討鬼伝 モノノフ【ゲームレビュー】

コーエーテクモゲームスの誇る「討鬼伝」シリーズのスマホ最新作『討鬼伝 モノノフ』が、ついに配信開始。巨大な“鬼”を協力して討伐していく、爽快感あふれるハンティングアクションが楽しめる!

慣れるほど味が出るハンティングアクション!

『討鬼伝 モノノフ』は、歴代シリーズの魅力をそのままスマホに最適化させて詰め込んだアクションゲーム。

スワイプとタップだけの簡単操作で、回避などの細かなアクションまで繰り出せる「サークルハンティングシステム」が特徴のタイトルだ。

“鬼”を中心にして円周上に表示された2重のマスを移動し、攻撃していく。自分のいるマスに“鬼”の攻撃のサインである赤い円が表示されたら、ほかのマスに移動して回避しよう

ゲームの舞台となるのは、“鬼”との戦いの末に放棄されていた北の地。

そこには、まだ“鬼”に包囲されながらも生き残りをかけて戦う「シノノメ」という里があった。

アクションだけでなく、ストーリーにも注目。物語に深くかかわる登場人物の中には、シリーズファンならおなじみのキャラクターもいるそうだ

プレイヤーは“鬼”と戦う「モノノフ」の部隊長。お供の2人を引き連れて、さまざまな任務をこなしていくことになる。

最初に依頼されるのは、お頭探し。里のトップが“鬼”討伐に出かけて戻らないそうだ

いつでも変更し放題のキャラメイク!

本作のキャラメイクでは、髪型や音声など6項目を自由に組み合わせてキャラクターを作成できる。

ほとんどの項目が20種類の中から選べるようになっているので、その組み合わせ総数は相当なもの。

グラフィックが綺麗なのも本作の特徴。いろいろ組み合わせて「これだ!」と思うキャラクターに仕上げよう。ランダムで容姿を決められる「お任せ」機能もある

さらに、キャラメイクはスタート時だけでなく装備編成画面からいつでも行えるので、今の装備にあった風貌のキャラクターに毎回作り直すこともできるのがうれしい。

もちろん、性別を切り替えることだって可能。ソロプレイで同行する2人の「お供」も、名前からキャラメイクできる

いいことづくめのマルチプレイ

ハンティングアクションの醍醐味といったら、マルチでの協力プレイ。

本作にももちろん搭載されており、ソロプレイよりさまざまな面でメリットいっぱいのモードとなっている。

ホーム画面右下のボタンから、いつでも気軽にマルチプレイに参加できる

誰かの募集している部屋に参加する場合、行動力(スタミナ)は必要ない。

報酬もソロプレイと変わらずもらえるので、やりたいだけプレイし続けて、武具やミタマの強化を進められる。

4人のプレイヤーで協力すれば、同じクエストもかなり高速でクリアが狙える。さらにマルチプレイ報酬として、いくつかの報酬が上乗せされる

部屋を作成したホストにも利点があり、消費するスタミナを半分に抑えられ、参加者以上に報酬が豪華になる。

マルチプレイで初めてマッチングしたプレイヤーがいると、初顔合わせボーナスでガチャなどに使える「宝玉」が大量に手に入るのもうれしいポイントだ

作戦や鬼繋でより戦略的でスピーディなバトルに

任務を奥へ奥へと進めると、徐々に“鬼”との戦闘力が拮抗してきて、最高評価のSを取ったり達成目標を満たしたりすることが難しくなっていく。

戦闘力で劣勢になると、たとえノーダメージで完勝しても、討伐までに時間がかかって評価A止まりになることも多々あった

強大な“鬼”だと、途中で「タマハミ化」し、凶暴化する“鬼”も出てくる。

タマハミ化すると、“鬼”の姿は一変するだけでなく、攻撃スタイルも変わる。

また、タマハミ化する一瞬のスキに仲間全員が秘技を放つ「総攻撃」も発動し、さまざまな効果と大ダメージを与えられる

強力な敵と渡り合いながら評価Sを狙うには、自身のプレイングの見直しが急務。

鬼千切・廻(おにちぎり・かい)や鬼繋(おにつなぎ)をフル活用すると、討伐スピードは高まっていく。

鬼千切・廻

ある程度ゲームを進めると、討伐対象の“鬼”に出会ったときに作戦を指示されるようになる。

作戦で指示されるのは、“鬼”の部位のいずれか。この画像ではわかりづらいが、目標となる部位は紫色に点滅するので一目瞭然だ

この作戦をタマハミ化する前に達成すると、総攻撃の後に超強力な協力必殺技「鬼千切・廻」が繰り出せる。

総攻撃中に現れるボタンをタップしておけば、準備完了。大ダメージだけでなく、いったん部位破壊した箇所を再度破壊することもでき、報酬の量が増えるというメリットもある

鬼繋

討伐中に、自身と味方が青い線で結ばれることがある。

味方が近くにいると発生して遠ざかると急に消える、不思議な線だ

これが「鬼繋」で、青い線が出ている間、鬼千切発動に必要な「モノノフゲージ」が少しずつたまっていく。

鬼繋は、味方の隣のマスや同じマスにいると発動する。ただ“鬼”を攻撃し続けるだけでなく、スムーズな攻略には味方の位置関係なども大切になってくるのだ。

部位破壊を狙いながら、“鬼”の攻撃を回避し、味方の位置まで気にする。慣れてくるほど、一度にさまざまなことを考えるようになる

さらに、以前も紹介した「タマフリ」や「鬼纏(おにまとい)」も使うと、バトルはどんどん高度で爽快感のあふれるものとなっていく。

スマホに最適化された超高速マルチバトルが楽しい

サークルハンティングシステムという、片手でも遊びやすいシンプルな操作性で誰もが入り込みやすい、敷居の低さを実現している本作。

最初はイージーすぎるようにも思えたが、“鬼”が強力になるほどさまざまなアクションを使いこなすことが要求され、予想以上のやりごたえを感じられた。

装備する武具は、ソロプレイでいっしょに戦うお供もカウントすると15個。ミタマも15種類以上を強化していくことになるので、ガッツリプレイしてもしたりないくらいにボリューム満点。

ちょっとした合間の息抜きにもおすすめの、スマホゲームのカジュアルさとハンティングアクションの手に汗握るアクション性を両立させた作品といえるだろう。

  • 使用した端末機種:Xperia Z5 Premium
  • Androidのバージョン:6.0.1
  • プレイ時間:約2時間00分
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.1.0
  • 課金総額:0円

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