WarFriends【ゲームレビュー】

『WarFriends』は、TPSにタワーディフェンスの要素を掛け合わせたようなゲーム性を持つ、一風変わった戦術アクションだ。さまざまな武器を使い分けながら部隊の指揮を執り、世界中のプレイヤーと熱い戦いを繰り広げよう!

わずか3分間で繰り広げられる超戦術的なバトル!

『WarFriends』は、プレイヤー同士の1vs1のバトル(以下、PvP)がメインで楽しめる、TPSとタワーディフェンスが合わさったようなスタイルの3Dアクションゲームだ。

プレイヤーはソルジャーとなって部隊を率い、世界のソルジャーと戦ってただひたすら勝利を求めていくことになる。

登場するキャラクターの多くが男性キャラだが、頭身のせいか、どのキャラクターもかわいらしいのが特徴。部隊に編成したアーミーを自分で配置して、先に相手プレイヤーのHPを0にした方が勝利となる

移動方法はスワイプのみ。武器での攻撃も、どれも直感的にわかるものばかりで、あっという間に操作に慣れることができるはず。

自分のキャラクターは、戦場に4つ設置されたシールドの後ろにのみ移動可能。目の前にグレネードが投げ込まれたり、敵が狙いにくいところにいたりしたら、ほかのシールドへと場所を移そう

「基本」「特殊」「ハンドガン」と、4つ装備できる武器のうち3つをも占める銃は、狙いとなるところをタップするだけで使用できる

また、狙いを長押しすることでスコープも使用できる。基本となるマシンガン系の銃であれば、同時に自動連射も可能だ

4枠ある装備の1つ「爆発物」は、実際にグレネードを投げるように画面をフリックして使う。力加減が難しく、狙いどおり投げるのはなかなか難しい

勝敗に大きく影響するのが、部隊配置。

部隊に編成したアーミーは、画面左下のアイコンから配置できる。

デフォルトで自動配置機能がオンになっているので、まったく操作しなくても一定時間ごとにアーミーが配置されていく。自身の移動と攻撃以外は、オートに頼ったプレイも可能だ

配置されたアーミーは、その役割に応じた動きをAIによって自動で行い、敵プレイヤーを追い込んでいく。

例えば「突撃兵」に属するショットガン兵は、キルされるまでがむしゃらに敵プレイヤーに突っ込んでいく。敵の突撃兵に近寄られるとシールドが意味を成さないので、相手が配置してきたらいち早くキルしておきたい

「爆発物」に属すグレネード兵は、遠くから敵プレイヤーにグレネードを投げ続ける。グレネードはシールドを破壊し、さらにシールド越しにプレイヤーにもダメージを与える効果があるため、相手を萎縮させ、その場から移動させやすい副次効果がある

アーミーの役割は全部で4つ。各役割には5種類のアーミーが所属しているので、最終的には20種類のアーミーから自分の部隊を組み上げて戦うことになる。

部隊に編成できるアーミーは最大で8種類。使用可能なアーミーは、「ランク」を上げることで徐々にアンロックされていく

アーミーの役割一覧

  • 突撃兵:敵プレイヤーに突撃する
  • 爆発物:シールドと敵プレイヤーにダメージを与える
  • ディフェンダー:自プレイヤーを敵部隊から守る
  • シューター:敵プレイヤーを遠距離から攻撃する

プレイヤー撃破か?部隊殲滅? 高度な駆け引きがたまらない対人バトル

メインコンテンツとなるPvPでは、世界中のプレイヤーと1対1の白熱バトルが楽しめる。

1バトルは3分間で行われ、時間内に決着がつかなかった場合は、シールドのない状態でのサドンデス「オーバータイム」に突入する。

20戦ほどプレイしたが、オーバータイムに突入したのは1回だけ。その前に決着がつくことがほとんどなので、ちょっとした合間にプレイできるだろう

オーバータイムに突入した瞬間、シールドがすべて飛び散って消え去る。こうなったら、相手プレイヤーに集中砲火を浴びせるしかない

戦いの舞台となるマップには、さまざまなギミックが用意されており、それらをいかに利用するかもプレイヤーの腕次第。

例えば、「市街」ではバトル中に遮へい物となるダストボックスや土管などが、クレーンによって急に追加されたり回収されたりする

また、一度配置したアーミーの再配置には待ち時間が発生するのだが、その待ち時間は相手のアーミーをキルすることで短縮できる。

敵部隊を狙うか、敵プレイヤーを狙うかで、ゲージのたまり方はかなり変わってくる。部隊で有利に立ちたければ、積極的に部隊をキルしていこう

部隊でアドバンテージを取れていると、気づけば勝利できていることも多い。

短い3分という対戦時間だが、勝利のために工夫できることはいくつもある。

この手の作品で自分なり戦術がうまく決まって、勝利できたときの快感はたまらない!

アップグレードでバトルを有利に!

バトルで使用する武器とアーミーは、軍票を消費することでアップグレードできる。

アップグレードして、相手よりレベルの高い部隊や武器で挑めば、それだけで有利になって勝利も得やすくなる。

バトル開始直前には、お互いの部隊と武器が公開され、同時に比較もされる。ここで赤い数値が多い場合、ステータス的には相手に分があるということ。かなりの苦戦が予想される

アップデートを行うと、ステータス全体が底上げされる。序盤は軍票にかなりの余裕があるので、どんどん強化していけるだろう

アップデートには、納入までの待ち時間が発生する。

その間に選択した武器が使用できなくなるといったデメリットはないので、PvPと平行してアップデートも行なえる。

プレイを進めていくだけで自然と強くなっていける、連敗しづらい設計となっている。

分隊に所属して協力プレイ!

プレイヤーで集まるコミュニティーとして、いわゆるギルドのような「分隊」があり、所属しているメンバー同士で「ウォーカード」を寄付し合える。これは、バトルで使うとさまざまな効果を発揮する。

ウォーカードは一度使うとなくなってしまうが、かなり強力な効果をもち、無料でもサクサクと集めていける。

ウォーカードはバトルに持っていくと、カードゲームの手札のように画面下に表示される。タップして使用すると、強力なタレットを設置したり、特殊な部隊を配置できたりと、いいことづくめだ

分隊メンバーをそのままアーミーとして配置できるウォーカードもある。分隊に所属しておくだけで、勝率はグッと高まりそうだ

中毒性バツグン!対人戦好きならハズせない良作

PvPを除くと、プレイできるコンテンツとして、AIの敵に慣れながら報酬がゲットできる「戦いの道モード」しか確認できなかったが、とにかくバトルが面白い!

対戦時間3分で見た目もかわいらしく、一見カジュアルにも感じられるが、超戦略的。

暴力表現も、ダメージを受けたときに少し出るだけで、かなり控えめ

操作自体はすぐになじむので、FPSやTPSが苦手だという方でも、間違いなく楽しめる。

一度プレイし始めると、続けて何度も対戦したくなる中毒性をもったユニークなバトルを、自分の手で体感してみよう!

  • 使用した端末機種:iPhone 6
  • OSのバージョン:iOS 9.3.2
  • プレイ時間:約2時間30分
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.1.1
  • 課金総額:0円

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