ドコモの秋冬スマホ7機種が発表!ゲーマー注目はLG製V20 PROだ

2016年10月19日、NTTドコモは新製品および新サービスの発表会を開催した。スマートフォンからモバイルWiFiルーターなど、計13製品が発表されたが、本記事ではゲーマー注目のハイスペックスマホ「V20 PRO」を中心に紹介していこう。

日本向けにカスタマイズされたLG製フラッグシップV20 PRO

今回発表されたスマートフォンのうち、最もハイスペックな端末がLGエレクトロニクス製の「V20 PRO」だ。

こちらは、グローバルモデルの「LG V20」を日本向けにディスプレイサイズを5.7インチから5.2インチへ変更、防水・防塵機能やおサイフケータイ、フルセグ・ワンセグ受信機能の追加といったカスタマイズが施されたドコモオリジナルモデルとなっている。

SoCにQualcomm Snapdragon 820(MSM8996)、4GBのRAMを搭載し、ディスプレイ解像度はQHDとなっており、ドコモのラインナップではGalaxy S7 edgeと肩を並べる基本スペックだ。

V20 PROスペック

製品名V20 PRO
サイズ(高さ×幅×厚さ)149×72×7.9mm
重量140g台
OSAndroid 7.0
SoCQualcomm Snapdragon 820
2.1GHz 2コア+1.5GHz 2コア
RAM4GB
ROM32GB
外部ストレージmicroSD/microSDHC/microSDXC(最大256GB)
ディスプレイ5.2インチ QHD TFT液晶
リアカメラ1,620万画素+820万画素
フロントカメラ510万画素
バッテリー2,900mAh
SIMスロット数1(Nanoサイズ)
Bluetooth4.2
生体認証指紋認証

今回発表されたなかで、唯一Android 7.0をプリインストールする端末となっている。元となっているLG V20はDaydream Ready端末だが、本機に関しては言及されなかった。

また、高級オーディオブランド「Bang&Olufsen」のチューニングとスマホ初のQuad-DAC搭載による高品質なサウンド、1,620万画素+820万画素のデュアルカメラも特徴だ。

デュアルカメラ、手ぶれ補正、レーザーオートフォーカスといったカメラ機能を搭載。背面には、指紋認証のセンサーも配置されている

液晶の上部には、小さなセカンドスクリーンが搭載。通知を表示することができる

オンスクリーンキーには、他のAndroid端末でもあるバックキー、履歴キー、ホームキーに加え、一番右には通知領域を表示するキーが追加されている

重量はスペック表では140g台となっているが、実際に計測してところ142gとなった

発売は2017年2月の予定、予約については後日発表される。

ちなみに、auもLG V20をベースにしたオリジナルモデル「isai Beat」を発表済み。カメラの画素数、バッテリー容量、SoCの動作周波数に若干の違いがみられるが、ほぼ同じモデルとなっている。

Xperia X Compactはドコモのみ、ドコモオリジナル端末も発表

その他に発表されたスマートフォンは以下の6機種。

  • Xperia XZ SO-01J
  • Xperia X Compact SO-02J
  • AQUOS EVER SH-02J
  • MONO MO-01J
  • arrows NX F-01J
  • Disney Mobile on docomo DM-01J

人気の高いXperiaシリーズのCompactモデル「Xperia X Compact」は国内ではドコモ限定での提供となるとのこと。

4.6インチディスプレイを搭載し、重量は134g(実測値)。サイズは129×65×9.5mmとZ5 Conpactより若干厚くなっている。

普段5インチ以上のスマホを使っているとコンパクトに感じるサイズ。4色で展開される

また、ドコモオリジナルブランドの端末「MONO」も発表。Xperia X Compactと近いサイズ感で、片手でも使いやすいシンプルな端末だ。

製造はZTEが担当しており、Snapdragon 617、2GBのRAM、4.7インチHDディスプレイといったエントリーモデルな仕様となっている。

ワンセグ/フルセグ、指紋認証といった機能には対応せず、スマホにあまり機能を求めないユーザーに向いたシンプルなスマホと言えるだろう。

発表会のゲスト・高畑充希さんも、今回発表された中でもお気に入りの端末のようだ。

MONOはシンプルでかっこよく、誰でも持ちやすいという高畑さん。ちなみに、MONOというネーミングは、ユーザーの大切な「もの」となるように願いが込められている

一部製品は500Mbps超の通信に対応

発表された新スマートフォンのうち、Xperia XZとV20 PROは256QAMに対応することで、受信時に最大で500Mbpsの高速通信を実現。

また、モバイルWiFiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」は、受信時最大682Gbpsの通信に対応している。

今回の新製品ラインアップのひとつ「Wi-Fi STATION N-01J」

ただし、500Mbpsの通信は2017年3月、682Mbpsは2017年3月以降に提供開始予定となっている。

(C) NTT DOCOMO, INC.