【Ingressアハ体験】第5回: モチベーションを保つには?

飛び級をしてから、だいぶのんびりしているこのごろ。個人的にちょっとした経験をして、以後プレイスタイルの変更を検討しているところです。プレイスタイルというほどたいしたものを確立していたわけではないのですが、一度立ち止まってみるといろんなものが見えてきますね。プレイヤーが増えていることで、水面下ではいろんな問題も起きているようで……。たかがゲーム。されどゲーム?

がんばっていたけど、途中でやる気がなくなってしまう……?

今回は“一度立ち止まる”に絡めて、モチベーションについて考えてみました。APだけ獲得すればレベルが上がっていくため、「レベル8まではチュートリアル」といわれるIngress。ひたすらハックするところから始めて、レゾネーターのデプロイ、アップグレード、Modsのインストール、リンク、CF作成、やがては攻撃など、ひととおりの操作を覚えます。やがてレベル8になると、最も攻撃力のあるアイテムとパワーのあるレゾネーターが使えるようになります。これで攻撃力も保守力もレベル9から16のAGと同じになります。視覚的にわかる違いがあるとすれば、持てるXMの量くらい。

まさにこれから! というこのタイミングで、急にやる気が失われてしまうAGもいると聞きます。それまでがむしゃらにやってきて、ようやくレベル8。達成感で満足してしまうのでしょう。私の知り合いにも「最近やる気ない~」「あんまり楽しくない」といっている時期がありましたが、確かに自分でも過去に2度ほど大幅にモチベーションが低下したことがありました。

レベル8になったのはうれしいけれど、ここから先が長いな~と思い始めてしまいます

1回目は、まさにレベル8のタイミング。Ingressを始めてからほぼ1ヵ月でレベル8になりました。毎日せっせとプレイして、ようやくアイテムが使えるようになって、貢献できるようになったのはうれしかったのですが、レベル8そのものが1つの目標だったので、軽い燃え尽き感が……。これからはメダルも意識しなくちゃいけないだろうし、レベル9だって、いつになったらなれるのか見当つかない。チュートリアル終了っていわれても、AGとしてどうなればいいの? という漠然とした疑問や不安感みたいなものが沸いたのです。

2回目はレベル10になったときでした。2けたになったのはうれしかったのですが、これからも同じような感じのプレイが変わらずずっと続くのか? 飽きないのか? 何を目指せばいいのか? といった疑問が沸きました。今となっては飛び級のために短期間で500万AP目指す! なんてやってる自分がいますが、いろいろ悩むときもあったのです。

やっと2けた到達! でも自分のプレイスタイルらしきものも見当たらず、ちょっと飽きも出てくるころでした

コミュニティに所属すると、刺激と知識が得られる

正直、ゲームなのでマイペースで楽しめばいいのですし、楽しくなければやらなければいいだけ。深く悩む必要はないのです(笑)。とはいえ、 スキャナを開くのが習慣みたいになってきてしまうので、どうしても意識せざるをえないのですね。

幸い、自分が悩みつつも飽きずに続けてこられたのは、レベル7くらいから同じ陣営の仲間が集うコミュニティに参加していたからだと断言できます。先の長い道のりを一緒に旅してくれる仲間の存在があるのとないのでは、活動面だけでなく、知識面でも得られるものに雲泥の差が生じるのです。

もともと私もそういったコミュニティがあることも知らずに、ひたすらソロプレイに明け暮れていました。あるときCOMMで「いつもありがとうございます~」と話しかけられました。今では大変お世話になっている方とのファーストコンタクトだったと思います。まず、COMMで自分が話しかけられるとは思っていなかったので驚いたのですが、なにより自分の存在を意識してくれている人がいることに感動を覚えました。

その後、ポータル付近で直接顔を合わせる仲間のAGさんも現れ(いわゆるリアキャプです)、Google+内にある同じ陣営のコミュニティページや、グループでチャットができる「ハングアウト」に参加しないかと誘われるようになりました。

