【ニコ超】VRで超高速戦闘を追体験など4タイトル一気レポート! (超VRアトラクションズ)

「超VRアトラクションズ」のメーカーズエリアには、最先端のVRアトラクションが集合している。このレポートでは、山手線を運転できる「VR鉄道運転室 トレインマイスター」や巨大ロボを操縦できる「VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト」、人気ゲームのバトルを再現した「マブラヴVR」をまとめて紹介する。

視界だけでなく、体感も追求したVRアトラクション

今までは、VRゴーグルのみを使った「視界だけのVR体験」が多かったが、今回のメーカーズエリアでは筐体や椅子などにも動きを持たせ、体全体で仮想現実を体験できるコンテンツが増えていた。

今回紹介する3タイトルも、衝撃や振動、そして実際に体を動かすことで、よりリアルな感覚で、仮想現実を体験することができる。

VR鉄道運転室 トレインマイスター

山手線の運転手を仮想体験できるVRコンテンツ。専用コントローラー付きの筐体は、VR内での電車の揺れに合わせて振動する。

鉄道マニアなら、自宅に1台ほしいと思うレベルの代物だ。

案内板にいるキャラクターは、ゲーム内で操作や攻略法などをプレイヤーに教えてくれる。ただ、ホームの雑踏などの音で、よく聞き取れないときもあった

実際に操作しているシーン。操作方法は簡単で、左手のバーで電車のスピードを操るのみ。右手でつかんでいるのは、特に意味はない

小心者の筆者は、安全運転で次の駅まで完走。しかし、加減速が多すぎて、経済的ではないという評価をもらってしまった……

駅に到着すると、乗客が増減するのもリアルに再現。運営の方は、「ゆくゆくは急停車をすれば乗客も動くなど、体だけでなく、『運転手の心』もVRで体験できるようにしたい」と話す。

VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト

美少女アンドロイドといっしょに巨大ロボットに搭乗し、敵と空中戦を繰り広げるという、筆者のようなおっさん世代の心をくすぐりまくるVRコンテンツ。

筆者のようなおっさん世代の心をくすぐりまくる内容に、かなりの期待をしていた

『アーガイルシフト』も、コントローラー付きの筐体で操作する。両手のパッドで機体の傾きを操り、パッドについたトリガーを引くと、バルカンで攻撃する。

ここで美少女アンドロイドを紹介! といきたかったが、今回、ゲーム画面の撮影許可が降りなかったため、お見せすることができなくなってしまった。

操作中の様子。VR空間内では、すぐ左横にアンドロイドがいる。誰が見ているわけではないが、意味もなくチラチラと見てしまうため、かなり挙動不審だったと思う

ゲーム内の流れは、テストパイロットとしてロボットに搭乗したプレイヤーが、移動中に敵と遭遇。撃退した後、目標地点に到達するも、そこはすでに敵の集団が……といった内容。

体験時間は10分程度だが、かなり濃密な内容なので、ロボットと美少女が好きな人は、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

案内役のお姉さん。最初、耳元で『アーガイルシフト』について優しく説明してくれる。VRではないが、そちらもなかなか聞きごたえがあった

マブラヴVR

PCゲーム『マブラヴ オルタネイティブ』の世界観を再現。敵であるBETAと、生身でバトルすることができる。

こちらは筐体は使わず、左右に持った2つのコントローラーで攻撃と移動を行う。

利き手に持ったほうが武器になる。また、もう一方のコントローラーで移動したい地点を指し示すと、ゲーム内のキャラクターがその地点にワープする

ゲーム内では、見上げるほどの巨大な敵BETAが大量に出現。それらにマシンガン1丁で立ち向かうという、かなり絶望的な状況でスタートする。

廃屋のような基地からスタート。宙に浮いている銃が、唯一の武器だ

『マブラヴ オルタネイティブ』をプレイした人ならわかると思うが、BETAの姿はかなりグロテスク。それらが、自分めがけて一気に突進してくる様は、かなり強烈だ。

また、マシンガンで攻撃し、BETAが血しぶきをあげながら倒れていくところも、リアルさを追求している。文字どおり血まみれの展開になるので、その手のシーンが苦手な人は注意しておこう。

最後は、戦術機まで登場。圧倒的な力で、BETAを蹴散らしてくれる

Merge VR

VRアトラクションズでは、アメリカのMerge Labs.が開発したVRゴーグル「Merge VR」の展示と試遊も行われていた。

Merge VRは、スマートフォンを差し込むタイプのVRゴーグル。「Google Cardboard」のように、VRのアプリやゲームをスマートフォンにダウンロードして、楽しむことができる。

材料に、ゴムのような弾力性を持った軽量発泡体を使用。メガネをかけていても、無理なく装着することができ、締め付け感もなかった。また材質から、落としたぐらいでは壊れることはほとんどなく、衝撃にも強い

画面上部にあるスイッチは、ゲームプレイ時のボタンになる。また、ここをスライドさせて、目と目の間隔を調整することも可能

まだ日本では発売されていないが、Amazonなどのネットショップでは購入できるとのこと。

ニコニコ超会議2016 開催概要

  • 開催日:2016年4月29日(金・祝) 10:00 ~ 18:00
  • 会場:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1) 国際展示場1~11ホール、イベントホール
  • 主催:ニコニコ超会議 実行委員会
  • 超特別協賛:NTT
  • 特別協賛:SUZUKI 大和証券
  • 協賛:日本航空株式会社
  • イカス号協賛:任天堂株式会社
  • 後援:総務省 農林水産省 防衛省 文化庁 千葉県 千葉市 WORLD COSPLAY SUMMIT
  • 入場券:【前売券】1,500円 【当日券】2,000円 【2日間通し券】2,500円(前売販売のみ)

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
(C) 2016 Merge Labs, Inc. All rights reserved.
(C)2003 ACID / (C)2016 ixtl All rights reserved.