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第39回黒川塾は「誰にでもわかる! エンタメ的人工知能(AI)考察」をテーマとして8月23日に開催

  • 2016年07月29日

第39回「エンタテインメントの未来を考える会」(黒川塾)は、「誰にでもわかる!エンタメ的人工知能(AI)考察」がテーマ。はこだて未来大学の松原仁氏、電気通信大学の伊藤毅志氏、ゲームAI開発者の三宅陽一郎氏をゲストに迎え、8月23日に開催する。

第39回のテーマは「誰にでもわかる!エンタメ的人工知能(AI)考察」

[以下、リリースより]

「誰にでもわかる! エンタメ的人工知能(AI)考察」

  • 松原仁(はこだて未来大学 教授)
  • 伊藤毅志(電気通信大学 助教)
  • 三宅陽一郎(ゲームAI開発者)
  • 黒川文雄

開催主旨

音楽、映画、ゲーム、ネット、IT、すべてのエンタテインメントの原点を見つめ直し、来るべき未来へのエンタテインメントのあるべき姿をポジティブに考える会です。

開催時期に合わせてゲスト・テーマを決定し、参加者とそれらを共有し、現状分析、動向を研究し、新たな化学変化を起こし、まだ見ぬ方向性、あるべきエンタメ像を創造するものです。

参加者においては、新たな気づき、明日からの活力になる勉強会、企画開催を心がけます。

音楽、映画、ゲーム、ネットワークなど、すべてのエンタメビジネスに精通した「黒川文雄」がナビゲートするエンタメ小宇宙。「エンタテインメントの未来を考える会」(黒川塾)開催決定です。

明日からのエンタメビジネス、自らのライフスタイルへの気付きを与え、与えられる会にしたいと考えます。毎回 多才なゲストを招待しての事例紹介、クロストーク、リスナー参加型の質疑応答形式もあります。

主催・司会 ナビゲーター・コメンテーター:黒川文雄

東京都生まれ。アポロン音楽工業を経て、ギャガコミュニケーションズ(現在のギャガ)にて映画配給宣伝、セガエンタープライゼス(現在のセガ)にてゲーム宣伝を革新的に進化させ、ゲーム内広告を世界で初めて展開。

デジキューブにてゲームソフトのコンビニ流通を開拓、デックスエンタテイメントにてFLASHを用いた世界初のネット型対戦カードゲーム「アルテイル・ネット」を展開、ブシロードにて取締役副社長、製造管理、海外販売、オンラインゲーム開発。NHN Japanにては家庭用ゲームメーカーとの大型の共同タイトルを企画開発、運営まで。

あらゆるエンタメジャンルに精通したメディアコンテンツ研究家であり、本イベント・キュレーター。コラム連載など、多岐にわたる人脈と長年のナレッジの蓄積で新たな地平を切り拓いてきました。参加する皆様方とともに成長をしていきたいと思います。

今回のテーマ今回のテ-マ「誰にでもわかる!エンタメ的人工知能(AI)考察」

人類が創り出したコンピュータが、その創造主である人類を超えることができるのか? その仮説に基づき、歴史のなかで人類は多くの実験とチャレンジを目撃してきました。

その先駆けとなったのは、1996年、フィラデルフィアで開催された、チェス・チャンピオン、ガルリ・カスパロフとIBM製スーパーコンピュータ・ディープ・ブルーとのチェス対戦が挙げられます。

初戦はカスパロフが勝利をおさめ、第二戦は1997年にニューヨークで行われ、ディープ・ブルーが勝利し、人類と人智が人工知能(AI)に敗れた瞬間を目撃しました。

現在に至っても、我々人類は人間の知能や知識、予知を超えた人工知能(AI)に関心を持ちながらも、それらに対して畏怖の念を抱いているようにも思えます。

2016年3月9日 ~ 15日、グーグルの研究部門であるGoogle Deep Mindが開発した人工知能・囲碁「AlphaGo(アルファ碁)」と、韓国のプロ棋士イ・セドル氏が相まみえた五番勝負は、イ・セドル氏が第四局で一矢を報いたものの、4勝1敗でAlphaGoの圧勝に終わりました。

この五番勝負は、人工知能の可能性とその存在を顕示する大きな社会現象となりました。

急速に身近な存在になりつつある人工知能、作曲、脚本構成、有名画家のタッチを再現した絵画複製、マイクロソフト社が導入した人工知能Bot「Tay」など話題には事欠きません。

