VR脱出ゲーム『エニグマスフィア~透明球の謎~』試遊レポート。2人協力プレイで謎を解き明かす!【TGS2016】

インディーズコーナーにて、新清士氏が代表を務める「よむネコ」のブースを発見。Tokyo VR Startupsの取締役でもある新氏が仕掛けるVRゲームの魅力を試遊レポートとともにお伝えしよう。

協力相手がVRに溶け込む脱出ゲーム『エニグマスフィア~透明球の謎~』

『エニグマスフィア~透明球の謎~』は、よむネコがTokyo VR Startupsのプログラムで制作したVR脱出ゲームだ。

2プレイヤーでのマルチ協力プレイができることが最大の特徴で、ゲーム画面内に協力相手が現れ、一緒に謎を解いていくというゲーム性になっている。

2人同時プレイが可能。よむネコブースへは、誰かと一緒に行くのがおすすめだ

透明球を探し出して破壊!

脱出までの流れは、部屋の中にある透明球にハンマーを当てて破壊。すべての透明球を破壊すると現れるオレンジ色に光る球に触れると、脱出成功となる。

コントローラーを使って移動したいポイントを指すことで瞬間移動ができ、HTC VIVEのようにルームスケールVRでなくてもプレイすることが可能だ。

瞬間移動のおかげで、直感的に移動することが可能。今回の試遊は、椅子に座った状態でのプレイとなっている

ハンマーは、近くの透明球に振り下ろすほか、遠くに投げて当てることも可能。透明球が、手が届かない場所にある場合には必須テクニックだ

通り道をふさぐギミックも出現し、片方のプレイヤーがスイッチを押している間にもう一方のプレイヤーが通るといった、協力し合わないと切り抜けられない場面も存在する。

2人の連携が重要なゲームでもある。「球ある?」というやりとりを何回も繰り返すことで、部屋を脱出することができた

こちらの球に手を突っ込むとクリアとなる。透明球が意外なところに隠されていたりと、なかなか苦戦したが見事に脱出成功!

VR空間内でコミュニケーションがとれる!?

ゲーム画面の協力相手は、頭部と手がうっすらと表示され、トラッキングした動作がリアルタイムに反映されるので、VR空間を共有しているとも言える状態だ。

相手の動きがわかるので、別の場所を調査したり、困っていたら手伝ってあげることが可能となっている。

頭部と手だけが宙に浮いているという、少し不気味な光景。手を振るくらいの合図を送ることはじゅうぶんできる

発売前のOculus touchも体験できる

今回の試遊展示では、Oculus Riftが使用されている。

HTC VIVEと違い、モーション感知コントローラーが付属しないOculus Riftだが、今年の年末に「Oculus touch」というコントロールデバイスが発売される予定だ。

よむネコブースでは、最終製品版に近い「Oculus touch」をOculus社から借りて展示を行っているため、「Oculus touch」をいち早く試せるブースでもあるのだ。

HTC VIVEのコントローラーと比較すると、かなりコンパクト。表面のスティックと3つのボタンに加え、握る部分にもボタンが搭載されている

なお、『エニグマスフィア~透明球の謎~』は、Oculus touchの発売時期と合わせてのリリースが予定されている。

東京ゲームショウ2016 一般公開日概要

  • 日程:一般公開:9月17日(土)、18日(日) 10:00~17:00
  • 会場:幕張メッセ
  • 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
  • 共催:日経BP社
  • 特別協力:ドワンゴ
  • 入場料:一般公開:前売1,000円/当日1,200円(税込)
    ※小学生以下は入場料無料

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