ホワイトデイ:学校という名の迷宮

ホワイトデイ:学校という名の迷宮【ゲームレビュー】

  • 2017年03月16日

夜の学校といえば、多くの人が連想するであろう心霊スポット。今回紹介する『ホワイトデイ:学校という名の迷宮』は、夜の学校を舞台にしたホラーアドベンチャーで、臨場感あふれる恐怖体験が味わえる。

迷宮と化した夜の学校からの脱出

本作は、2001年に韓国でリリースされた人気ホラーゲームのリメイク版。「2016大韓民国ゲーム大賞」では、技術創作賞も受賞している力作だ。

心霊現象が多発する「八城学園」を舞台に、さまざまな謎を解き明かしながら脱出するのが目的となる。

マルチエンディング形式で、会話シーンの選択肢によってエンディングが分岐していく。

夜の学園内は薄暗く、とても静か。不安を煽り立てるようなBGMも相まって、スリルは満点だ。ぜひイヤホンを付けてプレイしよう

学園では数多くの心霊現象の噂が流れており、特定のポイントを通過すると突然ムービーが挿入される

主人公は、学園でも有名な美少女「四宮しずく」が落とした日記(とホワイトデーのプレゼント)を届けるため、夜の学園に潜入する。

しかし、夜の学園は昼とは様子が一変しており、謎の力によって校門が閉ざされ、出られなくなってしまう。

迷宮と化した学園から生還するため、主人公は勇気を振り絞って謎に立ち向かっていく。

ヒロインの「四宮しずく」(声優:清水彩香)。美人だが、冷たい性格で友だちは少ない。夜に学校にいることもあり、謎多き人物

しずく以外にも、学園内には生徒が何人か残っている。左は「富永ひかり」(声優:加隈亜衣)、右は「藤ノ井さやか」(声優:井上麻里奈)。声優陣も豪華

学園内を探索してアイテムと文書を入手しよう

ゲームの基本的な流れは、学園を探索して「文書」やアイテムを入手し、パズルを解明していくというもの。

ただし、文書は直接的なヒントになっていることは少ないので、ゲーム内での具体的なアクションは自分で考える必要がある。

推理を巡らせて、1つ1つ謎を解明していくのはなかなか楽しい。

基本操作はシンプルで、画面左側をスライドすると移動、画面右側で視点を操作。このほか、ゲームパッドモードや片手操作モードにも設定可能

夜の学園内はとても暗いので、明かりがないと何も調べられないという場所が多数ある。

そういった場所では、照明のスイッチを探し出して、明かりをつけよう。

しかし、証明をつけていると後述の「守衛」に見つかりやすくなってしまうので、こまめに消していくこと。

暗い状態だとほぼ何も見えないが、照明をつければだいぶ明るくなる。部屋をひととおり調べたら、速やかに消しておこう

ひと筋縄ではいかない謎解きが満載

序盤で発生する、謎解きの例をご紹介。

講堂へ向かうための鍵がほしいのだが、鍵保管箱の暗証番号がわからないという場面がある。

ある文書に「暗証番号はいつもの工具箱の中」という記載があるので、工具箱へ向かってみるのだが……。

こちらがヒントとなる文書。ひとまず工具箱のあるところへ向かってみた

しかし、工具箱から入手できたのは、4本のドライバーが刺さった工具ベルトのみ。暗証番号はどこにもないように思える

工具箱からは、暗証番号のようなものは入手できず、工具ベルトのみが見つかった。

何の役にも立たないアイテムか、とがっくりしつつ、暗証番号が4けたであることを思い出す。

工具ベルトに刺さっているドライバーも、4本。

アイテムはスライドして回転できるので、ドライバーの上部を見てみると……。

ドライバーの上部には、4桁の数字が! これで鍵保管箱のロックを解除できた

本作には、このようにひと筋縄ではいかない謎解きが満載。推理モノが好きな人には、たまらないことだろう。

恐怖の追手「守衛」から逃げ延びろ!

学園内には、主人公と生徒のほか、「守衛」が見回りをしている。

守衛は何かに取り憑かれているようで、主人公を見ると猛烈な勢いで追ってきて、バットで執拗に攻撃してくる。

主人公はいっさい攻撃ができないので、探索中はこの守衛からいかに逃げるかも重要なポイントになる。

守衛が付近にいる時は、画面上部に目のマークが出現。見つかると、不気味な笑い声とともに猛スピードで追ってくる!

走って移動する、教室の照明をつけるなどで守衛に気づかれやすくなるので、なるべく静かに移動しながら探索するのが基本。

ゆっくり移動しながら、目のマークが表示された時は物陰に潜んでやり過ごそう。

守衛は決まった通路を巡回しているだけなので、どこかの部屋に隠れるなどすれば見つからない。やり過ごしたら、巡回ルートを予想して離れよう

時間制限付きのイベントも登場

守衛に見つからないよう、ゆっくり進んでいくのが基本なのだが、中には時間制限付きのイベントも発生する。

この間は守衛も出現しないので、走って移動して、急いで謎を解いていこう。

序盤の山場である、しずくの救出イベントをご紹介。

しずくを襲った、人のような形をした大木「鬼木」。近寄ると、枝を振り下ろして攻撃してくる。制限時間をすぎると、しずくの命が危ない……!

しずくを救出するには鬼木を倒さなくてはいけないが、主人公は攻撃能力をいっさい持っていない。

パズルを解いて、頭脳で勝利する必要がある。

鬼木の倒し方は、時間内に謎を解いて「科学剤」を入手し、5ヵ所にある花(かどうかもあやしいが)を破壊すること。

科学剤の入手も巧妙な謎かけになっているので、序盤とはいえ手応え満点だ。

鬼木の出現後は、学園内にあった奇妙な植物が変貌し、不気味な花粉を撒き散らしている。これに科学剤をかけ、破壊していこう

5か所の花すべてを破壊すれば、鬼木に接近できるようになるので、胸の部分に科学剤を突っ込んで撃破。鬼木は最後の力を振り絞って殴ろうとしてくるが、害虫駆除スプレーを使えば引火してとどめを刺せる

高度な謎解きに挑戦してみよう

5時間ほどプレイしてみたが、本館2へたどり着いたあたりで謎が解けず、詰まってしまった。

難易度がイージー以下なら、メールでヒントがもらえるので、難しいと感じたら難易度を下げてプレイするのもあり。

守衛が近づいてくる足音や、不安を煽り立てるようなBGMは、スリルにあふれていてホラーゲームとしての完成度は高い。

強気な価格設定が気にはなるが、マルチエンディングや「幽霊の収集」などやりこみ要素もあり、末永く楽しめるだろう。

「収集物」から確認できる「幽霊の収集」。プレイ中に見た幽霊が収録されていく。全部で20体いて、全部集めるのは大変そうである

  • 使用した端末機種:iPhone 6
  • OSのバージョン:iOS 8.4.1
  • プレイ時間:約5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:12.2.42.47
  • 課金総額:1,200円

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