PAC-MAN 256 - 迫るバグから逃げろ！次世代エンドレスパックマン！-【ゲームレビュー】

田中尚道
2015年08月26日

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往年のゲーマーにはなじみの深いキャラクター「パックマン」を題材にした新機軸のゲームが登場。時間の経過とともに崩壊する迷路の先へエンドレスに進みながら、さまざまなパワーアップアイテムでゴーストを撃破していこう！

まさしくエンドレスに続くパックマンの逃避行！
15種類以上の強力なパワーアップでハイスコアを狙え

80年代にアーケード用ゲームとして登場し、世界で最も有名なキャラクターと当時はいわれた『パックマン』。日本での展開は久しく限定的なものだったが、アメリカでは現在に至るまで絶大な人気を誇っている。その『パックマン』が、ゴーストを避けながらクッキー（エサ）を食べていくという基本システムはそのままに、新機軸のゲームとして生まれ変わった。

シンプルながら非常にわかりやすいキャラクターのパックマン。口から発射されているのは、本作にて新たに追加されたパワーアップアイテムのLASERだ

延々と続く迷路を進むパックマンが、強力なアイテムでさらにパワーアップ

初代『パックマン』は、ゴーストに捕まらないように移動しながら、マップ内のクッキーをすべて食べることができればクリアとなるステージクリア型ゲームだった。しかしながら本作は、ゴーストを避けながらクッキーを食べていくという部分は同じでもステージクリア型ではなく、エンドレスに1つのステージを進んでいくという形式に変更されている。

また、食べればゴーストを撃退できるようになるパワークッキーに加え、進行方向にレーザーを発射し続けるLASER、ゴーストの動きを遅くするFREEZE、ゴーストを踏み潰せるようになるGIANTなどのパワーアップアイテムが新たに用意されている。

ゴーストを倒せばポイントを獲得できるのは、パワークッキーもパワーアップアイテムも同じ。しかし、徐々に崩壊していく迷路によって、敵を引き付ける余裕は存在しない！

時間制限はないものの徐々にマップが崩壊！

マップ内のクッキーをすべて食べる必要はないが、マップが画面の下側から少しずつ崩壊していくのが本作の大きな特徴となっている。そのため、パックマンはひたすら上方向へ逃げなければならない。この新たな要素が曲者で、画面がスクロールすることによって、見えない先のゴーストとバッタリ出くわしてしまうという場面が多発する。特に、後ろから追われている状態で前にもゴーストが現れてしまうと挟み撃ち。あえなく撃破されてしまう。

パワークッキーをゲットして、モンスターを追い回すことに夢中になっていると……

実は本作は、縦画面でも横画面でも遊ぶことができる。そして、縦横で見える範囲が変わるのが独特な戦略性に寄与している。どちらで遊ぶのもプレイヤーの好みだが、個人的には縦画面の方が遊びやすい気がした。なお、プレイ中でも端末を持ち変えれば画面が切り替わる。

パックマンは正面に向かってまっすぐ進むが、方向転換は曲がりたい方向にスワイプすればいい。スワイプするのは画面内のどこでもOKだ。

開始地点での縦横画面の違いがこちら。見える範囲の違いがお分かりいただけるだろうか

パワーアップアイテムを強化する成長要素も

パックマン自体が成長することはないが、LASERなどのパワーアップアイテムは強化することができる。これにより、各アイテムの効果時間が延長されたり、取得ポイントが上昇したりする。なお、強化にはコインを必要とするが、これはマップに落ちているものを拾ってためていく。さらに、課金することで取得コインを倍増させることも可能だ。パワーアップアイテムは最初からすべて使えるわけではなく、食べたクッキーの数で1つずつ開放されていく仕組みとなっている。

15種類以上のパワーアップアイテムが存在するが、一度に装備できるのは最大3種類。強化には若干の時間が必要で、強化を進めている最中には装備できないことに要注意

ゲームの開始地点は毎回同じで、マップによって装備品を変更することで有利になるといった要素はないので、パワーアップアイテムは好みで選ぶといい。ゲームに慣れてくるにつれて必然的にスコアを意識することになるが、そんなときはゴーストを倒すことでスコアアップが見込めるアイテムを優先して装備するなど、自分なりにアレンジを加えるといいだろう。