『ナイトスリンガー』は軽快な操作感が面白い!CBTに参加してわかった魅力をレポート

ゲームヴィルジャパンが今冬にリリースを予定しているひっぱりアクションRPG『ナイトスリンガー』。そのクローズドベータテスト(CBT)が、9月5日(月)~9月9日(金)のスケジュールで実施されている。本テストに参加してわかったゲームの内容をインプレッションとともにお伝えしよう。

テンポのいい操作感と軽快なキャラクターの動きが楽しい!

『ナイトスリンガー』は、『モンスターストライク』などでおなじみの「ひっぱりアクションRPG」だ。

二柱の女神に祝福された地「オラトリア」を舞台にした本作だが、女神イモイラの妹であるオディリアが、その全域を支配するために侵攻を開始するというのがバックグラウンドストーリー。

そしてプレイヤーは、イモイラの加護を受ける「閃光騎士団」の見習いとなって冒険を始めることになる。しかし、その前には旧閃光の騎士団長である闇の君主アグロが立ちはだかる――

バトルのシステムは、画面をスワイプしてキャラクターを引っ張り、敵を攻撃するという「ひっぱりアクションRPG」ではおなじみのもの。

ステージに置かれた爆弾を破裂させて周囲にダメージを与えたり、出現したお肉を拾ってHPを回復するといった仕掛けも存在する

キャラクターには6つのジョブが存在し、ナイトやランサー、ウォーリア、ウィザードは敵にダッシュして接触した相手に攻撃を加える。

もちろん、敵にぶつかった後はおはじきのようにあちこちに反射し、ジョブによっては繰り返し攻撃することもできる。

ステージを縦横無尽に走り回るナイト。敵の群れに突っ込んでいけば連鎖で何度も攻撃することができる

また、アーチャー、ランチャーは移動せず、スワイプでターゲットマーカーを移動して遠隔攻撃を行うジョブとなっている。

どんなに遠くの敵にも標的を定めることができるランチャー。着弾した周囲にまとめて大ダメージ!

  • ナイト:長い移動距離を利用して敵の間を跳ね返りながら攻撃する。進化するほどヒット回数がアップする
  • ランサー:直線状に並ぶ敵を貫通して攻撃する。攻撃力は決して高くないが、進化によって移動距離が延びる
  • ウォーリア:体力が高く、扇状の範囲にいる敵を攻撃する。進化によって攻撃範囲はさらに広くなる
  • ウィザード:敵にぶつかると魔方陣を生成し、そこにいる敵に攻撃を行う。進化によって範囲が広がり、さらに魔方陣の数も増える
  • アーチャー:高い攻撃力を誇る遠距離攻撃職。進化すると矢の本数が増えてより多くの敵を攻撃できるようになる
  • ランチャー:射程と方向に制限されずに爆弾を投げ、その周囲の敵を攻撃できる。進化するほど攻撃範囲が広がる

バトルの進行は疑似ターン性となっており、各キャラクターに表示されている数字が徐々に減り、これが「!」になると行動の順番となる。

数字が減ってきた敵から倒していくのが基本。また複数の味方が同時に「!」となったときには、好きなほうから行動することができる

ジョブによって行動の順番がある程度決まってくること、移動しないジョブが前衛にいるとじゃまになってしまうことから、4人+フレンド1人で構成されるチーム(パーティー)の陣形をしっかり考えておくことも必要になってくる。

チームを編成するときには、配置のほかに、キャラクターのコストやリーダースキルを考慮しなければならない。強力なキャラクターほど高コストとなっているので、バランスのいい編成を考えよう。なおフレンドの助っ人キャラは必ず中心に配置される

また、各キャラクターには火、水、地、そして光と闇という属性がある。その優劣関係は、スマホRPGのファンにとってはおなじみのものだ。

何人かのキャラクターを育成しておいて、挑む敵の種類に合わせて入れ替えていくのがいいだろう。

敵は個別のHPを持っており、撃破すればステージから消失する。また自分のキャラクターは個別のHPを持っておらず、チーム全体でHPを共有している

ひっぱりの操作は非常にシンプルで軽快。画面のどこからスワイプしてもOKな仕組みとなっている。

また通常攻撃だけでなく、各キャラクターに固有のスキルを発動することもできる。

そのキャラクターの順番が回ってきたときにスキルゲージが満タンになっていれば、画面下部のアイコンをクリックすることで、強力な効果を持ったスキルで戦況を一挙に動かすことが可能だ。