仲間と会話できる「ハングアウト」はIngressの定番ツール。やり取りを見ているだけでも勉強になりますよ

こわごわ参加してみたところ、まあ面白い! 私が参加しているハングアウトに限った話ではないと思いますが、キャラの立ったユニークなAGの多いこと多いこと(笑)。 いつも地元でAG名を見かける方々が顔をそろえており、うれしかったのを覚えています。

コミュニティに参加することで、他のAGの活動を身近に感じられるようになり、彼らの進化を見ることで、自分への刺激にすることができるわけです。モチベーションが低下しても、友達がレベルアップしてよろんでいるのを見ると自分もうれしいですし、立ち止まって仲間の活動を見守っているうちに、またがんばってみようかなという気になりました。

リアルに指導を受けられることも

人が集まれば当然、飲み会が発生しますから、直接顔を合わせる機会も出てきます。行ってみると、どんな端末でプレイしているかが見られますし、いろんなノウハウを教えてもらえるようになります。自力で検索して調べていただけではなかなか辿り着けないような情報もサクっと聞けたりします。

何を隠そうこの私、レベル7になるまで「グリフハック」の存在を知らなかったのです! グリフハックとは、ハックボタンの長押しでスタートするミニゲーム的要素のあるもの。表示される文字を覚えて回答すると、正解数と回答時間に応じてボーナスアイテムがもらえるため、効率的な補給(アイテム収集)には欠かせない機能です。先輩AGに食事をしながら教えてもらいましたが、もし今もソロだったら……知らなかった可能性は否定できません……。

忘れもしないこの夜、先輩AGのN嬢から「ねぇ、グリフハックって知ってる?」と聞かれたのでした。ちなみに教えてくれた当人はいまだグリフのメダルが開放されていません! あえてグリフのメダルなしでレベル16を目指すというのが彼女のこだわりのようです

このほか、アイテムの使い方やスキャナの操作の仕方、自分がいつごろレベルアップするかの調べ方や、効率的な多重CFの作り方(短気なので全然やらないんですけど)、ファームの場所、ポータルが入るおいしいお店の情報、過去にどんなことがあったか、アノマリーの参加体験、考え方、その人なりの多種多様なIngressの楽しみ方など、いろんなことを教えてもらっていました。

やっぱり……最初はCOMMからどうぞ!

完全なソロで、どこにも参加していない、Google+もしていないというのであれば、仲間作りで最初に頼りになるのがCOMMです。私のように声をかけてもらえるかもしれませんが、もしまだでしたら、自分から「誰かと友達になりたい」「どこか最寄りのコミュニティに参加したい」と書き込んでみましょう。実は先輩AGたちは、新人さんの活動を結構気にしているので、誰か反応してくれるはずです。先輩AGが勧誘のための書き込みをしている場合もあります。

ソロAGが仲間とつながれる場所がCOMMです

あとは、実際にリアキャプされたときに、味方のAGなら聞いてみること。味方でなくても、そういうところに入ると勉強になっていいよ、とアドバイスしてくれる方もけっこういらっしゃるようです。陣営の枠を超えてアドバイスしてくれるAGさんは宝物ですね。

その後、参加するまでにはコミュニティのガイドラインに沿った手続きが待っていると思いますが、それはおいおい教えてもらえるはずです。話し下手な方でも、とりあえず参加してあいさつしておくだけでもだいぶ違うでしょう。位置情報を元にして人がリアルに動くゲームなだけに、リアルとバーチャルの境目を超えていろんな問題も起きてきます。そのとき相談できる仲間がいるのは大変心強いものです。

これからは沖縄と台湾でアノマリー(公式戦)が待っています。「ところでアノマリーって何ですか?」という質問もきっと一斉に答えてくれるはず。恥ずかしがらずに参加してみましょう!

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