戦場のツインテール【ゲームレビュー】

『戦場のツインテール』は、人類の未来のために「萌え」を禁止した政府と、それにあらがう萌え系少女たちの壮絶な戦いを描いた、ユニークな世界観のアクションRPGだ。世界に萌えを取り戻すために、今こそ政府に反旗をひるがえそう!

萌えが禁止された世界で戦う異色のストーリーがすごい!

西暦2333年、政府が新たに制定した「幼女監禁法」と「風紀取締法」によって萌え文化が禁止され、世界から野生のロリが消えてしまった……。

こんな面白そうな設定で始まる『戦場のツインテール』は、アニメのキャラクターなどを愛してやまない人たちにとっておなじみの「萌え」という言葉をテーマにした、ちょっと風変わりなタイトルだ。

約300年後の世界では、われわれの大切な「萌え」が有害文化として規制され、人々の心を惑わす恐れのある幼女は、政府が作った法律によって地下深くの施設に監禁されてしまっていた

そんな世界で健全に(?)育った主人公が、世界最強の「萌えパワー」を持つ金髪ツインテールの少女リィナに出会うところから、本作のストーリーは始まっていく。

男のロマンであるドリルに魅入られた主人公は、地下深くに幼女監禁施設があることも知らずに地面を掘り進んでいく。この後、彼はリィナと運命的な出会いをして、ロリに目覚めることとなる

萌えをテーマにしているだけのことはあり、女の子のイラストは非常にレベルが高い。ヒロインのリィナには人気声優の釘宮理恵さんが起用されていて、見た目とぴったりのイメージでしゃべってくれる

会話中に出てくる用語解説が……痛い!

かなり濃い内容となっている本作のストーリー。普段の生活ではあまり耳にしない、ネットスラング用語などもたびたび登場する。

用語の意味がわからない人向けに、画面に解説文が表示されるのだが、それがなかなか痛くて面白い。

涙なしでは語れない、30歳で魔法使いになってしまう男性の話。ほかにもロリコン=変態紳士など、ネタっぽい会話が楽しめるので、筆者も含め、好きな人はとても好きそうな内容だ

超豪華な声優陣が声をあてる萌えキャラクターの一部を紹介!

本作では、ストーリーや仲間キャラクターとして登場する、かわいい女の子たちの声を担当する声優陣が超豪華なところも要チェックだ。

そのキャラクターの一部を紹介していこう。

マカッサ(声優:高岡香)

序盤のストーリーで登場する、アインシュタンナ博士に連れられてきた2刀流の女戦士。

自身の生い立ちについてはあまり覚えておらず、その素性は謎に包まれている。

友人からもらったというマフラーのことだけは、はっきりと覚えているらしい。戦場でもそのマフラーは肌身離さず身に着けている

マリーシェル(声優:本多真梨子)

ハリウッドに隠れていた地下反逆者の1人で、エリア10で最も有名な歌手として知られている。

彼女が萌軍に参加したことによって、リィナ元帥の音痴が改善されたという逸話がある。

ROCK魂を感じさせる激しい衣装が印象的だ。戦場では、手にしたギターを演奏して、敵に幻覚を見せることもできる

ファニー(声優:堀江由衣)

元々は貴族のメイドだったが、旧貴族を弾圧する政府に反旗をひるがえして、主とともに反乱に参加していた。

主に対してはヤンデレ、他人に対しては無関心という、なんとも危険なオーラのする女の子だ。

かわいいメイド服なのに、無表情で拳銃を構えている姿は、まさにギャップ萌え。7日目のログインボーナスでは、最高レアリティ星4のファニーを獲得することができる

バーニース(声優:洲崎綾)

エリア1の秩序を守っている、いじられキャラの整備員。

か弱い女の子に見えるが、荒くれ男の急所を簡単に握りつぶせる天性のパワーを持っている。

街を荒らす人は、手に持ったバットのようなもので殴るのだろうか……。事前登録特典では、限定版の星4バーニーをもらえる

『戦場のツインテール』出演声優リスト

釘宮理恵、花澤香菜、種田梨沙、堀江由衣、小松未可子、水瀬いのり、洲崎綾、悠木碧、小見川千明、加隈亜衣、五十嵐裕美、荒浪和沙、明坂聡美、佐々木未来、上原あかり、味里、本多真梨子、鳴海杏子、高岡香、森千晃、近藤玲奈、大橋歩夕、たかはし智秋、大久保藍子…etc(順不同)

ひっぱりアクションで大砲の弾をぶっ放せ!

