iRIUM【ゲームレビュー】

リズムゲームとRPGをきれいに融合させた新感覚アクションRPG『iRIUM』のAndroid版が配信スタート! 簡単に見えて意外に奥が深いバトルシステムと、有名な芸術家の「魂」が多数登場する不思議な世界観に注目だ。

アートの世界でリズムに乗って戦う新感覚バトル!

『iRIUM(アイリウム)』は、「リズム」+「アクション」+「アート」+「RPG」という4つの要素を組み合わせた、なんともぜいたくなタイトルだ。

プレイヤーは、芸術家たちの魂と人間が共存する不思議な世界「アイリウム」で、さまざまな思想を抱える芸術家たちの魂に触れながら冒険を繰り広げる。

本作の魅力はなんといっても「リズミカルなテンポで進んでいくアクションバトル」だ。タイミングよくボタンをタップするリズムゲームのようなバトルでは、今までにない新たな感覚を味わうことができる。

画面の上にある「ノーツ」に合わせて、左右のボタンをタップしていく。タップ以外にも、フリックや長押しなどのアクションも用意されているので、見た目以上にちゃんとリズムゲームをしている感覚になる

また、こだわり抜いたグラフィックも印象的。キャラクターイラスト、バトル演出、ホーム画面と、さまざまな場面でグラフィックのレベルの高さが感じられる。

第一印象でここまで目をひくゲームは、なかなか珍しいのではないだろうか。

主人公は、自由を愛する芸術家の魂である「アイナー」を保護する、アインズ管理局という組織に所属している。ストーリーモードでは、アイナーと対立する「イヴァン」との間で起こるさまざまな事件を解き明かしていくことに

シンプルながら、目をひくデザインのホーム画面。中央の「アイリウムワールド」では、ゲーム内の天気によって変化するさまざまなニュースを楽しむことができる

シンプルなリズムバトルは初心者でも安心の難易度

リズムゲームが苦手な人にはちょっと不安なバトルだが、

  • ボタンの数は「L」と「R」の2つのみ
  • 1ターンでボタンを押す回数は最大で4回

というシンプルな操作なので、難易度自体は低めに設定されているといえる。

画面上を流れていく「リング」に合わせて操作していく。序盤はタップするだけなので、簡単な操作から少しずつ慣れていこう

もちろん、ステージが進むにつれて長押しやフリック、左右のボタンを同時操作などの特殊な操作テクニックも求められるようになるので、コアな音ゲーユーザーでもしっかり楽しめるようになっている。

最高のタイミングでタップが決まると「PERFECT」! 戦闘中にもかかわらず、仲間たちがリズムに乗って軽快にジャンプする演出がなかなか面白い

リズムを取りながら有利なポジションに隊列を変更

バトルで主人公に力を貸してくれるキャラクター「アイナー」には、「火」「水」「風」「土」の4属性がある。

芸術家の魂であるアイナーは、魂になる前の名残りのある姿で登場する。彼らの職業は「画家」や「音楽家」など、ほかのゲームではあまり見ないユニークなバリエーションとなっている

アイナーには、好きなスキルを1つだけ装着できる。味方の回復など、特定の職業にしか使えない強力なスキルもあるので、戦う相手やパーティーメンバーによって使い分けてみよう

これらの属性には「水」→「火」→「風」→「土」→「水」というRPGではおなじみの相性があり、有利な相手に対して攻撃していくのがバトルのコツになる。

しかし、敵の弱点を突くように自由に攻撃対象を選べないのが、本作のいやらしいところであり、面白いところでもある。

本作のバトルでは、左右を対称に見て、自分と同じ位置にいる敵にしか攻撃できないようになっている

バトル中は、画面内にある「チェンジボタン」でパーティーの隊列を変更できるのだが、

  • 時計回りにしか動かせない
  • 隊列変更中もリングの動きが止まらない

といった制限によって、素早い判断力や手の動きが要求される。そのため、思ったよりも操作が難しい。

リズムゲーム自体は簡単だが、戦闘システムをフル活用しようとすると、音ゲー熟練者でもなかなか手こずるのではないだろうか。

季節や天気によってミッションが変化!?

