開発のきっかけは『鉄拳』!?「サマーレッスン発売間近!最新情報トークステージ」【TGS2016】

バンダイナムコエンターテイメントブースでは、プレイステーションVRで発売予定の『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』のトークショーが開催された。開発秘話や発売前の最新情報から、今後の展開まで情報が明かされた。

ザ・グレート・サスケがVRキャラクターとコミュニケーション

バンダイナムコエンターテイメントが2016年10月13日にプレイステーションVRで発売を予定している『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(以下サマーレッスン)』。

今回のトークステージでは、プロレスラーのザ・グレート・サスケ氏をゲストに迎え、バンダイナムコエンターテイメントの原田勝弘氏と玉置絢氏が本作の開発秘話と最新情報を明かした。

登壇者(敬称略)

  • 原田勝弘(バンダイナムコエンターテイメント プロデューサー)
  • 玉置絢(バンダイナムコエンターテイメント プロデューサー/ディレクター)
  • ザ・グレート・サスケ(スペシャルゲスト)
  • 舞浜みつき(司会)

左より司会の舞浜さん、原田氏、サスケ氏、玉置氏。原田氏は『鉄拳』シリーズのプロデューサーとしても知られる

開発のきっかけは『鉄拳』

『サマーレッスン』は、勉強が苦手な少女「宮本ひかり」と彼女の家庭教師を務めることになったプレイヤーとの、夏休み最後の1週間を描く作品。

VR空間で、リアルな女の子と至近距離で交流できる体験が大きな特徴だ

まず、最初に原田氏と玉置氏から『サマーレッスン』開発の歴史が語られた。

本作の開発は2013年11月からスタートしており、『鉄拳』シリーズのVR化を考えていた原田氏が、玉置氏に「VRでリアルな格闘家が目の前に現れても、怖いだけで楽しくない」と相談したのが始まりだという。

『鉄拳』のVR化をきっかけに3年前にスタートした『サマーレッスン』プロジェクト。原田氏も玉置氏もVRの開発は初めてで、手探りの状態だったそうだ

続いて玉置氏は、最新のPVを公開し、ゲームの概要を説明。宮本ひかり原田氏によれば、メニュー画面も平面で見ると、普通に感じるかもしれないが、VRで見ることで新鮮に感じるという

今後は勉強部屋と飛び出して外で胸キュン体験

そして、玉置氏からはさらに『サマーレッスン』の今後の展開となるPVが公開された。

玉置氏は、『サマーレッスン』は1作だけで終わらないと宣言。これからもVRキャラクターと触れ合えるシチュエーションを配信し続けていくという。

公開されたPVでは、勉強部屋から飛び出し、ひかりちゃんと一緒に運動に運動をしたり、お祭りにいったりする様子が見られた。さらにプレイヤーの胸をくすぐる体験がユーザーを待っているらしい

そして、実際に最新の『サマーレッスン』をゲストのザ・グレート・サスケ氏に体験してもらうことに。

サスケ氏のトレードマークであるマスクの上からHMDを装着。「マスクの上からでもPSVRは装着できると判明した」と原田氏が話すと会場は笑いの渦に包まれた

最初は警戒されては、ついつい手を振ったり、話しかけたりとコミュニケーションをはかるサスケ氏。イヤホンを片耳ずつ分け合って音楽を聴くシチュエーションでは、顔を近づける体験にうっとりとした様子

体験後、「ふと目線を動かしたら、勉強部屋の作りこみがすごく現実のようだった。プレイを終えて、ひかりちゃんと会えない喪失感がすごい」と放心状態。

「格闘ゲームを作ってきたときは気にならなかったキャラクターの瞬きすら、この距離だと少しでも違うと違和感になる」と、原田氏はVRキャラクターの細やかな仕草へのこだわりを語る。

玉置氏も「VRキャラクターとのファーストコンタクトにふさわしい要素がすべて詰まっています。ぜひともPSVRが届いたら、ひかりちゃんに会ってみてください」と話した。

『サマーレッスン』は、2016年10月13日に「プレイステーションVR」と同時発売予定。VR世界の美少女との出会いが待ち遠しい

東京ゲームショウ2016 一般公開日概要

  • 日程:一般公開:9月17日(土)、18日(日) 10:00~17:00
  • 会場:幕張メッセ
  • 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
  • 共催:日経BP社
  • 特別協力:ドワンゴ
  • 入場料:一般公開:前売1,000円/当日1,200円(税込)
    ※小学生以下は入場料無料

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