本作のバトルは、戦車の砲台から弾を飛ばして敵を倒す、横スクロールのシューティングアクションだ。

プレイヤーは、リィナが率いる反政府組織「萌軍」の見習い司令官として、彼女たちの戦いを見守りながら、後ろから戦車でサポートをしていく。

プレイヤーが動かすのは、最後方にいる戦車に乗ったキャラクターだ。画面の好きな場所を引っ張ると弾の軌道が表示されるので、敵に狙いを定めてから指を離して弾を発射しよう

右下で使いたい砲弾の種類を選び、時間経過などで回復する「SP」を消費して発射する。左下にある「萌えエネルギー」がMAXになると、カットイン付きの必殺技を発動できる

パーティーに5人まで編成できる萌軍の兵士には、「装甲隊」「生化隊」「特攻隊」の3種類のタイプがある。これらのタイプは戦闘中の役割が違うだけでなく、タイプの組み合わせによって大砲の弾の種類が変化することがある

戦車以外のキャラクターは、勝手に攻撃してくれるため、簡単なステージならプレイヤーが操作しなくてもクリアできる。

倍速モードもあるので、オートで周回したい人や、動きまわる女の子を見ながら遊びたいという人も安心してゲームをはじめてみよう。

倍速モードはダブルタップで固定可能!

倍速モードは、ボタンをダブルタップすると固定することができる。

ボタンを押しっぱなしにしなくても倍速モードで戦えるようになるので、簡単な任務を周回するときは活用してみよう。

SP回復の待ち時間もかなり短縮されて便利だが、敵の攻撃もスピードアップするので注意しよう

バトルの後は萌軍の女の子たちとコミュニケーション

萌軍の拠点にある「宿舎」では、仲間になった女の子たちとコミュニケーションをとることができる。

仲良くなると、新たなプロフィールやショートストーリーが開放されていき、女の子に関する秘密の情報が少しずつ明らかになっていく。

女の子の好感度は、専用のアイテムをプレゼントしたり、頭をなでてあげたりすると少しずつ上がっていく。お気に入りの女の子を決めたら、積極的に話しかけて仲よくなろう

筆者は、大人のオーラが出ている「クリンヴィア」の好感度を上げるために頑張り中。彼女の趣味は酒を飲むことらしいが、ほかに趣味はなかったのだろうか

女の子の着せ替え機能などもあるようだが、新しいアバターを入手できなかったため、残念ながらお目にかかることはできなかった。

演習場でほかのプレイヤーを倒してランキング上位を狙おう

PvPモードとなる「演習場」では、ほかのプレイヤーが育成しているパーティーとのバトルが楽しめる。

ランキング上位になると豪華な報酬がもらえるので、自慢の女の子たちを引き連れてチャレンジしてみよう。

※演習場は、司令部レベル(プレイヤーレベル)が27になると開放される。

ランダムに表示されるプレイヤーの中なら、好きな対戦相手を選んでバトルをする。相手のパーティーには戦車がいないので、こちらが圧倒的に有利な状況で戦うことができる

……はずなのだが、油断していたら普通に負けてしまった。対戦相手は、パーティーメンバーの育成が進んでいる人が多かったので、コンテンツが開放されたばかりの人は気をつけた方が良さそうだ

ロリコンのオタク男子は必見のゲーム!

オタク男子をターゲットにした、ネタ満載の内容になっているため、気になっている人は絶対にやっておいたほうがいいだろう。

まさに「かわいいは正義」という言葉がぴったりのゲームで、女の子が萌えすぎて困ってしまう。

さすがに300年後の日本がこんなことになっていないとは思うが、絶対とは言い切れないのが怖いところである。

  • 使用した端末機種:iPhone SE
  • OSのバージョン:iOS 9.3
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.7.0
  • 課金総額:0円

(C) 6waves inc