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『Eden Obscure』を手掛けるBaiyon氏が光のエフェクトにこだわる理由は?【A 5th Of BitSummit】

Q-GAMESが開発を進めている「PixelJunk(TM)」シリーズの最新作『Eden Obscura』。そのクリエイティブプロデューサーを務めるBaiyon氏によるステージ公演の内容を紹介しよう。

光のエフェクトへのこだわりに注目!

『EdenObscura』は美麗なビジュアルが特徴のワイヤーアクション。プレイヤーは「グリンプ」と呼ばれるこの世界の住人を操作し、ステージを探索してポレン(花粉)を集め、プラントを育てていく。

モバイル向けに、ダブルジャンプの動きや新しいアイテムが取り入れられているほか、短い時間でプレイできるような工夫もこらされているという。

Baiyon氏は音楽やファッション業界で15年ほどフリーランスとして活動してきたクリエイターで、2008年には『Eden Obscurra』のもととなったPS3タイトル『PixelJunk(TM) Eden』の開発に携わった経験を持つ。

現在はQ-GAMESに合流し、昨年から本作のクリエイティブプロデューサーとして活動を続けている。

『Eden Obscura』のコンセプトは、「いろんな場所で好きなときに、新しい体験を楽しめる」というもの。Baiyon氏は昔からキラキラしたものやガラスのように透けているものが大好きで、それらをユーザーの動きと連動させてどのように表現するかにこだわっているという。

例えばゲームのスタート画面では、ロゴの中にスマホのカメラでとらえられたプレイヤー自身の顔が採り込まれているという。

万華鏡のようにキラキラするエフェクトが印象的だが、各ステージにはそれぞれ異なる仕組みでリアルの映像が溶け込んでいる。

スマホのカメラへリアルタイムに移り込む映像が、さまざまな手法でビジュアル化され、ステージの背景やオブジェクトの中に反映されているのだ。

かつてiMacなどのスケルトン製品が流行したときに、Baiyon氏は周囲の人に「なぜ好きなのか?」とたずね回ったとのこと。

しかし、論理的な回答を得ることはかなわず、そういたものの中に「プリミティブな何かがあるのでは?」と感じて。実験プロジェクトとしてゲームの開発に取り組んだという。

「光をビジュアルにいかに反映するか」というテーマを形にした本作『Eden Obscura』はiOSとAndroidでリリース予定。配信時期は未定だが、非常に気になる一作だ。

A 5th Of BitSummit 開催概要

  • 名称:A 5th Of BitSummit(フィフス オブ ビットサミット)
  • 日程:2017年5月20日(土)・21日(日)
  • 時間:10:00~17:00
  • 会場:京都市勧業館「みやこめっせ」1階 第2展示場
  • 主催:BitSummit 実行委員会
    一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)(Q-Games Ltd./PYGMY STUDIO CO., LTD./VITEI BACKROOM Inc./O-TWO inc./17-Bit/Digital Development Management, Inc./Indie MEGABOOTH)
    株式会社ワン・トゥー・テン・ホールディングス
    株式会社インピタス
    京都コンピュータ学院
    京都府
  • 制作:株式会社オリコム

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