シャープのスマホAQUOS新製品をレポート! カトパンがEMOPAと旅をする!?

本日6月2日、スマートフォンAQUOSの新製品説明会および新CM発表会が開催された。CMに出演した加藤綾子さんも魅了された新生AQUOSの新機能を、会場の様子とともにお届けする。

スマホ4機種+ガラケー1機種が登場!AQUOSが活きる力を起動する

説明会は、シャープのコンシューマーエレクトロニクスカンパニー通信システム事業本部パーソナル通信事業部商品企画部部長の林孝之氏による、シャープが推進するココロプロジェクトの説明からスタート。

モノのインターネット(IoT)に人工知能(AI)を加えるココロプロジェクトが進行中。IoTの先を行くAIoTを進め、知性を持ち愛着を生み出させる製品を開発している

ココロプロジェクトで開発された機器・機能・サービスには、ハートマークのような共通のコンセプトマークで統一プロモーションがなされる。スマートフォンのAQUOSに搭載される人工知能「EMOPA」もその1つだ

EMOPA(エモパー)とは?

シャープ製の家電製品に搭載されている人工知能「ココロエンジン」をベースに、スマホのために新しく作られた人工知能。生活のシーンに応じて、あいさつや天気などを話しかけてくれる。

話しかけるだけでメモを取れるエモパーメモでは、予定を話しかけておけば後でエモパーが知らせてくれて忘れずに済むなどの実用性もあり、生活において役立つ存在。

Ver4.0では、ヘルスケア機能も実装。株式会社タニタの体組成計とも連動し、健康管理にまで関わることができるようになった。

国内主要3キャリアでフラッグシップ機が発売

今夏発売されるAQUOSシリーズは、国内主要3キャリアでフラッグシップ機が1種ずつ、auよりミッドクラス機が1種とガラケーが1種の計5機種。

フラッグシップ3機種はほぼ同一

各キャリアで発売されるフラッグシップ機は以下のとおり。

  • AQUOS ZETA SH-04H(ドコモ)
  • AQUOS Xx3 506SH(ソフトバンク)
  • AQUOS SERIE SHV34(au)

これら3機種のデザインと仕様はほとんど同一。主な違いは、対応する通信方式、それによる連続通話/待受時間だ。

会場に展示されたフラッグシップ3機種。実際に手に持った感じは、どれもまったく同じ印象

また、ZETAとXx3は端末を持って画面ON、タッチでロックを解除する機能を搭載するのに対し、SERIEのみ端末を持って画面を見るだけでロックを解除することが可能だ。

ZETAとXx3はタッチで、SERIEは見るだけでロックを解除できる。SERIEは質量も約2gと、わずかながら軽く、差別化が図られているようだ

とはいっても、端末の性能面ではまったくの互角といってもいいので、購入を検討している人は、料金プランなどのキャリア面からどれにするか決めよう。

主なスペックを以下にまとめておく。

  • サイズ
    約149(高さ)×73(幅)×7.6(厚さ)mm
  • 質量
    約155g(SERIEのみ約153g)
  • OS
    Android™ 6.0
  • CPU
    Qualcomm Snapdragon 820(MSM8996)2.2GHz(デュアルコア)+1.6GHz(デュアルコア) クアッドコア
  • 内蔵メモリ
    ROM 32GB/RAM 3GB
  • 外部メモリ
    microSDXC 最大200GB対応
  • バッテリー容量
    3,000mAh
  • ディスプレイ
    約5.3インチ
    ハイスピードIGZO 120Hz駆動
    1,080×1,920ドット フルHD
    広視野角/S-PureLED
  • 通信通話機能
    VoLTE:対応
    Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
    Bluetooth:4.2
  • 防水/防塵
    IPX5・IPX8/IP5X
  • アウトカメラ
    約2,260万画素 CMOS 裏面照射積層型
    約0.4秒高速起動
    約0.02秒ハイスピードAF
    F1.9の明るいレンズ
    GR certified(リコーイメージングによる画質認証プログラム)
    光学式手ブレ補正
    リアルタイムHDR
  • インカメラ
    約500万画素 CMOS 裏面照射型
    広角レンズ
    美肌補正
    レンズ補正
    セルフタイマー
    手鏡モード(60fps)
  • エモパー
    Ver4.0

