Rewrite IgnisMemoria【ゲームレビュー】

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テレビアニメ化もされた人気恋愛アドベンチャー『Rewrite』を題材にしたRPG『Rewrite IgnisMemoria』が、スマホで登場! 原作やアニメでは語られなかったストーリーはもちろん、独特なバトルと成長システムが楽しめる作品となっている。

『Rewrite』の世界を舞台に新たなストーリーが展開

本作は、数々の名作恋愛アドベンチャーを生み出してきたブランド・Keyより2011年に発売された『Rewrite』と、そのテレビアニメを原作とする新作スマホRPG。

作り込まれた世界観で、11人のキャラクターそれぞれにスポットを当てた多彩なストーリーが楽しめる作品だ。

どのストーリーでも原作にはない新たな可能性が描かれており、原作プレイ済み、もしくはアニメ視聴済みのプレイヤー必見のタイトルと言えるだろう。

11人それぞれに複数のストーリーがあり、各ストーリーが3つの難易度でプレイ可能

50種類以上のエンディングを用意

基本的な流れは、ほかのスマホRPGの例に漏れず、クエストを進めていくことでストーリーが進んでいく。ただし、前述とおり11人の登場キャラクターそれぞれにストーリーが用意されている。

チュートリアル後は、どれか好きなキャラクターのストーリーを選択して進めていくことが可能だ。

1つのストーリーは10前後のクエストで勝利すればクリアとなるが、ストーリーの進行中はほかのストーリーに切り替えることはできない。

各ストーリーの最終クエストに勝利すると、そのストーリーはクリアとなり、エンディングが発生。そして新たにストーリーを選択し、全部で50種類あるというエンディングを目指していくのが本作のプレイスタイルだ。

各ストーリーは、ぶっ続けでプレイすれば1時間と掛からないボリューム。条件を満たすとクエストが分岐し、1回のストーリーで多くの経験値(Exp)やアイテムを獲得することができる

ストーリーの最終クエストをクリアするとエンディングを迎え、スタッフロールが再生される

ゲームジャンルとしてはRPGなので、キャラクターにはもちろんレベル(Lv)があり、クエストクリア時にExpを獲得し、Lvが上昇していく。

しかしエンディングを迎えるとそのLvはリセットされ、次のストーリーでは再度Lv1からスタートとなる。

このシステムは「再進化」というのだが、本作のストーリー・世界観にも深くかかわってくるワードとなっている。

ただし、それまでの経験がまったくなかったことになるわけではなく、獲得したExpに応じて使用したキャラクターにReExpが付与される。

ReExpがたまるとReLvが上昇し、通常のレベルと同様にキャラクターのステータスが強化される。このReLvは再進化によってリセットされないため、ストーリーをたくさんプレイすれば、その分だけキャラクターは強くなっていく

筆者はまだ遭遇していないが、進めていくうちにクエストが難しくなってきて、ストーリーで上がるLvだけではクリアできない場面が出てくることが予想できる。

再進化を繰り返し、キャラクターのReLvを育てていくことで、難関クエストにも挑めるようになるだろう。

通常のLvと、ReLvの2軸でキャラクターの強さが決まるという、ユニークなシステムだ。

「イグニス」を駆使した戦略的なバトル

本作のバトルは、自分と敵のターンを交互に繰り返すターン制バトルとなっており、クエストでは必ず自分のターンから開始する。

通常攻撃とスキルを発動し敵を倒していくのだが、そこで重要になってくるのが、バトル画面右下に表示されている「イグニス」という数字だ。

本作のバトル画面がこちら。使用するキャラクターは最大で3人となっている

通常攻撃・スキルはともに、このイグニスを消費して発動するのだが、スキルによって消費するイグニスの数や組み合わせが指定されている。

例えば、通常攻撃なら数字を問わず2つ消費することで発動できるため、手持ちのイグニスがどのような組み合わせでも発動可能。

しかし、スキルによっては「偶数を5個」「同じ数字2個を3組」など、さまざまな発動条件が設定されている。

スキルを選んで、消費するイグニスを選択して発動。マニュアルでは、使用するスキルとイグニスの両方を手動で選択するが、イグニスが自動で選択されるセミオートと、すべてが自動で進むオートでのプレイも可能だ

イグニス消費時に補充されるイグニスは、3つ先のものまで数字がわかるため、使いたいスキルに応じて、ほかのキャラクターに切り替えて使わないイグニスを消費するといった戦略が重要となる。

発動条件が難しいスキルは、それだけ強力な効果となっているので、うまく発動できるようイグニスを調整するといいだろう。

全体攻撃や毒などの状態異常、さまざまなスキルが存在。これを効率よく発動していくためには、考えながらプレイしなければならない

またスキルを発動すると、画面上部にあるゲージがたまっていき、満タンになると、必殺技とも言える「イデアオーバードライブ」が発動可能だ。

イデアオーバードライブは、3~4秒間の間、画面を連打した回数に応じて大きくなるダメージを、敵全体へ与える。ゲージはなかなかたまらないので、タイミングはよく考えて使おう

ちなみに、スキルはガチャで入手できるスキルカードを、キャラクターごとに最大3つまでセットすることでバトルで使えるようになる。

スキルカードは基本的にキャラクター固有のものだが、中にはどのキャラクターでも使えるカードも存在する

オカ研部室を彩る街づくり的要素も

メインのストーリーのほかにも、主人公が所属するオカルト研究部も部室に、家具や壁紙を設置していくモードも搭載されている。

「アトリエ」にて、ストーリーなどで入手できる素材を使って家具を作って設置していくことで、自分だけの部室にしていくことができる、いわゆる街づくりのような仕組みだ。

家具によっては、時間経過でゲーム内通貨のコゼニーが獲得できたりするメリットもあるため、ストーリーで行き詰ったときの息抜きとして触れておくとよさそうだ。

最初は殺風景な部室だが、だんだんと華やかな部屋へと模様替えしていけそうだ。ほかのプレイヤーの部室を訪問すると、家具の素材が手に入るガチャを引くためのポイントが獲得できる

ちなみに、筆者は原作未プレイでアニメも未視聴なのだが、本作をプレイして感じたのは、やはり『Rewrite』ファン向けのタイトルだということ。

難解な物語で、ゲーム内の専門用語が多数出てくることもあり、世界観にのめり込む感覚は今のところ味わえていないのが正直な感想。しかし、背景が非常に気になるストーリーのようにも感じたので、ひとまずアニメを視聴してみようと考えている。

反対に、原作ファンからしてみれば、新たなストーリーやスキルカードで描かれたキャラクターイラスト、部室で戯れるキャラクターたちなど、楽しめる要素が非常に多いはずだ。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約4時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

(C)VisualArt’s / Key / Rewrite Project (C)VisualArt’s / Key / VisualArt’s team Aeca