『追憶の青』を先行プレイ! 片手持ちでプレイできるアクションRPG

Wright Flyer Studiosの新作アクションRPG『追憶の青』を先んじてプレイする機会を得たので、感想などを交えてその内容を紹介しよう。片手持ちでプレイできる操作性にこだわった横スクロールアクションが、スタミナなしで遊び放題! 仲間と連携コンボが叩き出せるマルチプレイにも注目だ。

豪華スタッフが手掛ける本気のベルトスクロールARPG

『消滅都市』でも知られているWright Flyer Studios(以下、WFS)の新作スマホゲーム『追憶の青』は、片手持ちで操作が可能な2Dの横スクロールARPGだ。

2015年9月の発表から非常に注目を集めている本作だが、6月にはクローズドβテストも実施され、一部のユーザーが実際にプレイしてその出来栄えに驚いているようだ。今回は事前登録の開始に合わせ、本作を実際にプレイして分かったゲームの内容をレポートする。

イメージイラストを担当しているのは、『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみの天野喜孝氏。ここからも、本作にかける開発チームの本気度を感じ取ることができる

まず目を引くのは、やはり戦闘画面。横スクロールアクションといえば、スマホ本体をゲームコントローラーのように横に持つイメージが強いが、本作は縦画面かつ片手持ちでプレイするスタイルなのが大きな特徴だ。

タッチおよびスワイプする場所は画面のどこでもOK。直感的に攻撃や回避ができる。最大で3人が同時参加できるマルチプレイが熱い!

ストーリーは、大国に挟まれた小さな独立国である「ヴァインランド」に住む青年「フリオ」を中心に描かれる。

ヴァインランドに存在する魔石の力をめぐり、両大国の思惑に主人公を含むヴァインランドの人々が巻き込まれていく。

印象的なキャラクターのビジュアル。一見すると3Dだが、実は2Dで描かれているキャラクターたちによる駆け引きも見逃せない

また、本作ではすべてのコンテンツでスタミナ制度が排除されているので、好きなときに好きなだけ遊べるのも大きな魅力となっている。

片手で直感的な操作ができるバトルシステムに注目

本作のバトルは、片手で手軽に操作できるのが特徴だ。画面をスワイプするとキャラクターが移動し、タップで攻撃をする。

画面の奥や手前に移動することもできる。また、連続でタップすれば簡単にコンボが繰り出せるので、基本操作は非常にシンプルだ

上にフリックするとジャンプ、左右と下にフリックするとステップする。さらに斜め方向にフリックすれば、ジャンプやステップの方向を微調整することもできる。

操作性はなかなか良好で、指の位置を気にせず、敵の動きに合わせて直感的にキャラクターを操作できるといった印象だ。

画面に登場して操作することになるのは1人だけだが、パーティーには最大で3人のキャラクターを編成できる。そして、戦闘中の好きなタイミングで交代させることが可能だ。

また、バトルにフレンドを連れていくとAI操作のキャラクターが追加されて、いっしょに戦うことができる。

スキルボタンをタップすると、MPを消費して必殺技を繰り出す。MPは通常攻撃をヒットさせると回復。画面の下にあるキャラクターアイコンをタップすると、そのキャラクターと交代することができる

さらに、画面左下にある魔石ゲージが満タンになると、最強の攻撃である「魔石解放」が使えるようになる。魔石ゲージは、敵にスキルを当てることでたまっていく。

魔石解放を行うと、キャラクターのカットインとともに強力な必殺技が発動する。魔石ゲージは時間経過でどんどん減少するため、なかなか発動するのが難しかった

4つのジョブを使い分けてバトルを勝ち抜こう

プレイヤーが操るキャラクターには、戦い方や役割の異なる4つのジョブがある。ジョブによって、攻撃速度だけでなく移動速度にも違いがあり、使い心地には大きな差があった。

そして、キャラクターによって使えるスキルが異なるので、ジョブだけでなくキャラクター自体の選択も重要だ。最初はいろいろなキャラクターを試してみよう。

ナイト

HPや防御力などの耐久面に優れたジョブ。長剣を扱えるのでリーチも長く、万能ジョブといった印象。移動速度もそこそこで、初心者でも扱いやすい。

主人公のフリオもナイトの1人。フリオの場合はスキルがすべて突き攻撃なので、横方向の攻撃に特化しているといえる

ファイター

攻撃速度に優れたジョブ。拳や蹴りで戦うのでリーチは全ジョブの中で最も短いが、攻撃速度がかなり速く、ダメージ効率はいい。移動速度も速いので、敵の攻撃を回避しやすい。

フリオの従者であるロビンはファイターだ。アッパーや飛び蹴りで、敵をまとめて吹っ飛ばせる。槍などの武器を持った敵に遠くから攻撃されないように立ち回ろう

マジシャン

攻撃力と攻撃範囲に秀でたジョブ。広範囲に攻撃できるスキルが強力な代わりに、耐久力はあまり高くない。いつでもスキルを使えるようにMPはしっかり管理しよう。

通常攻撃ではロッドから弾が飛び出して、離れた場所にいる敵にもダメージを与えることができる。多数の敵に囲まれないように距離を保って戦おう

プリースト

回復や補助のスキルが使えるサポート特化のジョブ。攻撃性能はかなり低いのでソロにはあまり向かないが、高難度のマルチプレイでは重宝されそうだ。

回復スキルを使うと、プリーストの足元に魔法陣が発生して、その上に乗っているキャラクターのHPが回復する

最大3人が参加できるリアルタイムのマルチプレイ

本作で特に注目したいコンテンツの1つが、最大3人のプレイヤーで共闘が楽しめるマルチプレイだ。ほとんどのクエストでマルチプレイができるので、どんどん参加してみよう。

ユーザーランクが5になると、タウンにあるクエストボードでパーティーの募集や参加ができるようになる。タウンには自分だけでなくほかのプレイヤーもいて、チャットを楽しむことも

それぞれのプレイヤーが、1人ずつキャラクターを操作する。同時に3キャラクターが戦闘に参加するので、通常のバトルよりもコンボがつながりやすく、爽快感が大幅にアップする

難しいクエストでは強力な装備やアイテムを獲得できることもあるので、仲間と協力して攻略や周回プレイするのがおすすめだ。

自分たちの何倍もありそうな巨大なボスが登場するクエストもある。耐久力の高いナイトで攻撃を引きつけて、仲間が後ろから攻撃するなど、戦略的で熱いバトルが楽しめる

クエストで素材を集めて潜在能力を解放

本作ではキャラクターのレベルアップ以外に、能力解放という強化システムがある。能力解放では、ボードの上にあるマスを専用アイテムでアンロックして、そのキャラクターのステータスを上げていく。

上げたいステータスによって必要なアイテムが異なる。また、ガチャでキャラクターがダブったときに手に入るアイテムで、レベルの限界突破もできる

ステータスアップに必要な素材アイテムは、通常のクエストでも手に入る可能性があるほか、非常に効率的に入手できる曜日クエストもある。

試しに曜日クエストに行ってみると、かなりたくさんの素材アイテムがドロップした。スタミナ制ではないので、キャラクターの能力解放は思ったよりもサクサク進められそうだ

格闘ゲームのようにコンボをつないでいくのが楽しい『追憶の青』。新たに始まった事前登録を申し込んで、ぜひ本作ならではの面白さを味わってもらいたい。

(C)Wright Flyer Studios

※テスト段階の内容のため、実際のサービスと異なる場合があります。