ゲージはターンが進むごとにたまっていくが、キャラクターをひっぱって味方同士でぶつけることでも増やすことができる

バトルでは、キャラクターのアクションもスピード感にあふれており、テンポよく進めていけるのが強く印象に残った。

一部のスマホRPGに見られるイライラ感は一切なし。非常に快適にプレイすることができたことをお伝えしておこう。

バトルは基本的に2ウェーブ。ボス戦では、雑魚を気にせずボスのみを倒せばOK。全滅させることを考える必要がないので、集中して攻撃できるのが楽しい

ゲームの進行はスタミナ制! キャラクター育成もシンプル

プレイヤーはゲーム開始時に、2人のキャラクターの組み合わせを3つの中から選択することになる。

追加キャラクターを手に入れる機会はそれなりにあるので、ここは自分の好みで選んでしまって問題ないだろう。

  • ロビン(ナイト、水属性)+レイ(アーチャー、地属性)
  • ラタニャ(ウィザード、火属性)+ロサリン(ランサー、火属性)
  • チャーリー(ウォーリア、火属性)+エナ(ランチャー、地属性)

キャラクターは「友情コイン召喚」「ソウルストーン召喚」「スター召喚」の3種類に加え、ミッションの報酬としても手に入れることができる。

フレンドを加えてバトルを繰り返すだけでもコインがたまっていくので、これは非常にありがたい

また、中には経験値やゴールドに特化した素材用のキャラクターもいて、「タブラゴン」や「ハニービー」は強化素材として使用することでより多くの経験値を、「ピギー」は売却時にさらに多くのゴールドを獲得できる。

なお、「ヒョロロ」は経験とゴールドの両方を増やしてくれる。

メインとなる「冒険」はチャプター形式で、それぞれ複数のミッションで構成されている。

バトルを通じて冒険者レベルを上げると「書斎」や「探検」といったコンテンツや、「ゲリラ」「属性ダンジョン」「アリーナ」「コロシアム」「魔力の塔」といった戦いの場が開放されていく。

それぞれ、チャレンジする際にはいわゆるスタミナが必要となるが、序盤はレベルアップの際に満タンになるので、スムーズに進めていくことができるだろう

キャラクターの育成は、ほかのキャラクターを素材にしてレベルアップを図る「強化」、属性ダンジョンで入手できる結晶でレアリティー(星)をアップする「進化」、そしてエナジーを消費してスキルの効果を上げる「スキル強化」の3種類となっている。

ややこしい要素はあまりなく、このあたりのシステムは非常にわかりやすい。ただし、チーム編成に影響があるコストの上昇には気をつける必要がありそうだ。

階層ダンジョン「魔力の塔」でルーンをゲット!

冒険者レベル10で挑戦可能となる「魔力の塔」は、全30フロアの階層ダンジョンとなっている。各フロアには6つの結界があり、すべてをクリアすると次のフロアに進めるようになる。

6×30で合計180ものバトルが待ち受ける魔力の塔

ここでは、まれに「ルーン」が手に入る。ルーンには「保護」「集中」「猛攻」「迅速」「憤怒」「蘇生」「生命」「飛翔」という種別があり、キャラクターに埋め込むことでさまざまなステータスアップ効果を得ることができる。

さらに、ルーンは6つで1セットとなっており、すべてをそろえると、さらなるボーナス効果が発揮される

ルーン自体も強化することができるので、キャラクターをより強力にしたい場合には、「魔力の塔」の攻略が欠かせないことになりそうだ。

遊びやすさの点では太鼓判!

スマホRPGとしての基本を押さえつつ、非常に遊びやすいシステムに仕上がっている『ナイトスリンガー』。

今回は「アリーナ」や「コロシアム」といったマルチプレイ要素を試すことはできなかったが、1人用のコンテンツだけでもかなり長期間にわたって楽しめそうだ。

ストーリーに絡んでくるNPCたちも個性に富んでおり、ときにはユニットとしてチームに参加してくれることも。

遊びやすさの点では太鼓判を押せる出来栄えになっているので、これから始めるスマホRPGを探しているという人は、ぜひ本作をリリースのタイミングから遊んでみよう!

ホーム画面で表示されるキャラクターたちは独特なデフォルメで、かなりユニークな姿をしていて、なんだか愛着がわいてくる。どんなキャラクターがこの先に登場するのか、個人的にも楽しみだ

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