黒騎士と白の魔王【ゲームレビュー】

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“すべてが別格”と銘打たれたRPG『黒騎士と白の魔王』。ウェイトシステムを取り入れた戦略性の高いリアルタイムコマンドバトルで、気軽にマルチプレイが楽しめる。ふたつの正義がぶつかり合う、フルボイスの壮大なストーリーも必見だ!

やりごたえバツグンの駆け引きが熱いRPG

本作は、乱入システムも取り入れられたコマンドバトルが特徴のRPGだ。

異世界の救世主としてこの世界に召喚されたプレイヤーは、巫女のアリア、竜人族の末裔であるセオと一緒に「白の魔王」の討伐を目指していくことになる。

操作するのは、自分の分身のみ。画面下にズラリと並んだスキルは、すべて自分ひとりで使い分けられる。残りの3人とうまく連携して強大な敵に打ち勝とう!

ストーリーはフルボイス。かつ、時折ムービーも挟みながら展開していく。すべては“奪われたあの日”を取り戻すため! 同じ想いを抱きながら、互いが信じる正義のために黒騎士「グラムス」と白の魔王「ゼロス」がぶつかり合う

序盤では多くを語られることのない少女「セシリア」を巻き込んだ事件が、この争いの発端になっている模様。公式PVの冒頭にチラッと登場しているので、これをチェックしてからゲームを始めると、よりストーリーにのめり込める

本作は、気軽にリアルタイムの4人協力プレイができるのが最大のポイントとなっている。プレイヤーの分身となるアバターは、キャラメイクで自身好みに仕上げることが可能だ。

ロール(役割)も4種類から選ぶことになるが、これは後から自由に変更できるので、フィーリングで選んで問題ない。

キャラメイクでは、髪型を16種類、顔を11種類から選び、両方を9色の中から好きな色に変えられる。ボイスまでもが自由に選択可能だ

「ファイター」「ソーサラー」「ハンター」「ヒーラー」から好きなロールを選択。それぞれが、得意とする「ジョブスキル」を持っており、バトルではその特長を生かした戦い方ができる

各ロールの特徴を簡単に紹介

  • ファイター:強力な一撃で敵を粉砕。「挑発」で敵の攻撃を引きつけ、盾役としても活躍する。
  • ソーサラー:範囲攻撃で敵を一網打尽にする。「マナドレイン」で敵の行動力を奪いことができる。
  • ハンター:速攻や弱体で敵を翻弄する。「スタンアタック」で敵の行動を止めることができる。
  • ヒーラー:回復とサポートのスペシャリスト。「癒しの手」で回復も蘇生もお手のものだ。

敵の動きに対処せよ! 戦術重視のバトルシステム

本作のメインとなる戦闘は、コマンド選択式のリアルタイムバトル。

敵味方にかかわらず、スキル選択すると「ウェイト」状態になるウェイトシステムが導入されており、高度な駆け引きを楽しめる。

スキルごとに、ウェイトの長さが異なる。強力な大技ほど長くなっており、弱い技は素早く繰り出せるというメリットも。単に強いスキルを使い続ければいいというわけではなく、いかに状況に合わせた行動ができるかが問われる

例えば、ボス級の敵はパーティーを壊滅させるほどのスキル「必殺技」を持っており、そのカウントには光のエフェクトが付いている。

敵の攻撃タイミングとパターンは、周りにあるカウントで一目瞭然。必殺技発動前に撃破! ……がベストなのだが、そうはいかないほどタフなボスも多い

スキルは「スタン」状態にすることで阻止できるので、発動直前に「スタンアタック」して対処しよう。

スタンアタックは「ハンター」がジョブスキルとして習得している。ボスを狙ってタイミングよく繰り出そう

とはいえ、敵もただ無防備に必殺技を発動しようとするわけではない。

スタンを防止するバリアを展開したりボスが狙われないように「挑発」してきたりと、まるでプレイヤーを相手にしているかのごとく妨害してくる。

もちろん、スタンアタックを敵が仕掛けてくることもある。逆に「ファイター」が相手を挑発ができたりと、互いにできることは平等になっているのが面白いところ

このような戦術が幾重にも考えられ、いかに4人で協力できるかが問われるバトルにとなっている。

無双モードでスキル打ち放題!

