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【コンテンツ東京2016】VRの新しい楽しみ方が盛りだくさん!先端コンテンツ技術展をレポート

6月29日(水)~7月1日(金)の間、東京ビッグサイトでは「コンテンツ東京2016」が開催されている。その中でもVRなどで注目を集める「先端コンテンツ技術展」の様子をレポートしていこう。

VRを利用した新たなアミューズメントを多数体験!

コンテンツ東京2016は、国内外から1,500を超える企業が出展する、日本最大規模の展示会。

今回取材した先端コンテンツ技術展は、自社の最先端技術をアピールする出展者と、それらを取り入れたい来場者とで活発な商談を行うイベントだ。

各企業のブースが所狭しと並ぶ。商談会だけあって、スーツ姿の方を多数見かけた

手軽さが特徴のVRゴーグルが出展

まずは、最新のVRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を紹介していこう。

全体的に軽さ、使いやすさといった手軽な使用感をウリにしたものが多かったことが印象的だ。

IDEALENS K2

クリーク・アンド・リバーから出展されていた『IDEALENS K2』は、他の設備への接続のいらない一体型のヘッドマウントディスプレイ。

つけ心地などの手軽さと、なめらかで美麗な映像を両立させている点が魅力の商品だ。

コンテンツはサイドのパネルで操作可能。イヤホンは別途取り付ける必要がある。お値段はiPhoneくらいを予定しているとのことだ

とにかく軽く(重量295g)、取り付けやすいというのが最初の印象。頭に乗せるイメージで装着が可能。外からの光もしっかり遮断してくれるので没入感も申し分ない

採用されているLEDパネルは120°の広い視野角と、2Kクラスの解像度を持ち合わせている。非常に美麗でなめらかな映像を楽しむことができた。コンテンツに関しては他社のものをどんどん採用していきたいとのこと

ヘッドホン以外はすべてそろっているといえるHMD。筆者としてはバンドがなく、特有の締め付け感がないのが非常に好印象。

全体的に高品質なものに仕上がっていたので期待したい商品だ。

サナリスVRシート、VRBOX

サナリスより発売中の「サナリスVRシート」「サナリスVRBOX」は、組み立て式の簡易VRゴーグルだ。

「簡易的」を特化させたような商品で、イベントなどのゴーグルの大量需要に合わせて作られたもになっている。

画像は「サナリスVRシート」。値段は5,000枚作成で1枚350円ほど。たしかに簡素だがVRを初体験する分にはじゅうぶんな性能

イベントや映画の内容にあわせてデザインを変えられるとのこと。組み立て式のゴーグルならではの魅力といえるだろう

こちらはVRボックス(値段は1,500円から)。いわゆるダンボール式の組み立てられるものとプラスチックの少しリッチなバージョンがある。超多角レンズが使用されており、視野の広さはなかなかのもの

イベントで大量に利用することを目的とした商品。デザインを選べるところなど、その売り方のうまさは目からうろこ。

たしかに簡易的だが、バンドがついていたり、レンズが多角的になっていたりと、プラスアルファの価値を提供しようとする姿勢が見える。

入門用のVRゴーグルとして、おすすめしたい商品だ。

アミューズメント分野で多く利用されるVR技術

今回のイベントでは、数多あるVRコンテンツの中でも、特にアミューズメント分野での利用を目的としたコンテンツが多く出展されていた。

ゲームに合わせてシートが動く!

しのびや.comのブースで展示されていたのは、モーションシート『SIMVR』。

VRのゲームにあわせてシートが上下に揺れるため、ゲームの臨場感をより高めて楽しむことができる。

HTC Viveを装着して、シートに乗り込む。ゲームとシートが一体となって動くので、シューティングゲームなどは本当に操縦しているような感覚を味わえた

SIMVR以外にもコンテンツを作成しているのがしのびや.comの特徴。3台あるシートでは、それぞれ別のゲームを楽しむことができる。さながらゲームセンターのような雰囲気だ

自分でプレイするゲームに対応してシートが揺れるという体験は非常に面白かった。近い将来ゲームセンターなどでお目にかかれそうだ。

VR空間を共有!みんなで同じゲームができるシステム

ソリッドレイ研究所のブースではVR空間を複数人で共有するシステム「オメガシップ」を体験することができる。

3人がそれぞれHTC Viveとコントローラを装着。これによって、VR空間内で同時にゲームをプレイする

ゲームは、いち早く宝のある最上階に到達したプレイヤーが勝ちという内容。急ぐあまり焦って下層に落ちてしまうことが多々ある。こういったところは、相手が見えるゲームならではだ

多人数対戦ゲームのVR版といった内容のブース。VR空間内に他のプレイヤーがいるといった経験はたしかに初めてかもしれない。

対戦ならではの面白さをいち早くVRに導入したコンテンツだ。

極上の疾走感味わえるバイクゲーム

プロトタイプのブースではVRゴーグルを装着してバイクゲームを体験できる。

実際のバイクの動きがVR空間でそのまま再現されているため、バイクに乗った疾走感を非常にリアルに感じることができる。

コントローラー代わりのバイクだが、見た目は本物そのもの。ヘッドホン付きのヘルメットもHTC Viveと絶妙にマッチしている。もともとバイクを手がけている会社ならではのディティールだ

バイクの前方からは風も吹いてくる。風を切ってバイクと一体になる感じが上手に表現されている

バイクゲームという昔からある仕組みのゲームを現代で豪華に蘇らせているブース。ゲームセンターはもちろん、教習所などでも採用できそうだ。

会場に華を添えたコンパニオンたち

最後は、会場で見かけたのコンパニオンの方をまとめて紹介!

コンテンツ東京2016「先端コンテンツ技術展」 概要

  • 開催日程:2016年6月29日(水)~7月1日(金)10:00~18:00
  • 入場料:無料(要招待券)
  • 会場:東京ビックサイト 西1ホール
  • 出展者数:国内外100社(開催前の時点)