視界だけでなく、体感も追求したVRアトラクション
今までは、VRゴーグルのみを使った「視界だけのVR体験」が多かったが、今回のメーカーズエリアでは筐体や椅子などにも動きを持たせ、体全体で仮想現実を体験できるコンテンツが増えていた。
今回紹介する3タイトルも、衝撃や振動、そして実際に体を動かすことで、よりリアルな感覚で、仮想現実を体験することができる。
VR鉄道運転室 トレインマイスター
山手線の運転手を仮想体験できるVRコンテンツ。専用コントローラー付きの筐体は、VR内での電車の揺れに合わせて振動する。
鉄道マニアなら、自宅に1台ほしいと思うレベルの代物だ。
駅に到着すると、乗客が増減するのもリアルに再現。運営の方は、「ゆくゆくは急停車をすれば乗客も動くなど、体だけでなく、『運転手の心』もVRで体験できるようにしたい」と話す。
VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト
美少女アンドロイドといっしょに巨大ロボットに搭乗し、敵と空中戦を繰り広げるという、筆者のようなおっさん世代の心をくすぐりまくるVRコンテンツ。
『アーガイルシフト』も、コントローラー付きの筐体で操作する。両手のパッドで機体の傾きを操り、パッドについたトリガーを引くと、バルカンで攻撃する。
ここで美少女アンドロイドを紹介! といきたかったが、今回、ゲーム画面の撮影許可が降りなかったため、お見せすることができなくなってしまった。
ゲーム内の流れは、テストパイロットとしてロボットに搭乗したプレイヤーが、移動中に敵と遭遇。撃退した後、目標地点に到達するも、そこはすでに敵の集団が……といった内容。
体験時間は10分程度だが、かなり濃密な内容なので、ロボットと美少女が好きな人は、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。
マブラヴVR
PCゲーム『マブラヴ オルタネイティブ』の世界観を再現。敵であるBETAと、生身でバトルすることができる。
こちらは筐体は使わず、左右に持った2つのコントローラーで攻撃と移動を行う。
ゲーム内では、見上げるほどの巨大な敵BETAが大量に出現。それらにマシンガン1丁で立ち向かうという、かなり絶望的な状況でスタートする。
『マブラヴ オルタネイティブ』をプレイした人ならわかると思うが、BETAの姿はかなりグロテスク。それらが、自分めがけて一気に突進してくる様は、かなり強烈だ。
また、マシンガンで攻撃し、BETAが血しぶきをあげながら倒れていくところも、リアルさを追求している。文字どおり血まみれの展開になるので、その手のシーンが苦手な人は注意しておこう。
Merge VR
VRアトラクションズでは、アメリカのMerge Labs.が開発したVRゴーグル「Merge VR」の展示と試遊も行われていた。
Merge VRは、スマートフォンを差し込むタイプのVRゴーグル。「Google Cardboard」のように、VRのアプリやゲームをスマートフォンにダウンロードして、楽しむことができる。
まだ日本では発売されていないが、Amazonなどのネットショップでは購入できるとのこと。
ニコニコ超会議2016 開催概要
- 開催日:2016年4月29日(金・祝) 10:00 ~ 18:00
- 会場:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1) 国際展示場1~11ホール、イベントホール
- 主催:ニコニコ超会議 実行委員会
- 超特別協賛:NTT
- 特別協賛:SUZUKI 大和証券
- 協賛:日本航空株式会社
- イカス号協賛:任天堂株式会社
- 後援:総務省 農林水産省 防衛省 文化庁 千葉県 千葉市 WORLD COSPLAY SUMMIT
- 入場券:【前売券】1,500円 【当日券】2,000円 【2日間通し券】2,500円(前売販売のみ)
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