本作では、ゲーム内に「季節」と「天気」が存在している。

これらは、さまざまなタイミングで発生する「ニュースミッション」と関係していて、そのときの季節や天気に応じてゲーム内で報道されるニュースの内容が変化する仕組みとなっている。

画面の右上に季節と天気が表示されている。ここでは天気が「雨」ということで、雷の影響からか街では停電が起きているようだ

アイナーを派遣してニュースで見た事件を解決しよう

ニュースを見つけたら、アイナーを管理している主人公の出番だ。その事件にぴったりの能力を持ったアイナーを派遣して、事件を解決してあげよう。

アイナーの職業によって、解決できる事件とできない事件がある。派遣するアイナーの強さで、事件解決の成功率が変化するようだ

育成モードにもリズムゲームが登場!

アイナーのレベルを上げる育成モードでも、バトルと同じようにリズムゲームが採用されている。

バトルでは1ターンにボタンを押す回数は4回だが、トレーニングをして経験値稼ぎができる「ジム」では、それが8回まで増える。といっても、それほど難しくなってるわけではないのだが。

バトルと同じようにタイミングよくボタンを押すと、サンドバッグに攻撃を加えながらスコアが上昇していく。スコアをたくさん稼げれば、ボーナスで経験値が多めに獲得できる

トレーニングのスコアはワールドランキング対応

アイナーを育成するジムには、周りのプレイヤーとスコアを競える「ワールドランキング」機能がある。

トレーニングをするアイナーの強さによって、獲得できるスコアにも変化があるようだ。お気に入りのアイナーを鍛え上げて、ランキング上位を目指してみよう。

上位はスコアの桁がとんでもないことに! スコアの右にある「訪問」から、そのプレイヤーのパーティーが確認できるので、ハイスコアを目指す参考にしてみよう

対人戦はリズムではなく「ジャンケン」!?

すべてのモードにリズムゲームがあるのかと思いきや、ほかのプレイヤーのパーティーと対戦ができる「スタジアム」は、リズムゲームではなくジャンケンに似たバトルシステムになっている。

スタジアムでは「アタック」「ガード」「ブレイク」の基本コマンドに加えて、アイナーにセットした「スキル」を合わせた4つのコマンドから、好きなものを選択して戦っていく。

コマンドの入力受付時間はかなり長くなっているので、リズムバトルのように手元が忙しくなることはない。相手の編成を見ながらゆっくりとコマンドを選択しよう

「アタック」「ガード」「ブレイク」のコマンドは、

  • 「アタック」は「ガード」されるとダメージが激減する
  • 「ガード」は「ブレイク」されると大ダメージを受ける
  • 「ブレイク」は「ガード」以外にはほとんど効果がない

といったように、相手が何を選んだかによってダメージが変化するようになっている。

通常のバトルと同じように、チェンジボタンで隊列の変更もできるので、相手の動きを読みながらアイナーをどう動かすかを考えていこう。

今後のアップデートでまだまだコンテンツが追加予定

ゲームのホーム画面を見てみると、まだ実装されていないコンテンツがいくつか確認できる。

現在ロックされているのは、「ルーン管理」「家紋」「遠征隊」の3つ。さらに右下には、ほかにも新たなコンテンツが実装されそうな雰囲気を醸し出す空きスペースが……

現時点でもそれなりにコンテンツがそろっている印象なので、これらの新しい要素が追加されたら、さらにゲームが盛り上がりそうだ。

これまでのスマホゲームとは何かが違う、かなり異色なオーラを放っている『iRIUM』。iOS版の配信も間もなくと思われるので、ぜひプレイしてみてほしい。

リズムゲームが下手な筆者でも気持ちよくプレイできたので、個人的にはかなりお気に入り!

  • 使用した端末機種:Galaxy S6 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

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