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今週末がラストチャンス! イタリアンバルでVR体験が楽しめるVR LOUNGEレポート

自由が丘のイタリアンバル「BAL OTTO」にて、VR体験が無料で楽しめるイベント「VR LOUNGE」が開催中(次回は6月27日開催予定)。スマホ向けからHTC Viveまで、さまざまなVRゴーグルやコンテンツが集結した会場の模様をレポートする。

ORATTAが仕掛けたVRイベントは自由が丘で開催

Oculas RiftやHTC Viveが発売、PlayStation VRが予約開始と、本格的にVRが盛り上がって来ているが、最新技術やゲームに興味がない一般の人にはまだまだ浸透しているとは言い難い。

そんな中、『戦国アスカZERO』などで知られるORATTAのVRなどの研究開発を行う子会社ORATTA Techneが、老若男女が集う街自由が丘でVRイベントを開催している(次回は6月27日開催予定)。

会場はおしゃれな雰囲気のイタリアンバル「BAL OTTO」。食事を楽しみつつVRに触れることができる、これまでなかったイベントとなっている

VRゲームの開発だけでなく、360°動画も含め、VRソリューション事業を展開している、ORATTA代表の上杉健太郎氏。VRの一般の方への認知度、浸透度はまだまだ低いと感じ、カップルや友だち同士で訪れることの多い自由が丘での開催に踏み切ったとのこと。一般の方にもVRを体験してもらいたいと語る

VR LOUNGE開催概要

実施日

  • Vol.1:6月18日(土) 12:00 ~ 17:00
  • Vol.2:6月19日(日) 12:00 ~ 17:00
  • Vol.3:6月26日(日) 12:00 ~ 17:00

場所

BAL OTTO 自由が丘(公式サイトはこちら

その他、詳細はVR LOUNGE特設サイトを確認しよう。

VR×アナログ! VRボードゲーム『アニュビスの仮面』を体験

会場に用意されたコンテンツで、特に目を引くのが、ギフトテンインダストリが手がけた、世界初のVRボードゲーム『アニュビスの仮面』。

VRゴーグルを覗くと、迷路のようなピラミッドの内部が広がっている。360度を見渡して、見えているものを他のプレイヤーに伝え、協力して地図を完成させるのが目的のゲームだ。

VRゴーグルを覗くだけでは完結しない、新感覚のゲームだ。ゴーグルはハコスコとの共同開発で、まさにアニュビスの仮面といった形状。ゲームの世界観へのこだわりが感じられる

スタッフの方を交え早速プレイ。説明役は、的確に周りの景色を伝えることが鉄則だ

VRゴーグルを使った60秒間の地図伝達タイム後は、できた地図が正しいかどうかを話し合う作戦タイム。その後、次のプレイヤーへ伝達役が移り、これを繰り返していく。最終的に、入り口から出口までつながる正確な地図が作れればゲームクリア

最後はスマホを使って答え合わせ。協力して答えを導き出せたときの達成感が気持ちよく、ホームパーティーなどで遊べば、盛り上がること間違いなしのゲームだ

アニュビスの仮面は2~7人でプレイでき、会場では知らない人同士でもいっしょにプレイして盛り上がっているとのこと。1人で遊びに行ってもよさそうだ。

HTC Viveで最高のVR体験も

HTC Viveは、Oculus Riftと並ぶハイエンドVRシステムだが、ハイスペックなPCやプレイする場所の確保など、環境の構築の面でまだまだ敷居が高く、個人で手を出しにくい。

しかし、VR LOUNGEではViveの体験スペースも用意されているので、気軽に現在最高のVRを体験することができる。

こちらがViveのヘッドセット。価格だけでなく、多数のケーブルやモーション感知用のベースステーションを設置するスペースの確保も、個人での購入ではネック

こちらはViveのコントローラー。2つを組み合わせて、ざまざまな動きをゲーム内で実現することが可能となっている

今回プレイしたのは、HTCとViveを共同開発したValve社が配信するミニゲーム集『The Lab』の中の『Longbow』。

迫りくる敵から城門を死守するタワーディフェンス系のゲームだ。

スタッフの方からレクチャーを受け、いざプレイ。スクリーンに映像が映し出されるので、周りの人もプレイを観戦することができた

1人称視点で敵を狙い打つのだが、これがなかなか難しい。両手に持ったコントローラーで、本当に弓を射るような感覚で操作できる

8ステージをクリアすると、なんとドリンクが1杯無料に。ぜひともクリアしたいところだったが、残念ながら7ステージ目でゲームオーバー。今回は自腹で購入するはめに……。

スマホ用VRゴーグルがずらり!

入り口から入ってすぐのスペースには、スマホ用のVRゴーグルがずらりと並ぶ。数多くの来場客が、スマホで手軽に遊べるVRコンテンツを楽しんでいた。

VRコンテンツがインストールされたスマホも用意されているので、手ぶらで行っても問題ない。ちなみに、これらのゴーグルは、3,000~10,000円程度で購入できるもの

こちらは、広角レンズを採用し、広い視野角を実現した「HOMiDO」。スマホ用ゴーグルとしては、抜群の没入感を得られるゴーグル

SumsungとOculusが共同開発したGear VRの姿も。Galaxy S6/S6 edge/S7/S7 edge専用に設計されており、広い視野角でコンテンツを楽しめる。コンテンツがたくさんあるOculus Storeを利用できるのも魅力だ

体験できるコンテンツでは、ORATTAのスマホ向けゲーム『戦国アスカZERO』のVRコンテンツに注目。

今回のイベントのために、特別に制作したもので、本編の城下町を作るパートをVR化。ストアでリリースしておらず、今後の予定も決まっていないため、ここでしか体験できないコンテンツとなっている。

メインキャラクターの咲姫が城下町を歩き回る。操作方法は、スマホ向けVRコンテンツではポピュラーな視線を動かして操作する方式。上杉氏は、VR向けのコントローラーのメインストリームが定まっていないため、ゲーム制作サイドとして悩みどころだと感じているそうだ

こちらの画面を複眼レンズのゴーグルで覗けば、VRコンテンツとして楽しめる。ゴーグルを通して見える映像は、実際に会場へ足を運んで体験してほしい

限定メニューのカレーが美味! 食事をしながらVRを

イタリアンバルで開催されているということで、食事もできるのがうれしいポイント。

中でも、普段は提供されていない限定メニューの挽肉とナスのキーマカレーは見逃せないメニューだ。

生ハムハモンセラーノやポテトサラダ、唐揚げといったつまみも充実。ドリンクはソフトドリンクだけでなく、ビールなどのお酒も用意されている

次回開催は、6月26日(日)の12:00~17:00。

ここまで気軽にVRを体験できるイベントは珍しいだろう。これまで興味がなかった人も、ぜひ自由が丘に足を運んで、VRに触れてみて欲しい。

(C)2016 ORATTA Techne, Inc.  (C)2016 ORATTA, Inc.