5,000円以下で今買えるVRゴーグルのスペック比較と活用ガイド(2016年夏)

  • 2016年06月29日

5,000円以下で今買えるVRゴーグルのスペック比較。また、調整用QRコードの作成方法も併せて紹介。ゴーグルのパフォーマンスを最大限引き出したい方は確認してみてほしい。

2016年夏版VRゴーグルのスペックをまとめて紹介!

2016年夏のVRゴーグルカタログとして、多くの商品の特徴や使用感を紹介してきたが、ここでスペックなどをまとめておこう。

価格はもちろん、対応サイズ、重さや使用感などを比較して、購入の参考にしてみてほしい。

※頭頂部のバンドを外せば軽減する

総合的に高品質なVirtoba X5がおすすめ

最も安価なのは、VR CASEのレンズ付きスマホケースとなった。しかし、こちらはあくまでケースにオプションでレンズが付いているといったものなので、本格的なVR体験は期待できない。

たゴーグルタイプでは、Uvistar VRゴーグルがわずかに安価。没入感もじゅうぶんなので、入門用としては、最もおすすめだ。

そして、あらゆる面で優秀なゴーグルがVirtoba X5。唯一のヘッドフォン一体型かつ、スマホ画面のタッチ操作も可能なので、コンテンツを楽しむ際にもっとも利便性が高い。

その分価格も少し高めだが、それに見合う性能となっているので、迷ったらVirtoba X5にしよう。

ビューワープロファイルでより見やすく

多種多様に出回っているVRゴーグルは、当然ながら、それぞれレンズの焦点距離や位置、調節機能の有無など、さまざまな違いが存在する。

これを補正して、コンテンツを本来の正しい形で見えるようにするためには、各製品のパッケージなどに記載されているQRコードから、ビューワープロファイル情報を読み取る必要がある。

しかし、このQRコードが記載されていないものも多く、今回取り上げたゴーグルでQRコードの記載があったのは、「Virtoba X5」のみだった。

QRコードは、箱やマニュアルなどに記載されていることがほとんど。こちらを読み取ることで、VRコンテンツが手持ちのゴーグルに適した形で表示されるようになる。なお、読み取る際は、Cardboardアプリを利用する

QRコードを自分で作成

QRコードが付いていない場合でも、自分で作成して、コンテンツの表示を補正することが可能だ。

使用するのは、Googleが公開している「Viewer Profile Generator」。

これは、ゴーグルによって違う焦点距離やスマホのセット位置を設定し、Google Cardboard対応アプリで見え方を最適化してくれるツールだ。

ブラウザ上で動作するツールとなっている。スマホでも動作するが、ゴーグルに使用するのとは別のスマホが1台必要になる

説明が日本語にローカライズされていないため、敷居が高く感じるが、図を利用した説明があり、直感的に各項目を調節できるので、難しいということはない。

ここからは、Viewer Profile Generatorの使い方を解説していく。QRコードが付属しているけど、読み取っても見にくいといった場合にも参考にしてほしい。

PCでアクセスしスマホと連動させる

まずは、Viewer Profile GeneratorにPCでアクセス。

さらに、手持ちのスマホで「GETTING STARTED」の2番に書かれたURLにアクセス、もしくはQRコードを読み取ると、コンテンツ調整用の画面が表示される。

PC画面の下部にある各種項目を変更すると、リアルタイムでスマホ画面に反映されていく。スマホの画面を見ながら、PCで調節をするという仕組みだ。

QRコードを読み取るとこのような画面に。これを見ながら、ビューアプロフィールを作成していく

各種項目を設定する

スマホ画面に調整画面が無事表示されたら、各項目を設定していく。すべて英語だが、設定したい項目を選択するとイラストが表示されるので、なんとなくはわかるはず。

各項目の内容を解説していくので、自分のゴーグルやスマホで最適に見えるよう調整していこう。

  • Your Company/Viewer Name
    メーカー名とゴーグルのモデル名を入力する。これは見え方には影響しないので、任意のもので問題ない。
  • Primary button type
    入力方法のタイプを選択する。手持ちのゴーグルの入力方法を選択しよう。
  • Screen to lens distance (mm)
    スマホとレンズ間の距離。ゴーグル側で調節できる場合は、そちらで細かい調節ができるので、中間あたりを入力しておこう。
  • Inter-lens distance (mm)
    左右のレンズ間の距離。こちらもゴーグル側で調節できる場合は、中間あたりを入力しよう。
  • Screen vertical alignment
    ビューア内でスマホが固定される位置。Bottom(下側)・Center(中心)・Top(上側)から選択しよう。ほとんどのゴーグルでBottomとなっている。
  • Tray to lens-center distance (mm)
    上でBottomを選択した場合はスマホのディスプレイの下端からレンズの中心、Topを選択した場合は上端からレンズの中心までの距離を入力。
  • Distortion coefficients
    レンズの通した際のゆがみ具合を調整する。k1は水平方向、k2は鉛直方向についての補正値を入力する。実際にゴーグルをかけて、画面のマス目が垂直に交わるように調節しよう。

QRコードを生成しスマホで読み込む

各設定項目が入力できたら、その下にある「Generate Profile」をクリック。

設定した情報が格納されたQRコードが出力されるので、スマホで読み込めば作業完了。見やすくなったVRコンテンツを存分に楽しもう。

QRコードはPNGもしくはSVG形式で保存できる。いちいちプロフィールする手間が省けるので、作成したら保存しておこう

磁石でタッチ操作を代用可能?

比較表を見るとわかるとおり、ほとんどのゴーグルはタッチ操作をすることができず、VRコンテンツを利用する際に非常に不便。

Bluetooth接続のコントローラーで代用することができるが、使用しているスマホとの相性によっては使えない可能性まである。

その場合、Viewer Profile GeneratorのPrimary button typeで「Magnet」を選択しよう。

スマホの磁気センサーの位置に磁石を近づけたり遠ざけたりすると、タッチと同じ入力がされるようになり、画面をタッチする機構がないゴーグルでもタッチ操作を可能にしてくれる。

磁力のベクトルが短時間で130μT以上変化した場合に、入力と判定される。100円ショップなどで購入できる磁石でもじゅうぶんだ

※GoogleはMagnetによる入力は推奨していない。どうしても必要な場合にのみ活用してほしい