• もはやゲームだけがVRではない?VR・ARワールドで実感したサービスの多様性【コンテンツ東京2017】

もはやゲームだけがVRではない?VR・ARワールドで実感したサービスの多様性【コンテンツ東京2017】

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6月28日(水)~ 6月30日(金)の間、東京ビッグサイトで「コンテンツ東京2017」が開催されている。この記事では今年新たに特設された、VR・ARワールドの多彩なコンテンツをレポートしていこう。

さまざまな分野に展開されつつあるVRコンテンツ

コンテンツ東京2017の先端コンテンツ技術展の一角に、今年からVR・ARワールドが設置されている。

ここではビジネスシーンで新たにVRを活用しようという、さまざまな分野のコンテンツが並んでいる。

この記事では、ゲーム寄りのもの、特徴的なものを中心に紹介していこう。

去年よりも明らかに人が多く、通路はまともに進めないほどの盛況ぶり。VRコンテンツへの注目度は増しているようだ

ゲーム系コンテンツ

ビジネス向けのイベントであるせいか、実は、VR・ARワールド内にはゲーム系コンテンツそれほど多くない。

VRがゲーム以外の分野でも利用され始めているようだ。

BotsNew Characters VR DRAGONBALL Z

おもちゃ賞でも優秀賞に輝いてたメガハウスの『BotsNew Characters VR DRAGONBALL Z』。

言わずもがな、かめはめ波を手軽に撃って遊べるところが魅力だ。

ARコントローラーに反応して、プレイヤーがかめはめ波を放つことができる。スマホ、BotsNew、コントローラーだけでできる手軽さがすごい

キャラクターは、悟空以外にも変更できる。魔貫光殺法も打てるそうだ

6月下旬の発売予定だったが、すでに発売されている。

かめはめ波が撃てるコンテンツ以外にも、舞空術で飛んだりスカウターが使えたりと、楽しめるコンテンツも豊富。ドラゴンボールファンはぜひゲットしてみよう。

the Outer Foxies

南国ソフトの『the Outer Foxies』は、VR空間内で1対1のボードゲームができるコンテンツ。

盤面に召喚した妖精を将棋の駒のように動かしながら戦うもので、アニメやマンガのキャラクターになったような感覚を味わえる。

マッチングした相手と交互に妖精を動かしていく。相手の妖精に隣接した状態で自分の手番がこないと攻撃できないので、相手に隣接させるような状況を作っていくことが重要となる

HMDを装着した相手の動きが、空間内のキャラクターにも反映される。実際には見えないはずの相手が、どこを見ているかわかってしまうのはVRならではだと感じた

単純なルールだが、だからこそできる戦略や対人戦のわくわく感が詰まったコンテンツ。今秋をメドにネットカフェなどで導入を予定しているとのことだ。

動画配信を意識したコンテンツが豊富

多く見かけたのは、キャラクターやアイドルなどをVR動画として撮るような、配信向けのコンテンツ。

動画投稿やライブ配信が流行りつつある昨今のトレンドを意識している印象だ。

きぐるみライブアニメーター・Kila

『きぐるみライブアニメーター・Kila』は、モーションキャプチャーを利用してその場で3DCGのアニメが作れるシステム。

センサーを全身につけ人の動きに合わせて、画面内のキャラクターも同じ動きをしてくれる。

指の先や間接もキャプチャー可能なため、キャラクターにさまざまな動きをさせることができる。ただ、動かしている人間の方は見せないほうがいいかもしれない……

”きぐるみ”というだけあり、動かしていくキャラクターを変えることも可能。すでに多くのイベントや音楽ライブなどでさまざまなキャラクターが導入されているとのことだ。今後注目のコンテンツといえるだろう。

Quck VR

フューチャーリープの『Quck VR』は手持ちのスマホで3DVR動画が楽しめるサービス。

QRコードの入ったカードを購入し、それをスマホから読み取れば動画をダウンロードすることができる。あとはスマホ向けのVRゴーグルで視聴するのみだ。

同社はVR動画の制作も手掛けている。ブース内では実際にグラビアアイドルの方を撮影するような形式がとられていた

発行するQRコードはユニーク(すべて異なる)なもの。違法コピーへの対策ができるところは大きなメリットだ。

今後はDVDやブルーレイではなく、QRコードでグラビアアイドルのVR動画を買う時代がくるかもしれない。

VR体験施設設置サービス

サードウェーブデジノスの『VR体験施設設置サービス』は、その名のとおりVRを体験するための施設の設置自体をサービスとしたものだ。

HMDではなく、その周りの設備が商材となる。天井をケーブルに吊れるレール、床や壁のグリーンのシート、PCの操作台まで至れり尽くせりだ

体験用のデモ画面。体験者が見ている映像のほかに、体験者自体が映るようになっているところが特徴的。周りで見ている人にも面白さがより伝わりやすいようにしている

デジノスはもともとドスパラ系列で、VR向けのハイスペックPCの販売を行っていた会社。

取引先へPCを提供する中でセッティングの難しさなどを相談されることが多く、ならば設置までやってしまおうと考えたことで始まったサービスとのことだ。

今回のイベントではこうした、新たなVRサービスの存在を多く知ることができた。さまざまな方向へと展開を見せるVR業界から、今後も目が離せない。

「コンテンツ東京2017」概要

  • 開催日程:2017年6月28日(水)~6月30日(金)10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
  • 入場料:無料(要招待券)
  • 会場:東京ビックサイト 東展示棟
  • 主催:リード エグジビション ジャパン株式会社