OK Golf【ゲームレビュー】

1

『OK Golf』は、数多くあるゴルフゲームのとはひと味違う魅力が詰め込まれたタイトル。ひっぱり操作だけで、歯ごたえあるゴルフを楽しめる操作性に注目だ!

適度な不便さで面白く!? 新感覚の直感ゴルフゲーム

『OK Golf』は、超シンプルなひっぱり操作だけでホールを回れるゴルフゲーム。

ゴルフクラブの概念すらなく、ひっぱる強弱で動く落下地点を頼りに、ベストショットを模索していく。

プレイヤーが挑戦することになるのは、世界各地をモチーフしたミニチュアジオラマのようなコース。ポリゴン風に非常に細かくデザインされており、独特の世界観と自然音のみのBGMがたまらない

画面上に具体的な数値としては示されないが、コースの傾斜や風はボールの行方に影響する。

もちろん、ボールを木などにぶつければ軌道が変わってしまい、バンカーやラフに入ってしまうと思うようにストロークができなくなる。

さらに風の吹くコースでは、想像以上の強風に見舞われることも

フック(ドロー)やスライス(フェード)、トップスピンやバックスピンは掛けられないため、なかなかフェアウェイをキープすることが難しい。

そのため、見た目以上に繊細なテクニックが求められる設計になっている。

タテヨコどちらでもプレイ可能!

本作の大きな特徴の1つは、タテヨコ好きな向きの画面でプレイできること。

特に設定などをいじることなく、たとえショットの途中だったとしても、プレイしたい向きにいつでも切り替えられる。

同じ状況でもホールの見え方が変わってくるので、状況に応じて使い分けるのもよさそうだ

2種類のショットを使い分けよう

ショットはひっぱり具合によって、ノーマルショットとパワーショットの2種類を使い分けられる。

パワーショットは、タイミングを見計らわないと狙いどおりに飛ばない。落下地点が収縮したタイミングが、指の離しどきだ。

ショットする際は、「ボール」をひっぱるように指をドラッグして離す。ボール自体をひっぱらないと打てない点に注意しよう

ボールがグリーンに乗ると、ショットが自動でパッティングに切り替わる。よくあるゴルフゲームのように芝目などが表示されることはなく、目視で傾斜を読んでカップインを狙う

視点切り替えがスコアアップの近道

最初に触れることになる「フリープレイ」では、ホールアウト後にスコアがスター(星)で評価される。

基本的にボギー以下が星1、パーが星2、イーグル以上が星3評価となっており、スターを一定数集めることで、新たなコースが開放される仕組みになっている。

予想以上に歯ごたえで、なかなかパーを出すことすら難しい

ホールを少ない打数で回るには、地形などを読み取って、いかに自在にボールを運ぶかが重要となる。

ひっぱって打つほかに、上下左右にスワイプして視点を変えられるので、落下点などの情報をより詳しくつかんで、ショットに生かしていこう。

視点はボールを中心に変えられる。上にスワイプすると、地形の勾配がわかりやすくなる

またゲーム内で説明されることはないが、2点スワイプすることでカメラ移動、ピンチアウトとピンチインで拡大と縮小まで可能になっている。

これができないと、広いホールではカップの位置すらづかめないことも

打数関係なしのタイムアタックモードが楽しい!

本作では、現在6つのコースをプレイできる。

コースは9+2ホールで構成されていて、それぞれのコースを3つのモードで楽しめる。

ホールには、通常のカップがある場所とは別に、奇想天外な場所にカップを発見できることがある。そのカップに入れてホールアウトするとシークレットホールが開放され、ゴルフゲームならではのハチャメチャなホールで遊べるようになる

フリープレイ

好きなホールを好きなだけプレイできるモード。

最初はこのモードのみ選択可能になっており、9ホールすべてをホールアウトすると、ほかのモードのロックが解除される。

左上のボタンからすぐにリスタートが可能になっているので、ホールのベストスコアを目指すにはもってこい。短いホールだと、1分もしない間にホールアウトできる

チャンピオンシップ

1番ホールから9番ホールまでを連続で順々にプレイし、スコアを競うモード。

最終スコアがスターで評価されるだけでなく、GameCenter(AndroidだとPlayゲーム)で他プレイヤーと競える。

フリープレイのようにプレイをやり直すことができないため、プレイヤーの真の実力が試される!

タイムモード

本作の大きな特長のひとつといえる、1番ホールから9番ホールをホールアウトするまでの打数……ではなく、タイムで競う斬新なモード。

こちらも最終タイムをスターで評価されるのだが、その目標タイムはなんと4分前後。

ほかのモードとは、まったく違った感覚でホールを回ることができ、本作ならではの超ハイテンポゴルフを楽しめる。

このモードが思った以上に面白い。パワーショットの収縮を待たずになんとか制御しながら打ち、ラフやバンカーをもろともせず、打数を気にせずバシバシとカップを目指していく

公式チートで全コース全モード開放!?

本作のクレジットを覗くと「チートで全コースをロック解除」というボタンがある。

ボタンを押すと、突如として激ムズの超ロングホールがスタート。無事にホールアウトできれば、本当にすべてのコースで遊べるようになる。

ホールアウト後の画面には、チート解除の旨と合わせて「このままでは済まされない……」という怖いメッセージが。チートは解除後にロックすることもできるので、ぜひ自身の手でこの先を確認してみてほしい

スマホ1台での4人対戦まで搭載

本作はマルチプレイモードも充実している。

GameCenterを介して世界中のプレイヤーとオンライン対戦できることはもちろん、最大4人でひとつの端末を回しながらコースの合計スコアを争える。

試しに編集部の4人でプレイしてみたが、操作が非常にシンプルなため、初見プレイでも楽しみやすく、ひと昔前に家庭用ゲーム機をみんなで遊んでいる感覚を味わえた。

オンライン対戦では、マッチングした相手と2ホールずつプレイし合い、最終スコアを競う。リアルタイム対戦ではなくターン制となっているので、マイペースにプレイできるのが魅力だ

近くの友だちと遊ぶ場合、各ホールを順番にホールアウトするまでプレイしていく

今までゴルフゲームというと、風や傾斜、落下地点との高低差が数値化されており、状況に応じたクラブを使い分けてプレイするイメージしかなかった。

そのため、本作はライトすぎるのでは……と思いながらプレイし始めたが、その不便さ、簡素さが逆に持ち味となっており、なかなか思いどおりにショットできない歯がゆさに気づけば熱中していた。

特にハマったのがフリープレイとタイムモード。フリープレイでの1ホールだと1分もあればじゅうぶんプレイできるので、バーディ以上を目指して同じホールを何度もプレイしていた

ホールも、その操作性に合うようにこだわられて設計されており、バンカーが非常にいやらしいところにあったり、数本の木に手を焼かされたり想像以上に難しい。

これまでのゴルフゲームにはない魅力が盛りだくさんの本作。残念ながら無料で遊ぶことはできないが買って後悔することのない、一線を画した作品だ。

今後のコースの追加も予定されている。ボリュームアップにも期待だ!

  • 使用した端末機種:iPhone 6S
  • iOSのバージョン:9.3.2
  • プレイ時間:約2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.3

(C) 2016 Okidokico Entertainment Inc.