アングリーバード:ダイス【ゲームレビュー】

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アクションパズルの定番タイトル『アングリーバード』シリーズから、今度はボードゲーム『アングリーバード:ダイス』が登場。映画版デザインのキャラクターたちをダイスで操る、リアルタイム対戦が楽しめるタイトルだ。

おなじみのバードたちが対戦型ボードゲームで大活躍

『アングリーバード』といえば、世界中で大ヒットを記録している人気シリーズ。2016年には映画が公開されたのも記憶に新しい。

これまでもレースゲームなどのスピンオフ作品が配信されてきた『アングリーバード』だが、今度はボードゲームとなって登場。

本作『アングリーバード:ダイス』は、映画版の世界観をもとにしたデザインで全体がまとめられている。そして、マップ上に施設(タウン)を建てていき、相手より多くの資産を目指すリアル対戦ボードゲームとなっているのだ。

開発は、『ダイスの神』で知られるJOYCITY。ゲーム性やマップの作りが同作によく似ている

勝負の分かれ目は「タウン」の設置!

本作の基本となるルールは、2つのダイスを振って出た数の分だけマスを進んでいき、止まったマスにタウンを設置するというもの。

そこに対戦相手が止まった際に発生する通行料や、スキルの効果を組み合わせ、相手の資金(JOY)を0にすれば勝利となる。

また、規定ターン数を消化したまま勝負がつかなかった場合は、残りJOYの多いプレイヤーの勝利。

通行料は、序盤は数百万程度の額。だが、対戦終盤になると数億規模になっていく。10億以上になれば一気に勝負が決まることもあり、対戦が進むほど手に汗握る展開が待っている

マップを1周して再度スタートマスを踏むと、タウンのランクがアップして、通行料も上昇する。

ランクのほかにも、すでに建てたタウンのマスに止まったときにJOYを支払って、通行料を2倍・4倍にすることも可能。最終的には相当な高額になっていく

ダイスを振る際は、2~4、5~7、7~9、10~12の出目を狙うことができ、必ずというわけではないが、ある程度は狙った出目を出すことができるようになっている。

この際、狙った出目が出る確率は、キャラクターやダイスの性能によって変わってくる。

また出目がゾロ目だった場合は、もう1回ダイスを振る権利が与えられる。これを利用して、さらにタウンを増やして自分に有利な状況を作っていくこともできる。

ただし3回連続でゾロ目を出すと、強制的に刑務所へ送られてしまうので要注意だ。

刑務所は、お金を支払うか、ダイスでゾロ目を出さないと出所することができない。そこまで高額ではないので、序盤はとっとと支払って出てしまうのがいいだろう

マップ上には、刑務所のほかにも以下の特殊なマスが用意されており、JOYのやり取りやタウンの規模、通行料の増減など、さまざまな場面に影響してくる。

税務署

所有しているJOYの30%を税金として納めなければならないマス。

納税したJOYは、銀行に集められる。

銀行

納税されたJOYが積立金としてストックされていくマス。

このマスを踏んだプレイヤーに、積立金が与えられる。積立金がない場合は、何も意味がないマスだ。

ラッキーコイン

ラッキーコインマスを踏むと、ミニゲームへ突入。

マスを踏んだプレイヤーが金・銀の2種類のコインを選択。ほかのプレイヤーが、どちらのコインを選んだのか当てるというシンプルなミニゲームだ。

踏んだプレイヤーとほかのプレイヤーのどちらにも、リスクとメリットがあるマス。獲得できるJOYの額を見ると、踏んだプレイヤーが最も恩恵を受けられるマスといえる

ラッキーロード・苦難ロード

ラッキーロードと苦難ロードのマスに止まると、通常とは異なるルートへ分岐。

ラッキーロードはメリットがあるマス、苦難ロードはデメリットがあるマスが並ぶルートへ進むことになる。

またラッキーロードに進むと、刑務所を経由しないというメリットも存在。

対して、苦難ロードはスタートマスに進まないため、タウンのレベルが上がらないデメリットがある。

キャラクターとスキルを使いこなして対戦を有利に

本作は、ダイスの出目がすべてではなく、使用するキャラクターによって異なる能力だったり、使用するスキルやダイスだったりで、戦い方は人それぞれに違ってくる。

今回、登場が確認できたキャラクターは以下の6種類。

  • レッド
  • ロス
  • レオナルド
  • チャック
  • ボム
  • ステラ

これらのキャラクターは、「タウンの通行料強化」や「刑務所の脱出費用割引」などのパラメータが与えられており、キャラクターによってその性能はまちまちだ。

キャラクター固有の特殊能力も持っており、どのキャラクターを使うかで戦略が変わってくる。

対戦などで手に入るコインを使って成長させることができ、各パラメータを強化して、対戦をより有利にしていくことが可能だ。

筆者のお気に入り「チャック」は、タウンの通行料強化が高いキャラクター。タウンを建てると、1ランクアップさせる特殊能力と相まって、通行料の高騰を狙いやすい

ダイスの種類も多数存在し、ゾロ目が出やすくなったり、マスの効果が強化されたりと、こちらもさまざまな効果が発動する要素だ。

ダイスにも育成要素があり、その能力が発動する確率が上昇していく

スキルに関しては育成要素はないが、キャラクター・ダイス以上に種類が豊富。

スタート時に使用できる3枚と、対戦中に追加で配布される6枚の計9枚でデッキを組み、対戦で使用する。

使うタイミングを見極めれば、相手のJOYを一瞬で奪い取ることもできるため、手に入れたスキルをよく見て戦略を練るという楽しさがあるゲーム性だ。

前方2マス以内にいるプレイヤーを、自分のいるマスへ強制的に移動させる「捕獲」で、とどめを刺す瞬間が気持ちいい!

複数の対戦方式で楽しみ方が豊富なボードゲーム

本作は、基本的に全世界のプレイヤーとのリアルタイムで対戦するのがメインだが、フレンドと一緒に練習プレイをするモードも搭載。

さらに通常のマップより短いマップもあり、サクッと遊びたいというニーズにも応えている。

オリジナルのマップと比べると、約半分のスケールのマップでもプレイ可能。展開の早い対戦が楽しめる

オリジナルマップでは3人によるシングルマッチか2対2のチームマッチ、コンパクトマップでは、2人もしくは3人のシングルマッチから、対戦方式を選択できる

前述の『ダイスの神』をはじめとしたボードゲームと比較して、特段変わったゲーム性というわけではないが、『アングリーバード』のキャラクターたちが3Dで動き回る姿が見れるだけでも、ファンは楽しめるのではないだろうか。

対戦の終盤の一発で破産してしまうような場面の緊張感が楽しい本作。たまに、やらせっぽい出目が続くことが気になるが、それもご愛敬。

自分にとって都合のいい展開が続いたときの快感を、ぜひ味わってみてほしい。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.2
  • 課金総額:120円

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