スキルは、時間とともに自然回復する「MP」を消費することで発動できる。

MPを消費すると「TP」がたまっていき、TPを100消費することで、一定時間無双モードへと突入できる。

モード中はウェイト状態が短縮され、MPの回復も早まるため、スキルが非常に出しやすくなる。

このタイミングで大技の「召喚技」を決めて、一気に敵を葬り去ろう!

召喚技発動時は全面にカットインが入る。その演出どおり、ケタ違いの超火力技となっている

乱入システムで次々にプレイヤーが参戦!

本作のほとんどのクエストは、シングルとマルチを自由に選択してプレイできる。

ルーム作成などが面倒でシングルプレイをする場合も「乱入許可」をONにするだけで、戦闘中に続々とほかのプレイヤーが助けに駆けつけてくれる。

プレイヤーが集まると、やはり連携も取りやすい。トークからチャットでコミュニケーションをとることも、バラエティー豊かなスタンプで簡単に意思疎通することも可能になっている

やり込みきれないほど豊富な強化システム

プレイヤーのステータスには、8種類装備する「キャラ」と、最大17個も装備できるようになる「アクセサリ」、そして「ジョブボード」という、さまざまな要素がかかわっている。

中でもキャラがとても重要で、バトルで使えるスキルを決定するだけでなく、HPや攻撃などのステータス値まで決定づけるものになっている。

キャラによっては、特定のロールで装備することで、その魅力を最大限に引き出すキャラクターもいる。キャラは進化させたりスキルレベルを上げたりすることで、さらに力を付けていける

アクセサリは、クエストなどでドロップするアイテムを素材にして、生産できる。

生産時には「生産ルーレット」が回り、クオリティや追加効果が毎回ランダムで決まる。素材はすぐにいっぱいたまり、自分好みのアクセサリをこだわり抜きやすい設計になっている

マイタウンのバザーで取引!

プレイヤー1人ひとりには、素材採集やバザー出品、購入などができる「マイタウン」がある。

バザーには全国のプレイヤーの素材やアクセサリが取引されており、ここでアクセサリをそろえるのも面白い。

マイタウンには、不思議なかわいらしい生き物「スプリ」が住み着いている。採集地につまんで配置すると、採集を手伝ってくれる

ジョブボードは、ランクアップやギルドバトル参加時にもらえるジョブポイントを使って、ツリー上に伸びたマスを開放していくコンテンツ。

これにより、スキルを強力にしたり、パラメーターを強化したりすることができる。

根本から順々にマスを開放していく。枝分かれになる部分は好きな方を選ぶだけでなく、両方向を開放していくことも可能だ

ボードを進めていくと、新たな上位ジョブを開放できるマスも登場する。1つのロールでも4とおりの最上位ジョブがあり、自身のプレイスタイルに合ったキャラクターに仕上げていける

最大16vs16のリアルタイム対人バトルも搭載

気の合った仲間で結成できる「ギルド」に加入すると、毎日2回指定した時間に開催されるギルドバトルに参加できるようになる。

ギルド同士で競うこの闘いは、時間内に獲得した「GP」の量で争うことに。

攻撃してGPがもらえることはもちろんのこと、回復でも同様にGPが付与されるので、ロールにかかわらずポイントを稼げるルールになっている。

ギルドバトルは、前半戦7分、インターバル3分、後半戦7分で構成されている。装備を変更したり、攻める戦場を変えたりできるインターバルの存在により、さまざまな戦術や戦略が飛び交う、熱いバトルが繰り広げられる

また、近日解禁されるコンテンツとして「コロシアム」も控えており、まさに遊びきるのが難しいほどの大ボリュームな作品だ。

ストーリーも奥へと進むと、かなりの歯ごたえ。物語自体が、まさに“別格”のデキに仕上がっているので、さまざまなコンテンツを駆使して先に進みたくなる作品といえるだろう。

協力プレイやRPGが好きな方なら、一度はプレイしてみてほしいタイトルだ。

  • 使用した端末機種:iPhone 6
  • iOSのバージョン:10.3.1
  • プレイ時間:約2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
  • 課金総額:0円

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