています。私はゲームが下手なので(笑)。

ゲームをダウンロードして、チュートリアルをクリアして、ガチャを引くところまではやったりします。自分の演じているキャラがガチャにいたら、やっぱり引きたい気持ちになっちゃいますので(笑)。

でも属性とかも把握できなくて、途中で断念しちゃうんです。『ミトラスフィア』の場合はオートがあるので、大丈夫かもしれません!

ホラーは苦手! ファンタジー世界では素早いキャラで活躍したい

――田中さんがもし突然ファンタジー世界に迷い込んでしまったら、どんな職業で活躍したいですか?

田中:私は、『ファイナルファンタジー』とかだとシーフがすごく好きなんです。

――どんなところが好きなんですか?

田中:見た目?(笑) いちばん素早さが高いキャラが好きなんですけど、私もそんな感じになりたいです。

――戦ってみたいモンスターや、見てみたいモンスターはいますか?

田中:あ! 見てみたいのは『キングダムハーツ』のシャドウです。いちばん出くわす確率の高いキャラで、めちゃめちゃかわいくて、あれだったら出会ってみたいです。

――逆に、苦手なモンスターや生き物は何ですか?

田中:私はホラーが苦手なので、ゾンビゲームに出てくる血まみれのナースとかはダメです。人間の形をしたゾンビ系のモンスターは嫌ですね。

最近はVRでもゾンビが出てくるやつがあって、怖すぎる(笑)。

実はVRのコンテンツでもボイスで出演させていただいていて、モーションアクターもやらせていただいたんです。

――田中さんの身の回りで、「これってファンタジー?」のような不思議な事件や出来事があったら教えてください。

田中:あるとき、お昼の休憩で赤坂見附の神社を散歩したんですが、お稲荷さんの像がいっぱいあったんです。

そこにやたらと雀がいて、私がそのそばを通ろうとしたら、列を作ってその場にとどまっていて。それで、私が通るのをずっと見てるんですよ。

しかも参道を避けて、脇の方に寄っていて。「変な雀もいるもんだな」と思ったんですが、あれは少し不思議でしたね。

「神社に住んでいる雀って、礼儀正しいんだな」と思ったりしました(笑)。

――それでは、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

田中:私のなりきりボイスは「ぼんロリ」。ぼんやりした小さい女の子なんですけど、舌足らず感がポイントです。

でも、ちゃんと応援してくれている感もあるので、ちょっとした癒しになればいいなと演じました。そこを気に入ってくださった方がいたら、ぜひいっぱい聴いてください。

ウパくらげは、ころころと表情が変わる感じなんですよ。やっぱりゲームの中で見かける機会も多いと思うので、声がつくことでマスコットとして愛されるキャラクターになれたらうれしいです。

――本日はありがとうございました。

ローディングの合間には、さまざまなコスチュームに身を包んだウパくらげたちがアドバイスをしてくれる

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