• 花澤香菜さんらオリジナルボイスキャストも参加した「消滅都市 FUTURE CONCERT」をレポート!

花澤香菜さんらオリジナルボイスキャストも参加した「消滅都市 FUTURE CONCERT」をレポート!

101

昨年末の12月28日(水)~30日(金)の3日間、渋谷ヒカリエにあるヒカリエホールにて、『消滅都市』を題材にしたドラマ×DJ×オーケストラという新しい形のコンサート「消滅都市 FUTURE CONCEART」が開催された。その模様をレポートしよう。

初演では杉田智和さんや花澤香菜さんらメインキャスト陣が朗読で参加!

「消滅都市 FUTURE CONCEART」は、「ドラマ×DJ×オーケストラ」をコンセプトに掲げたコンサートイベントで、ゲームのストーリーを想起させる朗読と、DJ&オーケストラによる生演奏という2つの軸で『消滅都市』の世界観にどっぷりと浸れる催しとなっていた。

今回取材したのは、12月28日の初回公演。杉田智和さん(タクヤ役)、花澤香菜さん(ユキ役)、金元寿子さん(ホシ役)、松岡禎丞さん(ヨシアキ役)、内田雄馬さん(サトル役)が出演した。

※29日の公演には中恵光城さん、朝井彩加さん、内田雄馬さん、八代拓さんが出演。30日の公演には中恵光城さん、西村太佑さん、新垣樽助さん入野自由さん(声のみ)が出演した。

また演奏は、『消滅都市』の楽曲制作を担当するノイジークロークの加藤浩義さんと川越康弘さんによるDJユニット「LOST BOYS」と、ゲーム音楽の演奏を専門とするオーケストラ「新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」が担当。

さらにシンガーとして、『消滅都市』のファンにはおなじみのSAK.さん&エミ・エヴァンスさんも参加するなど、豪華出演者がステージに勢ぞろいした。

美しい歌声をライブで披露してくれたSAK.さん(前列左)とエミ・エヴァンスさん(前列右)。また新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団は日本初のゲーム音楽プロオーケストラで、メンバーは実際のゲーム音楽のレコーディングへも参加しているという

セットリスト

Eternity(Pf)
Eternity(Orchestra)
About us
Avalon
Boot it
Phases
I miss you baby
Stay with me
You and Me
Green Light
Reloaded
Our Lost Future

アンコール

タイトル未決定(「2度目の消滅」より)
タイトル未決定(「2度目の消滅」より)
Start New Things
Love is the Way

イベント開始前に杉田さんによる注意事項のアナウンスが始まると、ちょっとダジャレに観客席から笑いが起こると、「なぜ笑う!」というシリアスなボイスで反応があり、大きな拍手とともにさらに会場の期待感が高まっていく。

そして、ステージに演奏者たちと声優陣が登場。花澤さんと金元さんによるユキとホシの重苦しい会話から、しっとりとした「Eternity」のピアノ演奏がスタートした。

やがてユキとタクヤの会話が途切れると、壮大なオーケストラによる演奏へと切り替わり、会場全体が『消滅都市』の世界へと引き込まれていく。

重苦しいシーンを演じるために役に入り込んでいた花澤さん。演奏後のコメントでも、自分の中のスイッチを切り替えるのに苦労していた様子だった

ホシの純粋なキャラクター性をライブで表現してくれた金元さん

杉田さんはタクヤを意識した(?)髪型でステージに登場

あとは、リズミカルで途切れのない楽曲の演奏が怒とうのように続いていく。

会場のスクリーンにはメインキャラクターの姿やゲームのシーンが映し出され、音楽と映像と、そして朗読で紡がれる『消滅都市』の世界が観客たちを飲み込んでいった。

DJとオーケストラによるコラボオーケストラは世界初!? アドリブで演奏曲を変えていくという難しい演奏形式で、楽曲はパネルで指示されていた。さらに、途中で客席からリクエストを募るという一幕も!

LOST BOYSの加藤さん(左)と川越さん(右)。手拍子を入れるタイミングを身振り手振りで教えてくれるなど、演奏だけでなく会場全体をリードしてくれた

演奏は、幕間の朗読を除けばほぼノンストップ! 途中で加藤さんが演奏をミスし、曲の頭からやり直すというハプニングもあったが、それすらもボーナス的な要素として拍手喝采がわき起こっていた。

エミ・エヴァンスさんによる「Our Lost Future」が演奏されたところで、川越さんが司会役となって、いったんトークセッションへ。

この日、LOST BOYSの2人が身に着けていたTシャツは東京ゲームショウの『消滅都市』ブースで配布されていたもので、加藤さんも川越さんも1人のファンとして手に入れたものだそうだ。また曲目を示すパネルが、リードゲームデザイナーである下田翔大さんによる手作りであることも紹介された。

リードゲームデザイナーである下田翔大さん(左)と、サウンドディレクターの竹内雅樹さん(右)

さらに、この日出演した声優陣も登壇。コンサートへ参加した感想などを話してくれた。

花澤香菜さん(ユキ役)

「重たいシーンの連続だったので、登場するたびにズーンとなっていて(笑)。そういうシーンの連続だからこそ、音楽が本当に重要なところを占めているんだなと思いました。明るく前向きな気持ちにしてくれる楽曲といっしょに、ユキを演じることができて、とてもうれしかったです」

杉田智和さん(タクヤ役)

「ボクの声はゲームの中でたくさん聞いているはずですが……ああいう絶望的な状況では間違ったことを、そりゃあ皆いうよ! でも、もうやめようとか、あきらめようといわなかったことが、いちばんよかったかな」

金元寿子さん(ホシ役)

「こうやって何人かで掛け合ってセリフを話すのは新鮮でした。少しだけ希望を残すようなセリフも多かったので、なんだかホシという名にぴったりな役柄だと思いました。生の音楽を後ろに感じながら演じるのは、とてもぜいたくな体験で、もうちょっとやりたかったです(笑)」

内田雄馬さん(サトル役)

「ボクはゲームが好きでこの業界を目指したところがありますが、ゲームに欠かせない音楽をコンサートとしてみなさまにお届けできる『消滅都市』は、音楽という部分ですごく強いものを持っている作品なんだなと感じました。こうやって生で聴くというのは、本当にいいですね」

松岡禎丞さん(ヨシアキ役)

「音楽って、ゲームをプレイする上で外せないものだと思います。『消滅都市』の場合は本当に音楽がきれいで迫力があって、今回のイベントのような催しに期待していました。本当は観客席にいたかったのですが(笑)、ずっとステージの横で聴かせていただきました。心が震えるというか、本当にありがとうございました」

続くアンコールでも、ステージと客席が一体となって盛り上がった今回のオーケストラコンサート。今後も『消滅都市』でこのような催しが企画されることを大いに期待したい!

(C)Wright Flyer Studios