RAMが3GBながらも、SoCは今夏の各社フラッグシップモデルに採用されているSnapdragon 820を搭載。

現行最上位のチップで、ゲームも快適に動作するだろう。

その他、Ver4.0になりヘルスケア機能が追加された人工知能「エモパー」や、残像を抑えてなめらかに画面をスクロールできるハイスピードIGZO、就寝時間になるとブルーライトをカットするリラックスビューなど、生活に密着した機能が特徴だ。

エモパーVer4.0でヘルスケアに対応。1人では続けるのが苦しいダイエットも、エモパーが支えてくれそうだ

ハイスピードIGZOディスプレイのおかげで、スクロールが滑らか。いっしょに展示されていた昨年のモデルと比較すると、違いを感じやすかった

ブルーライトは良質な睡眠の妨げになる要因。AQUOSなら、使用者の生活リズムを学習して、就寝時間が近づくと、自動的に目に優しい画質になるという

auからはミッドシップ機AQUOS UとガラケーAQUOS Kも発売

auのみ取り扱うミッドシップ機AQUOS U SHV35は、フラッグシップ3機種と比べると、本体およびディスプレイサイズや、搭載するCPUなどが、ひと回り控えめな端末。

フラッグシップ機に比べ、厚さがあるものの、高さと幅がひと回り小さいため、手に収まりやすい形状。5インチ級の端末ながら、手の小さめの人でも扱いやすそうだ

ただし、IGZOディスプレイによる省エネ性能や、エモパー、リラックスオートなど、多くの機能は共通している。

主なスペックは以下のとおり。

  • サイズ
    約141(高さ)×71(幅)×8.3(厚さ)mm
  • 質量
    約128g
  • OS
    Android™ 6.0
  • CPU
    Qualcomm® Snapdragon™ 617(MSM8952)1.5GHz×4コア+1.2GHz×4コア
  • 内蔵メモリ
    ROM 16GB/RAM 2GB
  • 外部メモリ
    microSDXC 最大200GB対応
  • バッテリー容量
    3,010mAh
  • ディスプレイ
    約5.0インチ
    IGZO
    1,280×720ドット HD
    広視野角/S-PureLED
  • 通信通話機能
    VoLTE:対応
    Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n
    Bluetooth:4.2
  • 防水/防塵
    IPX5・IPX8/IP5X
  • アウトカメラ
    約1,310万画素 CMOS 裏面照射積層型
    HDR
  • インカメラ
    約500万画素 CMOS 裏面照射型
    広角レンズ
    美肌補正
    レンズ補正
    セルフタイマー
    手鏡モード(60fps)
  • エモパー
    Ver4.0

構えるだけで、花火がもっとも開いた瞬間を撮影できる花火撮影モードや、端末をひねるだけでアプリを切り替えれるツイストマジックを搭載。もちろん、これらの機能は、フラッグシップ機にも搭載されている

唯一のガラケー端末のAQUOS K SHF33は、ガラケー初となるエモパーを搭載。

ガラケーユーザーにも、生活のさあsdまざまな場面で話しかけてくれる人工知能を体験できるようになった。

スマホと同様に、エモパーが話しかけてくれる。防水・防塵対応や、ダイナミックレシーバーによる快適な通話など、携帯電話としての機能は十分

なお、発売日は、フラッグシップ3機種は6月上旬、AQUOS UおよびKは6月下旬となっている。

CMにはカトパンが出演

これらの新機種のCMに、今年4月にフジテレビを退社し、フリーアナウンサーとなった加藤綾子さんが出演。

トークセッションでは、フリーに転身して今後やってみたいことや、AQUOSの新機種の感想で盛り上がった。

フリーになって、朝に時間の余裕ができたという加藤綾子さん。AQUOSは写真をきれいに撮れるところが気に入っているとのこと

今後やってみたいことを聞かれると、「EMOPAと旅へ」との回答。平日にふらっと国内旅行に行きたいようで、EMOPAがいれば1人じゃないみたいと、会場の笑いを誘った

発表会が開催された本日6月2日は、ローズの日ということで、EMOPAのロゴが入ったローズオブジェが贈呈された

放映されるCMは、「あわただしい平日篇」と「充実のオフ篇」の2パターン。放映は6月3日(金)より開始される。

「あわただしい平日篇」は、アナウンサーらしい多忙な生活が描かれる。忙しい日々も、EMOPAといっしょなら乗り切ることができそうだ

「充実のオフ篇」では、外食、ショッピング、ランニング、ピアノ、美術館など、非常に充実した休日の中で、スマホと人のつながりが表現されている

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