ファイアーエムブレム ヒーローズ

ファイアーエムブレム ヒーローズ【ゲームレビュー】

  • 2017年02月09日

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は、その名のとおり『ファイアーエムブレム』シリーズの最新作で、かつシリーズ初のスマホ向けタイトル。スマホでも遊びやすいよう設計されたシステムはもちろん、多数登場する歴代キャラクターたちの活躍にも注目だ。

歴代の英雄たちが勢ぞろい!あのFEがついにスマホで

任天堂が誇るロールプレイングシミュレーションシリーズ『ファイアーエムブレム』が、ついにスマートフォン向けゲームとして登場した。

タイトルにある「ヒーローズ」のとおり、これまでのシリーズ作品から多数のキャラクターが登場し、今作オリジナルキャラクターとともに、アスク王国とエンブラ帝国の戦いを舞台としたストーリーを繰り広げる。

主人公であるプレイヤーは、歴戦の英雄である過去作のキャラクターを召喚する力を持った「召喚師」として、アスク王国を救うため戦いに身を投じることに。

マルスやチキをはじめとした歴代の英雄が続々と登場。オリジナルキャラクターとのからみにも注目!

スマートフォンでも遊びやすいような作りが随所に見られるのに加え、シリーズ譲りの奥深い戦略性は健在。

お気に入りのキャラクターを育ててバトルで活躍させる、これまでの作品と変わらない楽しみを体験できるはずだ。

8×6マスのマップで見やすいバトル

ロールプレイングシミュレーションというと、広いマップにユニットを展開していき、勝利条件の達成を目指すバトルが主流だが、今作はスマホでも遊びやすい8×6マスの1画面で表示できる大きさのマップを採用。

画面をスクロールしてあちらこちらを確認するという手間がなく、ひと目で全体の戦況を把握することができる。

縦8マス、横6マスのマップでバトル。ユニットをタップしたときに出現する青いマスは移動できる範囲、赤いマスは攻撃できる範囲を表す

マップ上には森や山、壁などが配置されており、ユニットの兵種によって通れなかったり、壁を壊さないと通れないなど、動き方にバリエーションが生まれている。

マップの構成は非常に多彩で、マップに合わせた戦略が重要になってくる。騎馬ユニットは森に入れないなど、ユニットの兵種によって移動に関する特性が分かれている

射程範囲に敵がいれば戦闘を仕掛けることができるのだが、従来のシリーズ作品とは異なり、今作には命中率の概念が存在しないのは、賛否が分かれそうなところだ。

キャラクターのパラメータに、命中や回避といった項目がなく、攻撃は必ず当たる。つまり戦闘を仕掛ければ、必ず攻撃を当てられると同時に、敵の攻撃も受けるということだ。ちなみに攻撃の順番は、仕掛けた方が先となる

戦闘パートは、味方ユニットと敵ユニットがお互いに攻撃。敵の射程範囲外から攻撃できる場合は、一方的に攻撃することができる。

また、ユニットには赤・青・緑・無の属性があり、赤・青・緑に関しては3すくみの関係になっている。有利な属性に対してはダメージがアップし、被ダメージも減少する。

出現する敵の属性は、バトル挑戦前に確認できるため、バトルに合わせた編成で有利に戦うことができる

弓ユニットは飛行ユニットに対して強いなど、属性のほかに兵種による相性も存在する

マップ上の移動や敵への戦闘は、味方ユニットをタップして移動先や攻撃対象を再度タップすることで行うが、スワイプにより直感的に行うことも可能。

味方ユニットを敵ユニットに重ねるようにスワイプすれば、移動と戦闘を1つの動作で完結させることができ、カジュアルに遊ぶことが多いスマホに適した操作性を備えているという印象だ。

攻撃したい敵にスワイプすれば、それに合わせて自動的に移動した後、戦闘が発生。移動先が複数ある際に、任意の場所に移動させたいなら、タップを使った操作を利用しよう

スマホならでの奥深い成長要素も

英雄召喚などで手に入るキャラクターたちは、HPや攻撃、速さなどのパラメータがあり、戦闘を繰り返すことでレベルアップし、各パラメータが上昇する。

また、戦闘を行った時やレベルアップ時に獲得できるSPを使って、スキルを習得させられる。これを装備させることでも、バトルでの性能が強化されていくのだ。

レベルアップは、バトル中にも発生。「修練の塔」というマップで獲得できる結晶を使うことでも経験値を付与できる

ほかにも、英雄召喚で同じキャラクターを複数入手した際には、合成することで能力値の上昇やSPの獲得ができる「限界突破」も搭載。

同じキャラクターを何回も入手する機会の多い今作ならではの育成要素となっており、シリーズファン以外でも、スマホゲームをよくプレイするユーザーならとっつきやすいシステムだろう。

さらに、すべてのキャラクターが星5まで成長するようになっており、英雄召喚で手に入れたお気に入りの英雄をずっと使い続けることができそうだ。

覚醒に必要なアイテムは、「闘技場」や「修練の塔」といったバトルコンテンツで入手できる。星2の状態で仲間になる今作オリジナルキャラクター達も、星5まで育てれば愛着がわきそうだ

英雄召喚では属性が選べる!

今作の英雄は、主に英雄召喚で入手するのだが、まずはランダムで選ばれる5つの属性から1つ選択する。

自分がほしい英雄の属性を選択すれば、その英雄が手に入りやすくなるシステムだ。

赤色の召喚石を選択すれば赤属性の英雄をゲット。どの属性の召喚石が出現するかはランダムだ

また、最初に選ばれた5つの属性を連続で引くと、消費するオーブが少しお得になる。最大で5個分の節約になるので、なるべく5連続で召喚するのがいいだろう。

必要なオーブの個数は、5→4→4→4→3といった具合に減っていき、オーブ20個で5連続召喚が可能だ。英雄召喚をする際は、5連続単位で行うようにしよう

軽快な動作で楽しめる本格シミュレーション

1画面で網羅できるマップ、スワイプによる操作性など、スマホに最適化された調整がされている印象が強い今作だが、何よりもうれしいのは、サクサク動いてストレスなくプレイできることに他ならない。

今回、Galaxy S7 edge、ZenFone 3(ZE520KL)、iPad Pro(9.7インチ)で試してみたが、どれも軽快に動作してくれた。

バトル中は、英雄たちを含め、すべての演出が2Dアニメーションで表現されているためか、ミドルスペックのZenFone 3でも動作が鈍くならなかったのはうれしい誤算

また、ニンテンドーアカウントと連携することで、複数の端末でデータを共有できるので、外出時はスマホで、家では大画面タブレットで遊ぶといったプレイスタイルも実現できる。

メインストーリーはノーマル・ハード・ルナティックの3つの難易度を搭載し、イベント的な役割の「スペシャルマップ」、ほかのプレイヤーのパーティーと戦う「闘技場」、育成アイテムを獲得できる「修練の塔」など、遊べる要素が非常に豊富。

これまでスマホゲームに触れてこなかったシリーズファンも、まずは試してみてほしい。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.2
  • 課金総額:0円

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