たまねこウォーズ【ゲームレビュー】

『たまねこウォーズ』は、今までにはなかった爽快感あふれる「まとあて」が楽しめる新感覚パズルゲーム。かわいらしい「たまねこ」たちが大活躍する本作の魅力を紹介していこう。

きもちよさが止まらない60秒間!

『たまねこウォーズ』は次々と現れる「まとねこ」をかんたん操作で倒していく、まとあてパズルゲーム。

1回のプレイにかかる時間はちょうど60秒。ちょっとした合間にピッタリのゲームだ

ゲームの舞台になるのは、美しいねこの国「はらぺこ王国」。

プレイヤーはまとあて名人の「たまねこ三銃士」の力を借り、願いをかなえる力をもつ猫「まるねこ」と猫の土地(にゃわばり)を、異次元からやってきた「魔王ニャッツ」から取り戻していくのが目的となる。

必見のオープニングムービーは、多くのCMやPVを手掛ける「AC部」によるもの。シュールで面白く、思わず見入ってしまう内容となっている

タップ&スワイプで味わえる爽快感

本作のメインとなる「まとあて」は、至ってシンプルな操作で楽しめる。

画面をタップすると弾を発射。弾はスワイプや長押しして連射することもできる

操作方法はこれだけだが、本作では制限時間内にいかにハイスコアをたたき出せるかが求められる。

それゆえに、より高得点を取りやすくするための仕掛けがあちこちに用意されている。

まず、狙いとなるまとねこには、周囲と比べて大きい「リーダー」がいることがあり、このまとねこさえ倒せば、いっしょに並ぶまとねこを一掃できるようになっている。

大きさだけでなく、背後が花のようになっているのもリーダーの目印。こちらを優先して狙えば、より効率よくまとねこを倒していける

次に、連続してまとねこに当てていくと増えていくコンボや、画面上側にあるゲージがたまると自動で発動するフィーバーを使えば、まとねこのマトに表示された点以上の点数を稼ぐことも可能。

フィーバー中はステージのようすも変わり、まとねこを倒したときのスコアは3倍にまで上昇する

そして、たまねこ三銃士はそれぞれがスキルをもっている。まとねこを倒していくことで、そのたまねこならではの必殺技を繰り出せる。

初めからいるペコのスキルは「ぴっちちゃっぷランランラン!」。ステージに雨を降らし、すべてのまとねこを倒す強力なスキルだ。まとねこのカットインとスキルによる演出も見もの

さらに、各ステージにはギミックが隠されており、それを利用することでさらなるハイスコアを狙うこともできる。

ギミックのヒントはステージ開始前に確認可能

ギミックに弾を当てると、何らかのアクションがあるので、それを頼りに探してみよう。ギミックが作動すると、高得点のまとねこが飛び出したり、ステージのようすが様変わりしたりしてハイスコア達成のチャンスが訪れる

成長するステージで生産物あつめ!?

本作には「ねこ缶」といういわゆるスタミナのような概念があるが、この個数は一般的なゲームのように時間をかけても回復することはない。

では、どのように回復させるのかというと、クリア済みのステージから生産されたものを「あつめる」ことで回復させていくのだ。

生産されるのはねこ缶だけでなく、ガチャなどに必要な「小判」ということも。ステージによってどちらが生産されるかは決められている

これらの生産物の生産時間は、そのステージにたまねこを「番ねこ」として配置することで短縮され、生産できる最大数はクリアを重ねることで増えていく「にゃわばり度」を一定まで上昇させることで増加し、徐々にステージ自体が成長していく。

クリアしたステージに吹き出しが出たら「あつめる」で生産された物を回収しよう

プレイに必要なねこ缶を回復させるだけでも思い思いの工夫を加えることができ、シンプルな操作性ながらもやり込める要素がきちんと用意されている。

たまねこもすくすく成長

登場するたまねこは、三銃士に選ばれし3匹のみ!……というわけではなく、ガチャで入手可能となっている。もちろん、ステージに挑戦するたまねこは、プレイヤーの好きなように入れ替えられる。

三銃士に限らず、たまねこはどの猫もまとあてが得意なのだろう。「ねこずかん」をみてみると、120種類ものたまねこがいることを確認できた

たまねこたちは、ステージをクリアしたりおやつをあげたりすることによって、その「たまねこ力」を磨いていく。

たまねこ力とは?

数値が上がるほど、まとねこを倒したときのスコアが上昇していく、たまねこのステータスのようなものと考えればいいだろう。

ステージをクリアするとEXP(経験値)を獲得。レベルアップすることで少しずつ強くなる

今回のプレイでは到達できなかったが、たまねこごとに決められた6つのおやつをすべてあげきることで「グレードアップ」という大幅な強化をすることも可能

グレードアップすると見た目が変わり、スキルなども強化されていく

協力プレイやランキング戦も充実

気の合ったプレイヤーとなれる「にゃんとも」。にゃんともとなったプレイヤーとは、2人にだけ課された「にゃんともミッション」を協力して達成することで、さまざまな報酬を得られる。

にゃんともの数だけ多くのミッションにチャレンジできる

また、日ごと、週ごとで切り替わる「ランキング」では、全国のプレイヤーと気軽に競争し合うこともできる。

ランキングごとに指定されたステージのハイスコアで競い合う。チャレンジ券の分だけ再挑戦も可能

毎日コツコツ楽しめる爽快やり込みゲーム

最初に本作を見たときは、かんたん操作で遊べるカジュアルゲームかと思っていたが、プレイし始めてみると数時間のプレイでは底が見えないほど奥深い作品だった。

ステージを進めていくとエリアのボスとのバトルに。ボスバトルでは、ステージとは少し違ったテイストのシューティングゲームのようなまとあてを楽しめる

画面を埋めつくすように現れるまとねこたちを倒していく爽快感はとてつもないものがあり、ストレス解消にはもってこいのゲームとなっている。

手軽に遊びつつもステージに連れていくたまねこはもちろん、紹介したとおりステージにも育成要素があり、ランキングで他プレイヤーとも競い合えるので、時間さえあればいくらでもやり込むこともできる。

ジャンルは「まとあてパズル」とされているが、ただ遊ぶ分にはパズル要素を感じることはほとんどなく、パズルが苦手という方でも存分に楽しめるゲームシステムとなっている。

「もう終わり!?」と感じられる爽快感あふれる束の間の60秒を、ぜひ体感してみてほしい。

なお、本稿作成時点(2016年6月23日)ではまだAndroid版のみの配信だが、iOS版でのリリースも予定されている。iOS版はまだ事前登録を受け付け中なので、気になった方は登録しておこう。

  • 使用した端末機種:Galaxy S6 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

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