またゲームコンテンツに於いては、ストーリーの進行、キャラクターの動き、ゲーム全体の総合的なコントロールをバックエンドで行っています。

今回の黒川塾39においては、日本におけるAI研究の第一人者である、はこだて未来大学教授・松原仁、電気通信大学助教・伊藤毅志、ゲームAI開発者・三宅陽一郎をゲストとして招聘します。

現在から未来への人工知能の可能性を識者とともに検証すると同時に、人工知能の持つ強みと弱点、エンタメカテゴリーでのビジネス応用などの可能性や方向性を、皆様とともの考えてまいりたいと思います。

ご参加をお待ちしております。

登壇ゲスト予定

松原仁(まつばらひとし)

1959年東京生まれ。東京大学理学部情報科学科卒。1986年、東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了。工学博士。同大学院工学系研究科博士課程修了。同年、通産省電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所。2000年公立はこだて未来大学教授。2016年、同副理事長。人工知能学会(前)会長。

専門は人工知能、ゲーム情報学。著書に『鉄腕アトムは実現できるか?』など多数。

伊藤毅志(いとうたけし)

電気通信大学情報理工学研究科 助教。デジタルハリウッド大学 客員教授。北海道大学文学部行動科学科卒、ここで認知科学の研究に触れて研究者の道へ進む。

1994年名古屋大学大学院情報工学専攻修了、工学博士。同年電気通信大学に赴任。人間の問題解決、熟達化の研究題材として将棋、囲碁などの思考ゲームの研究を始める。

情報処理学会が行ったコンピュータ将棋プロジェクトでは、2010年に清水市代女流王将と対戦した「あから2010」の開発において合議アルゴリズムを提唱し、導入に尽力した。

コンピュータ囲碁の分野では、UEC杯コンピュータ囲碁大会や電聖戦などのコンピュータ囲碁のイベントを主催している。

近年は、不確定ゲームであるスポーツの戦略にAIを導入する研究とし て「デジタルカーリング」を提唱。また、強いだけでなく対戦して楽しいAIの研究開発やコンテストなども企画している。

三宅陽一郎(みやけよういちろう)

ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程(単位取得満期退学)。

2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。IGDA日本ゲームAI専門部会設立(チェア)、DiGRA JAPAN理事、芸術科学会理事、人工知能学会編集委員。

共著『デジタルゲームの教科書』『デジタルゲームの技術』 翻訳監修『ゲームプログラマのためのC++』『C++のためのAPIデザイン』(SBCr)『はじめてのゲームAI』(WEB+DB PRESS Vol.68、技術評論社)。ゲームAIラウンドテーブル・オン・ツイッターを主催。

最新の論文は『デジタルゲームにおける人工知能技術の応用の現在』(人工知能学会誌 Vol.30, Webで公開)。『ゲーム、人工知能、環世界』(現代思想、青土社、2015/12)

論文、講演資料はブログを通じて公開している。

開催日程

2016年8月23日(火)19:00開場/19:30開始(90分~程度/終了後懇親交流会あり)

開催会場

御茶ノ水 デジタルハリウッド大学大学院 駿河台キャンパス

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F
  • JR中央線 御茶ノ水駅聖橋口より徒歩1分/東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅B2出口直結
  • 公式サイトはこちら

参加費

  • Peatix事前申し込み:3,500円/1ドリンク代込み 軽食あり
  • Peatix事前申し込み:学割3,000円(専門学校・大学など学生証をお持ちいただけた方対象とします)
  • 当日料金:一般 4,000円/学生 3,500円(学生証をご持参ください)
  • デジタルハリウッド在校生割引:2,500円(学生証をご持参ください)

参加申し込み

ぜひ足をお運びください!

あらゆるジャンルのクリエイター、プロデューサー、ディレクター、起業家、営業、販売促進などすべてのポジティブなマインドをお持ちの方を歓迎します。

もちろん、それらの職業のかたに限定するつもりはありませんので、一般のかたも奮ってご参加ください。エンタメ業界に所属していなくても結構です。

ここが何かの「入口」になるかもしれませんし、「出口」になるかもしれません。積極的な参加をお待ちしております。

問合せ先

イベント運営責任者:黒川文雄(メールアドレス