マンハッタン・レクイエム チャレンジ【ゲームレビュー】

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推理アドベンチャーの不朽の名作『J.B.ハロルド』シリーズ。その2作目にあたる『マンハッタン・レクイエム』が、スマホ向けに登場! 膨大な情報、登場人物の中から犯人を探し出していく、本格的な捜査が楽しめる作品だ。

容疑者は30人以上!? 己の頭脳と足で真実を追求せよ

1986年にPC向けにリリースされた、推理アドベンチャーの草分けともいえる『J.B.ハロルド』シリーズ。

本作『マンハッタン・レクイエム チャレンジ』は、そのシリーズ2作目をリメイクしたもの。基本となるシステムはオリジナル版そのままに、グラフィックがスマホ向けに一新されたものとなっている。

主人公はリバティタウンの刑事「J.B.ハロルド」。シリーズ1作目でも登場した彼の知人「サラ・シールズ」が、自分に手紙を送った数日後に謎の自殺をしてしまう。動機や現場に疑問を持った彼は、独自の捜査に乗り出すことになる

夢や欲望といった、大都会マンハッタンならではの人間模様を描いたストーリーが展開される。バーで流れているようなジャズ調のBGMも相まって、とにかくアダルティーな雰囲気が特徴だ

膨大な情報量の中から真実を見つけ出していく

プレイヤーは登場人物から話を聞き、情報や手がかりを集めながら、犯人を捜していくことになる。

登場人物それぞれに、事件のことや関係者のことを質問していき、新たな情報を得ていく。こうして操作範囲を徐々に広げていく

マンハッタンの至る所へ移動可能。それぞれが関係者の住まいや勤め先になっている。文字通り駆け回って地道に情報を集めていくことになる

とにかく行ける場所が多く、捜査可能な場所は20カ所を超える。ここに1人以上の関係者がいることになるので、とんでもない人数が捜査線上に浮かび上がることになる。

新たな手がかりを求める必要はあるが、いくつもある情報に惑わされてもいけない。情報を精査しながら真相へと迫る、本格的な捜査を楽しむことができるはずだ。

移動にはJ.B.コインを消費

本作は、コンシューマタイトルのリメイクではあるが、基本無料で遊ぶことができる。

ただし捜査で移動する際に、J.B.コイン(時間経過で回復)というアイテムが必要となる。これを一気に補充するときのみ、課金が必要だ。

J.B.コインは1回復するのに、30分を要する。別の場所に移動するのに1コイン消費するので、できるだけ適確な捜査をしていこう

J.B.コインは広告を視聴することで、回復させることも可能(1日5回まで)。決して課金ありきの設計にはなっていないのはうれしいところだ。

同じ場所を再度訪れよう

ある程度のところまでは、新たな場所を訪れると、次につながる情報が入手できるのだが、これが途切れてしまうこともしばしばある。

そんなときは、すでに聞き取りした人物を再び訪れ、新たに入手した情報を突きつけてみるのがおすすめだ。

前に訪れた際には持っていなかった情報を聞くことで、新たな手がかりにつながる。入手した情報と関係がありそうな人物のもとを訪ねるといいだろう

関係者は非常に多いので、よく情報が更新される。新たに入手した人物の情報は必ず聞いておこう

相手の動揺を見逃すな

いくつか話を聞いてみると、動揺を見せる関係者も登場する。何かを隠している証拠なので、徹底的に追及してみよう。

別の場所で情報を得ることで、反応が変わる人物もいる。わずかな違いを見逃さないようにしよう

ある程度クロだと感じたなら、特定の人物を容疑者として扱うことができるようになる。これを行うことで事態が進展することもある

ちゃんと捜査できる面白さ

プレイして印象的だったのは「実際の刑事でも、こんなにたくさん聞き取りしないのでは?」と思えるくらいの登場人物の多さ。

本作は3人のサラ・シールズが死亡する事件が絡み合っているのだが、各人物がどのサラさんの事件に関連しているのかが途中でごちゃごちゃしてくる。

サラの生命保険の受取人は、なんと同じ「サラ・シールズ」という名前の別人。そして彼女もまた自殺していることが判明する。これが事件を複雑なものにする

誰と誰が付き合っていて、誰が借金を抱えていて……といった刑事ドラマのような洗い出しを地道に行い、整理していく。メモ帳に書き留めたいくらいの本格的な捜査ができるのが魅力だ。

昨今の推理ADVとはまた違った難しさが楽しめる作品。往年のファンならずとも楽しめるはずだ。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android7.0
  • プレイ時間:約2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.4.1
  • 課金総額:0円

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