Mini Metro【ゲームレビュー】

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『Mini Metro』は、めまぐるしい発展を遂げていく都市を舞台に、路線図を書きながら地下鉄を運行していくシミュレーションゲームだ。ただの路線図にしか見えないゲーム画面には、驚くほど完成度の高いゲームが隠されている。今回は、絶対に「買い」だといえる、おすすめの有料ゲーム『Mini Metro』を紹介していこう。

駅がパンクしないように路線図を書いて乗客を運んでいこう

『Mini Metro』は、ロンドンやパリなどの都市に、自由に路線図を書いて地下鉄を作っていくシミュレーションゲーム。

発展を続けるこれらの都市では、時間の経過とともに人口が増え、さまざまな場所に駅が設置されていく。

駅に訪れる乗客を目的地に届けるために、効率のいい路線図を書いて地下鉄をうまく運行していくという、ちょっと風変わりだが、オリジナリティーあふれる内容になっている。

ゲーム画面は、駅などでよく見かける路線図そのものだ。「○」「△」「□」などの記号が駅になっていて、プレイヤーは駅と駅をつなげるように、自由に路線図を書くことができる

路線図が書けるのは、ニューヨークやパリなど、有名な大都市ばかり。この中には、日本の大阪もあるので、地元の人はさらに楽しめるのではないだろうか

海外で数々のタイトルを受賞!

  • 英国アカデミー賞ゲーム部門:最優秀デビュー賞
  • IGF(インディーゲームの祭典):4部門受賞

『Mini Metro』は、海外でさまざまな賞をもらっているすごいゲームなのだが、日本ではそれほど知られていない。

今回、ついにiOS/Android版が配信されるということで、ゲーマーなら必ずチェックしておこう!

線路がない駅にやってきた乗客を目的地まで連れていこう

ゲームを開始すると、何もないマップの中に3つの駅だけが配置された状態でスタートする。

駅のほかには、街を流れる川しかない。建物などはいっさい表示されていないが、一応ここには街がある設定になっている

線路がないので、これらの駅は完全に機能が停止しているわけだが、それでも乗客は容赦なく押し寄せてくる。

まずは、電車を利用する人たちが目的地に行けるように、画面をなぞって駅と駅の間に線路を作っていこう。

時間が経つと、駅の横に黒く塗りつぶされた記号が続々と出現し始める。これらが、電車に乗りたがっている街の住民たちだ

指でなぞった場所に線路が作られる。今回は「○」と「□」の駅をつなげたので、「●」と「■」の乗客がこの電車に乗れるようになる。つまり、駅の形状と乗車できる客の形状が一致している場合のみ、乗車可能ということだ。線路の始点か終点をタップしながら逆になぞると、配置した線路を消すこともできる

乗客たちは、自分の記号と同じ形の駅に行きたがっているので、ちゃんと目的地に到着できるように、線路をどんどんつなげていこう。

無事、目的地まで送り届けると、スコアがアップする。とにかくたくさんの人たちを運んで、ハイスコアを目指していくのがこのゲームの目的になる。

駅から駅だけでなく、線路をひっぱって駅まで運べば、簡単にその駅を停車駅に加えられる。できるだけ少ない操作で駅をつなげられるように動かそう

電車の運行が間に合わず、駅が混雑しすぎるとゲームオーバー。地下鉄の運営を止められてしまわないように、スムーズな路線を目指して線路を作っていこう

リアルタイムで発展する街には新たな駅がどんどん作られていく

プレイヤーが線路を作っていく街は、時間の経過とともにめまぐるしい発展を遂げていく。

それを追いかけるように、街の中には次々と新しい駅が建設されていくので、こちらもしっかりと対応しながら、新たな路線づくりに励んでいこう。

使える車両の数や、路線の本数には制限がある。増えていく駅に対応するには、できるだけ効率よく乗客を運べるようなルートにしていかなければならない

1つの車両に乗れるのは6人まで。定員をオーバーしていると、その電車には乗れずに、乗客は駅に置き去りになってしまう

ゲーム内では、時間の経過で日付が進んでいく。毎週月曜日になると、新しい車両や路線などが配給されるので、さらに細かな路線図を作れるようになる

車両や路線のほかにも、川を渡れるようになる「トンネル」や、電車に乗れる人数が増える「後続車両」など、さまざまなものを獲得できるので、ピンチのときは月曜日まで耐えるようにがんばってみよう。

車両移動や停車駅の削除などのテクニックでスコアアップ

駅の数が増えてくると、路線の形もどんどん複雑になっていって、次々と押し寄せる乗客に対応しきれなくなってくる。

チュートリアルでは説明がない細かなテクニックが多数存在するので、スムーズな路線づくりのためにしっかりと使いこなせるようになっておきたい。

車両移動

車両移動を使うと、混雑している路線に車両を追加したり、電車が走る向きを変えられるようになる。

線路を走っている電車を長押しでタップすると、電車を持ち上げられるので、移動させたい場所までドラッグしよう。

移動中の車両は、いちばん近くにある駅の方向を向くので、その駅の反対側に車両をもっていけば向きを反対にできる

停車駅の削除

すでに配置している線路を動かすときに覚えておきたいテクニック。

線路を長押しタップで動かしているときに、その路線から削除したい駅の上で指を離せば、瞬時に停車駅から外すことができる。

距離が長くなるほど、乗客が目的地に着くまでの時間も長くなる。同じ記号の駅が1つの路線に集まりすぎないように気をつけよう

これらのテクニックを自然と使えるようになれば、ピンチのときにも焦らずに線路が作れるようになってくる。

ハイスコアを目指すのには必須なので、序盤から使うように意識をしていきたい。

配置した線路は動かせない上級者モードも!

ノーマルモードで条件を満たすと、難易度が一気に上がった「エクストリームモード」にチャレンジできるようになる。

エクストリームモードでは、配置した線路を動かすことができないので、先の先を見据えた線路運びが必要になってくる。

いちばん簡単なロンドンステージでも、開放条件はなかなか厳しい。トンネルが1個までしか使えないので、川を超えなくても路線を作れる「運」もある程度は必要になってくるだろう

ゲームをリスタートすれば、駅の初期配置なども変わるので、条件達成にチャレンジするときは、できるだけ路線を作りやすそうな配置を狙ってみよう。

筆者は残念ながらアンロックできず……

さっそくダウンロードして何度もプレイした筆者だったが、残念ながらいちばん簡単なロンドンのエクストリームモードすら開放できなかった。

最高記録はこちら。なんとかスコア1,000は達成できたものの、トンネルの数を節約できずに撃沈……「☆」などの数が少ない駅に行きたい乗客をうまくコントロールできれば、条件達成の糸口が見えてきそうだが、なかなか難しい

ちょっと遊べば面白さがわかる名作シミュレーションゲーム

鉄道などにはそれほど興味がなかったので、あまり期待していなかった筆者だが、完全に不意をつかれる結果となった。

ゲームとしての完成度が非常に高く、リアルタイムで変化していくマップを追いかけながら路線図を作っていくという流れの中には、今までに味わったことのない面白さがある。

ストアの画像を見て、「これが600円!?」と思った人も多いかと思われるが、それ以上の価値は間違いなくある、おすすめの1作だ。

  • 使用した端末機種:iPhone 6
  • OSのバージョン:iOS 8.3
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.1

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