ブリッツ・ブリゲード – ライバルタクティクス【ゲームレビュー】

Gameloftの新作タイトル『ブリッツ・ブリゲード – ライバルタクティクス』は、第二次世界大戦をモチーフとしたとしたコミカルなRTS。ユニット同士の相性を考えて自分だけの戦闘部隊を編成し、相手の陣地に攻め込もう。

『ブリッツ・ブリゲード』がコミカルなRTSになって登場

『ブリッツ・ブリゲード – ライバルタクティクス』は、スマホ向けFPS『ブリッツ・ブリゲード』のキャラクターたちが戦うリルタイムストラテジー(RTS)だ。

前作では、第二次世界大戦を舞台に連合国と枢軸国に分かれていたが、本作では陣営に関係なくユニットを編成できる

プレイヤーは新米司令官となって自分だけの戦闘部隊を編成し、ほこあのプレイヤーと戦って、より上のクラスを目指していく。

勝負は3分! 相手のタワーを破壊して勝利をつかめ

バトルのルールは非常にシンプルだ。

お互いの陣地には司令塔と、それを守る2つの砲塔が用意されており、砲塔を破壊して相手陣地の司令塔を制圧したほうが勝ちとなる。

こちらがバトルのフィールド。クラスが上がるにつれて、見た目の異なるフィールドでも戦えるようになる

バトルは3分間で、その間に決着がつかない場合は、砲塔を破壊することで入手できる星を多く持っているほうが勝利となる。

星の数も同じという場合は、どちらが先に星を入手できるかを競う1分間のタイブレークに持ち込まれる。

タイブレークでは司令塔だけでなく、砲塔を先に壊せば勝利。両陣営とも相手の砲塔を狙う総力戦になる

空・地のユニットの相性が勝負を分ける!

プレイヤーは、8つのユニットからなる戦闘部隊から、5つのユニットを召喚できる。

ユニットの召喚には時間経過と同時にたまっていくエネルギーが必要で、強力なユニットほど消費エネルギーが多くなる。

ユニットには、攻撃できる対象が決まっていたり体力や移動速度が違っていたりと、それぞれ特徴があるため、それ自体の強さ以上にユニット同士の相性が重要だ。

近距離の広範囲を攻撃できる「スラッシャー・サトル」だが、空中を飛ぶユニットで囲んでしまえば安全に倒せる

本作に登場するユニットは、FPSだった前作ではプレイヤーキャラクターやステージ上のギミックとして使用できたものが勢ぞろい。

前作からプレイしているという人は、思い入れのあるユニットを中心に部隊を編成するのもアリかもしれない。

枢軸国側でステルスのクラスで使用できたサトル・ホカマは、「スラッシャー・サトル」として登場。前作では中華風の装いだったが、本作ではサムライのような姿に

ユニットは、戦闘に勝利すると手に入るクレートを開けることでアンロックされていく。

クレートを開けるためにはリアルタイムで数時間待たないといけないのだが、広告の動画を見ることで1時間短縮できる。

少し時間をおけば動画は何度でも見るので、報酬を開けるのに待たされるのが嫌な筆者にとってうれしい機能だ。

動画を見るをタップすれば1時間分を短縮。少し時間をおけば動画は何度でも見られるので、報酬を開けるのに待たされるのが嫌な筆者にとってうれしい

ほかにも、数時間に1回開けられる増援のクレートがあるので、バトルになかなか勝てなくてユニット不足という人も、毎日コツコツプレイしていけばさまざまなユニットをそろえていけるはずだ。

同じユニットを一定数集めることでレベルアップできる

ユニットのレベルを上げていくとプレイヤーのレベルも上がり、司令塔や砲塔も強化される。クレートをどんどん開けていくことが強くなる近道だ

これを編成しておけば勝てる!? 序盤のおすすめユニット

ここからは筆者がプレイしてみて、強力だと感じたユニットを紹介していく。

これらのユニットを入手したら積極的に戦闘部隊に編成するといいだろう。

ブリーチャー・ダンカン

ダンカン・マクラケンが乗ったバギー。地上しか攻撃できない代わりに、移動中に目の前にいる相手をひいてダメージを与える加速攻撃が可能。

加速攻撃は、よほどタフでないユニットならば一撃で倒せるほか、砲塔や司令塔にぶつければ大きく体力を減らせる。

加速攻撃をするためにはある程度助走が必要なので、自陣に攻め込んできているユニットにぶつけたい場合は、自陣深くに召喚して距離を稼いであげるといいだろう。

加速攻撃は白いオーラが目印。相手がブリーチャー・ダンカンを出してきた場合は、砲塔やトーチカにぶつかる前に、歩兵など消費エネルギーが少ないユニットを出して止めよう

シージマスターXL

巨大なチェーンソーで武装したショベルカー。

このユニットは、建物にしか攻撃できないが、砲塔や司令塔に対して大ダメージを与えられるため、序盤のうちはこのシージマスターXLをいかに相手の砲塔に近づけるかが勝負を分ける。

また、ほかのユニットが前にいても少しでもすき間があれば、目の前のユニットを無視して砲塔や司令塔に向かっていく。

相手のユニットはシージマスターXLを攻撃しようとするため、うまくいけば相手の戦線を押し下げることができるだろう。

シージマスターXLを援護するようにユニットを出せば、砲塔や司令塔を破壊しやすくなる

バザーズ飛行隊

空飛ぶドローン兵器「バザーズ」を6体も召喚する。

1体ずつは体力も低く、頼りなく感じるかもしれないが、空を飛ぶユニットのため、地上しか攻撃できないユニットに対して一方的に攻められる。

先に紹介したブリーチャー・ダンカンに対して相性がよく、自陣の深く入ってくる前に体力を削れる。

ただし、それぞれの体力は低いので、爆撃機などで攻撃されると一網打尽にされてしまうかもしれない。

1体ずつはすぐに撃墜されてしまうが、数の暴力によって恐ろしい勢いで攻撃する。司令塔など建物への攻撃も有効だ

スマホRTSの入門編に最適

本作は、既存のRTSタイトルと比べて、目新しい要素はほとんどなく、システムはどこか見覚えがあるような内容。

先に攻めたほうが若干不利になるためか、戦いが膠着してしまい、タイブレークでも決着がつかずドローになりやすい点は不満が残るが、1戦1戦は気軽に遊べるのもいい。

ユニットの入手に必要なクレート開封の待ち時間を、広告を見ることで短縮できるなど、サクサクとユニットを集めて強化できるのも大きな魅力だ。

スマホRTSの入門編として遊んでみるのはどうだろうか。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 7.0
  • プレイ時間:約2時間半
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.4t
  • 課金総額:0円

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